2024年1月4日木曜日

【次太夫堀・六郷用水・二ヶ領用水】2023年 川歩き 橋巡り 用水のまとめ

2024年は北陸地方の大地震と航空機事故で始まってしまいました。なんだか気持ちが落ち着きませんね。被害に遭われた方のご無事をお祈り申し上げます。

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そんなときに、昨年の話で、申し訳ありません。

2023年は、川歩きと橋巡りに明け暮れた年でした。

とくに後半は、玉川上水と二ヶ領用水・六郷用水に関わってきました。

玉川上水は長さ約43キロ、また多摩川右岸にある二ヶ領用水は約32キロ、多摩川左岸の六郷用水は約23キロ、それらの分水を含めると、およそ合計100キロを歩いたことになります。

何が私をそんなに駆り立てたのか?

それはやはり2021年暮れに出会った小泉次太夫さんの顔がある橋、台和橋がきっかけだったと思います。人の顔が付いた橋があるなんて、信じられませんでした。それも家康とか義経などの世間の有名人の顔ではなく、ほとんど名前の知られていない老人の姿でした。

この橋を教えてくれたのは、着物友達のUさんでした。

私はこの老人に興味が湧いてきて、橋に刻まれた文字を頼りに、彼の作った二ヶ領用水を辿り、橋を通渡り、ついに川崎市にある彼のお墓参りまでしてしまいました。

また玉川上水については、玉川兄弟の話は子供の頃から知ってはいましたが、この年になって初めて全区間を歩いてみることにしました。

暗渠マニアのCさん、着物友達たち、羽村に住んだことのあるSさんなどと一緒に、玉川上水を歩くことができて、とても楽しい思い出ができました。

そして2023年末には、玉川兄弟のお墓参りもしてきました。


江戸に関する二つの水路を歩ききり、これからはこれらの上水、用水について、自分なりにまとめて行きたいと思います。

水のあるところ、そこには何かが生まれると期待しています。

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今は治水に関する歴史小説を読んでいます。濃尾平野に流れる木曾川、揖斐川、長良川の河川工事の物語です。

Kさんから教えていただいた杉本苑子さんの「孤愁の岸」。上下2巻の長編歴史小説です。

水による災害の多いこの国、昔から治水に関わる人は多くいたのですね。

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「一日一句」

正月や 人に遭う道 水路ゆく 


2 件のコメント:

カンカン さんのコメント...

新年おめでとうございます。
昨年の川歩き羽村まですごかったですね。全部で何km歩いたのでしょう・・・
私はコロナの時に神田川を歩き回ったくらいです。
玉川兄弟も子供のころからご存じだったのですね。私は今まで知りませんでした。
川は生活の源で文化の発展する源。地元の歴史の研究も面白そうです。
私も江戸の名残を求めて近くを歩くのが好きです。
今年もお互い健康に気を付けながら、たくさん歩きましょう!

おおしまとしこ さんのコメント...

カンカン あけましておめでとうございます。
川や水に対して興味がありますが、水害や津波など、水による災害があると
心が痛みますね。政治家はまず治水対策に力をいれるべきだと思います。
橋は1000以上、渡りましたね。歩いたのは全部では何キロになるかしら?
カンカンは一度に歩く距離がすごいですよね。足が大丈夫なのかと心配になります。
あまり無理をしないようにしてくださいね。