お次の訪問地は、前から行きたいと思っていた大徳寺です。
というのも、大徳寺は「利休の妻たち」、「利休にたずねよ」、「千家再興」、その他、秀吉の頃の時代小説には必ず登場してくるところでしたので、是非とも行ってみたいと思っていたのです。
大徳寺は鎌倉時代に建てられ、その後、応仁の乱で荒廃した後、一休さんが復興したお寺です。
このお寺は、茶の湯の名人とも縁が深く、武野紹鴎や千利休とも関係があり、多くの文化財があるところです。
敷地内には20以上の寺院や施設がありました。
この三門が完成した時、大徳寺の古渓宗陳が、利休に対する感謝の意を表するために利休の木造を造り、それを門の上に置きました。
ところが、秀吉は、門の下を通ると、利休に踏みつけられるのと同じことと言って怒り、それが元で利休は切腹させれられることになりました。
もちろん、これは言いがかりで、他にも原因はあったと思うのですが、その三門はとても立派な門でした。
これは門というよりも、建物のようでした。
秀吉が切腹を命じたのは異常だけど、こんな大きなところに利休の像を置くというのも、どうかなという感じでした。
こちらは黒くて立派な勅使門。
本堂の前にあった大木。樹齢何百年というくらい大きかったですね。
真珠庵
一休さんゆかりの場所で、お庭も素晴らしいということでしたが、今回は残念ながら公開されていませんでした。
写真に写ってしまった人は電気工事関係者で、特別に許可をされているようで、中に入っていきました。
残念だったので、お庭の入り口を背景にして、自撮りしました。
敷地内には、何か所か公開されていた寺院がありましたが、大仙院も公開中でした。
このお庭は、枯山水庭園で、特別名勝だそうです。
石庭には、鶴島と亀島という二つの小山がありましたが、あまりすごく感激した、というほどではありませんでした。
禅宗の意味があるのでしょうが、私にはあまり理解できませんでした。
こちらの大仙院では、秀吉が好んでいたという素朴な味のお菓子でお抹茶をいただきました。
またここは、利休の禅の師である古渓和尚や、宮本武蔵と関係のある沢庵和尚がいらっしゃったところです。それで、特別なたくあんもお土産に売られていました。
中は撮影禁止でしたので、外に生えていた沙羅双樹の樹を写してきました。
大徳寺の前には何軒かお土産屋さんが並んでいました。
大徳寺納豆と、大徳寺昆布が有名だそうで、それぞれ試食してみましたが、納豆はいわゆる関東の納豆とは大違いで、塩辛かったですね。
こちらは大徳寺昆布。味がしっかりついているので、一粒でご飯が茶碗一杯食べられそうです。
後で、大徳寺周辺の地図を見たら、一度行ってみたいと思っていた和小物で有名な「おはりばこ」▼というお店は、すぐ近くにありました。見逃してしまって残念でした。
(この項、続きます)
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