都内に住んでいる伯母の家に行ってきました。
伯母は母の姉に当たる人で、ことし92歳です。
大正7年生まれの伯母は、ほとんど着物で過ごしてきた人なので、着物で出かけるのがなんとなく恥ずかしかったのですけれど、黒っぽい紬の袷を着て、帯はちょっと涼しそうなレースのアップリケ(?)が入った帯にしました。
この帯はさとさんからのいただきものなんですけれど、お太鼓の形のところにちゃんと折った跡がついているので、柄あわせが助かりました。さとさんもきっと何回も着たお気に入りだったのでしょうね。
帯揚げはネットで買った激安のものです。
伯母は大手術をしたというのに、とても元気で頭もクリアーなので、驚きました。
伯母は、私の着物姿を見たとたん、
「まぁ、○○○(母の名前)にそっくりじゃないの」と言って、喜んでくれました。
おまけに「とても着物がきれいに着れているわよ。帯と着物も合っているし、それに実際の年よりも若く見えるわ。これからもどんどん気軽に着物を着てみてね」と言われて、お世辞半分としてもとても嬉しくなりました。
おまけに伯母は小学生の時から三味線をしていたそうで、私が「今、小鍛冶を仕上げたところなんです」というと、「あら、あれは短い曲だからいいわよ」なんて言うんですよ。私にしてみれば15分もかかる大曲なんですけどね。でも80歳で国立劇場の舞台に出たとかいう話を聞くと、尊敬してしまいますね。30分もかかる長い曲を暗譜するので、ぼけていられないのかもしれませんね。
そんなこんなで久しぶりに伯母と会えて、またいとこ夫婦達やいとこの子供(と言っても若い起業家なんですけれどね)にも会えて、楽しい休日となりました。
8 件のコメント:
伯母様、尊敬します☆
手本にしたいような方ですね。としちゃんの「和」がお好きなのも、きっとお血筋ですね(^^)v伯母様も、自分と同じ長唄をやられている姪御さんに目を細められている様子が目に浮かびます。素敵な記事を有難うございました。
まぁ、92歳ですか。お元気で頭もしっかりしていらしゃるとは、素晴らしいですね。秘訣を伺いたいくらい。
としちゃんの着物姿、今回も素敵です。
伯母さまの言葉、けっしてお世辞じゃないと思いますよ。姪のきれいな着物姿を見て、きっと嬉しかったのでしょう。
写真も楽しいですね。あ~あ、こんなふうに撮るんだって。
すっかり着物が板についてきましたね。
今度お会いする時は和服かしらと思って
しまいます。
それにあっという間にたくさんあって・・
着物と帯をどう組み合わせるかが
ポイントなんでしょうね。となると
帯もいくつか必要になってしまいますね。
私も母の着物を取っといてもらおうかと
思いました。(笑)
延千代さん、こんにちは。伯母と会ったのは久しぶりでした。長唄をやっているのは知っていましたけれど、私自身に興味がなかったころは、そういう話をしたことがなかったんですけれど、今回は共通の話ができてよかったですね。
マサさん、伯母は大腸がんの手術をして、悪いところをとってしまったので、すごく元気になりましたね。昔から口が達者だったんですけれど、衰えていないですね。おしゃべりなのがいいのかもね。マサさんのお母様もきっとお元気で長生きすると思うわ。
カンカン、そうよ、お母様のもの、絶対にとっておいてもらったほうがいいわ。私など全部処分してしまって、今になってみると、もったいないことをしました。帯は妹がカナダに持っていって、和食料理の店でテーブルセンターにしているそうですけど。
着物の組み合わせはまるで分からないので、お店の人に「超初心者なんですけど」と言って、何でも聞いてしまいます。親切に教えてくれますよ。
としちゃんの伯母さまは素晴らしいわねぇ~
92歳でそれだけしっかりされてるなんて!
人間はどこで差がつくのかしら?
私もあやかりたいものです(笑)
着物と帯素敵ですね。
しっくりすごく良くあってます♪
さとさん、この帯、夏向きでいいですね。ローズ色がお好きだったのかしら。これから出番が多くなると思いますよ。
伯母は終戦の年のことを良く覚えていて、すごく暑かった年だと言っていましたね。そういう実体験をした人もだんだん少なくなってくるので、今のうちにいろんな話を聞いておきたいと思いますね。
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