2008年7月8日火曜日
おなじみ奈良1
7月7日のブログに書いた「奈良町」は私の知らなかった未知の奈良でしたけれど、こちらは定番の奈良。
まずは「猿沢の池」と「興福寺」。
絵になる場所なんでしょうね、日曜画家がキャンパスに池と五重塔の絵を描いていました。
猿沢の池って、昔、帝(みかど)に愛された采女(天皇の身の回りのお世話をする若い女性)が、帝の寵愛が衰えたことを嘆いて、池に身を投げてしまったという伝説があるそうよ。
これは采女の変身した姿じゃなくて、本物の鳥なの。
サギかしら? ちょっと物思いにふけっているみたいね。
可愛い亀さんもたくさん泳いでいたのよ。
柳がそよそよとしていて、水辺は少しは涼しかったかしら?
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鳥のお次は、可愛いシカさん。
ここのシカは本当に人に馴れていて、一緒に写真を撮ると、ポーズをとるのよ。
まさか、Vサインはしないけれど、ちゃんとカメラ目線になるおりこうさん。
私は暑くて、写真を撮るのも面倒になるくらいぼーっとしていたけれど、シカさんたちは、笑顔を振りまいて、観光業のお仕事に励んでいました。
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興福寺といえば、五重塔が有名で、桜の季節、雪の季節、夕焼けのシーンなど、本当に絵になるお寺。
藤原不比等が建てたお寺なんだそうです。
広い境内にはいろいろな建物があるのだけど、あまりに暑いので(また出てきた)国宝館というところだけ入館しました。
ここにはいろいろな仏像があったのだけど、奈良時代のもの、平安時代のもの、鎌倉時代のものと、時代によって少しずつ仏像のお顔がちがうのよね。
私は「阿弥陀如来像」というのが気に入ったわ。大きくて立派。
それから「阿吽」の二人の仁王像や、よく教科書で見る鬼を踏みつけている像(名前を失念しました)もあったの。
国宝の阿修羅像は意外と小さいので驚きました。
眉をきりりとあげた青年風で若さが伝わってくるわ。
昔、「阿修羅のごとく」という向田邦子原作の映画があったわよね。
ウィキペディアによると、
1979年版は、長女が加藤治子、次女が八千草薫、三女がいしだあゆみ、四女が風吹ジュン。
お父さん役は佐分利信。
それが2003年度版になると、大竹しのぶ、黒木瞳、深津絵里、深田恭子となるの。
お父さん役は仲代達也。
両方とも見た記憶があるけれど、家族の中での戦いの映画だったような気がする。
本物の阿修羅像を見たところで、阿修羅ということは、よく分からないのだけど、「修羅場を踏む」という言葉があるように、人間の数々の悩みや困難を乗り越えていく厳しい姿、そして戦っている姿の阿修羅像と関連があるのでしょうね。
うーん、厳しい表情だけど、美しい若者といった感じの阿修羅さんでした。
(続く)
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6 件のコメント:
今週の土日で奈良に泊まります。
奈良駅前のホテルに泊まるので、奈良の阿佐ヶ谷へ行ってこよう!面白そうですね。
去年、私が奈良に行ったのは、9月の始め。残暑が厳しすぎました。法隆寺なんて、日陰がほとんどないから、陽射しがきつくて、きつくて。今となっては、暑かった記憶しかないの(笑)
「阿修羅のごとく」は好きな作品です。79年版で次女を演じた八千草薫は、03年版ではお母さん役をやってましたね。20年後は、黒木瞳がお母さん役かな~。
諏訪ッチさん、奈良駅って、JRと近鉄の両方があるので、まちがえないでね。
阿佐ヶ谷のアーケードに良く似ているの。
あまり暑くないといいけどね。
マサさん、9月初めというのは残暑で大変だったでしょうね。私も暑くて歩くのが嫌になっちゃったくらい。今回は法隆寺の仏像は国立奈良美術館に出品されているそうよ。
そうなのよ、八千草薫は次女役というよりも、母親役のイメージが強いわね。黒木瞳の母親というのは、ちょいとね。お父さんはキムタクだったりして・・・。
奈良っていうとこの辺りのイメージが強いですね。
猿沢の池にも良く行きましたよ。
鹿も沢山いるしね(笑)
さとさんは奈良に詳しかったんですね。
私なぞ、何十年ぶりかに出かけて、本当におのぼりさん気分でした。
シカは、以前、松島に行ったときにものすごくたくさんいて、怖い思いをしたんだけど、奈良のシカはおっとりしていて可愛かったわ。
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