ここでは、奈良県生駒市にある着物のお店「なかむら」▼さんと、インドの布を扱っているKocariさんのコラボ展『Style Japandia』 が開かれていました。
というのも、お知らせにあった青い模様の帯が、私が常滑のタイル博物館で見た青いタイルの扉とあまりに似ているので、とても心惹かれるものがあったからなのです。
常滑にある世界タイル博物館のタイル。
こちらが帯も柄を連想した青いタイルのゲート。
写真では見えていませんが、上の部分が丸くアーチのようになっているところが、帯の絵柄とそっくりでした。
ということで、気分も高揚しました。
その結果、薄い水色が少し入った白の帯が気に入ってしまいました。
よくよく見たらそれは川島織物の帯でした。
先月、京都に行った時に、川島織物文化館で見た紋様と似たものでした。
やはり京都の川島織物で見た素敵な織物の印象が記憶に残っていたのかもしれませんね。
ということで、値段のことは忘れて、帯を買うことにしましたが、高額なものを買うことは予想していなかったので、あわてて近所のコンビニにお金を引き出しに走った次第です。
店主の中村さんと、着物を買いにいらっしゃっていた「きもの熱」▼のWさんとの3人で記念写真を写してもらいました。
それにしても最近、ほんとに小さくなっているわ・・・。
つぎはショールのお話です。
Kokariさんは以前のコラボのときにも知ってはいたのですが、そのときはインドのショールはそれほど視野に入っていなかったのかもしれません。
ところが今年の5月に三鷹でインドの染織展▼を見ていて、やはりその記憶が強かったのでしょう、今回はとても魅かれるものがありました。
おまけになかむらさんの青いアンティーク着物と、ショールの組み合わせがあまりに素敵だったので、釘づけになってしまいました。とても美しい!
Kokariさんの説明によると、このショールはインドの昔のサリーで作られているのだそうです。数十年前くらいのものだとお聞きしました。私が子どもだったころのサリーかもしれないですね。
ショールは何枚もありましたが、その中でグリーンと紫の両面使えるものがぱっと目に入りました。
完全に衝動買いでした。
翌日の外出にはさっそくそのショールを使ってみました。
写真では良く分からないかもしれませんが、サリーの布に、手で縫った3ミリくらいの細かい直線が入っているのです。日本のこぎん刺繍のようなものかしら。
ちなみにこの帯は、上の写真と同じ帯ですが、黄色の小菊とピンクの小菊の両面あるので、この時は反対巻きにして黄色い方を出しています。
この日は川島織物の帯と、サリーのショールという大きな買い物をしてしまいました。
でも古代の青いガラスやタイル、川島の織物、そしてインドの手仕事のショールというように、いつの時代のモノでも、どこの国のモノでも、素敵なものは素敵、ということですね。
いろんな美術展や旅先で美しいものを見てきて、それが身につけるものにも影響が生まれるというのは、嬉しいことです。
2 件のコメント:
こんにちは~このショールとってもお似合いでした。ほんとうに美しい色で・・・さっそく大活躍ですね♪
としちゃんはいろいろなイベントに参加されてて、いろんなことにお詳しいですね。またお話お聞きしたいです。
kimono熱さん、こんにちは。
そうなの、このショールはちょっと予算外だったので、躊躇しましたが、でも買って正解でしたよ。かなり寒い日でも、着物の上に羽織るだけ、セーターの上に羽織るだけで寒くないんですよ。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしていますね!
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