夫が急に連休となり、バスツアーを探していたところ、たまたま日程が合ったツアーに申し込んで出かけたわけなので、特に会津を選んだ深い理由はありません。
旅行の主な目的は、みちのく紅葉狩りと星野リゾート宿泊でした。
紅葉狩りは、赤い紅葉も、黄色の銀杏もたっぷりと味わうことができて、満足しました。
また会津の歴史についても少しは理解が深まり、有意義だったと思います。
星野リゾートについては、事前の期待が大きかったため、現実はちょっと残念だった面と、良かったと面があり、採点はしにくいところでした。
バスの出発は地元の駅前でしたので、特に早起きもせずに楽ちん。
まずは、猪苗代湖の近くにある「世界のガラス館」▼というところで、休憩と買い物を兼ねていろんなガラス製品を見てきました。
どういうわけか、ドイツ風の建物でした。
ベネチアンガラスやチェコのガラスなどの高価なものから、手ごろなものまでありました。
バカラはさすがに美しかったですね。
人工の美、といった感じでした。
ただ、この建物の正面には「野口英世記念館」▼があったので、私はそちらの方に行きたかったですね。
団体旅行なので文句は言えませんが。
その次に寄ったところは、土津(はにつ)神社▼というところです。
磐梯山の麓にあり、紅葉の名所として有名なところだそうです。
広々とした神社の境内の紅葉がきれいでした。
自然の色は美しいですね。
ここは保科正之を祀った神社で、この漢字を書いて、「はにつ」とは絶対に読めないので、旅行ガイドの試験によく出題されるのだとか。
正之が吉川神道の奥義を授けられた際、「土津」の霊神号を送られたことに由来しているのだそうです。
ちなみに保科正之は徳川家光の異母弟にあたります。
そして会津松平藩の初代藩主になった人です。
とても優秀で有能だったので、三代将軍・家光や四代将軍・家綱の補佐役として、生涯を徳川家のためにささげましたが、「松平」姓を名乗ることは恐れ多いとして、保科と名乗っていたそうです。
こちらの石碑は日本最大の石碑で、高さは5メートル以上、重さは3トンもあるそうで、とても立派なものでした。
石碑には1943もの漢字が彫られているのだとか。
何と書かれているのか、読もうと思いましたが、滞在時間が限られていたので、諦めました。
また台座には亀がいて、初めは猪苗代湖の方を向いていたので、夜になると亀が湖に逃げてしまったそうです。それで今度は反対向きに置いたところ、亀はじっとしていたとか。
そういう伝説がある石碑でした。
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この日の装い。
かなり寒いという予報があったので、袷の着物と羽織の他に、コートも持参しましたが、昼間の気温は12~13度ほどあり、それほど寒くはなかったので、コートは一度も手を通さずに邪魔でした。
藍色の細かい模様の大島紬と、「ふだんきもの杏」▼の両面使いの手作り帯です。
この日は落ち着いた色合いの格子柄の面を出しています。
ちなみに上の写真にある、菊の柄の羽織は、地元のフリマで300円で買ったもの。
300円には見えないでしょ?
(この項、続きます)
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