2008年7月28日月曜日
読みたい本
新聞の書評に載っていた本で、読んでみたいのがあるの。
一冊は永田和宏さんという細胞生理学の専門家が書いた「タンパク質の一生」という本。
この永田さんという人は、歌人で朝日歌壇の選者でもあるという、二足のわらじを履いているひとらしいの。
私はこの方のように、科学者でも別の顔を持っている、という人にあこがれるの。
それに生命の源である細胞というのが、よく分からないことがあるので、是非読んでみたいわ。
この本は岩波新書なのだけど、最近は他の新書に押されて岩波のはあまりお店においてないのよね。
しかたがないので、生協に注文を出しました。生協で買うと、本は1割引きなのですよ。
もう一冊は小川洋子さんが書いた「科学の扉をノックする」という本。
小川さんは「博士の愛した数式」で一気に有名になってしまったけれど、それ以前から好きだった小説家です。
彼女は純粋な文系人間らしいのだけれど、この本は天文学や遺伝学、細菌学などの科学者との対話らしいの。
彼女の好奇心が満ち溢れているみたいよ。
私も科学にはまるで疎い人間なんだけど、科学者というのは面白い人種だと思うのよ。
私の身の回りには、そういう博士や博士予備軍がいるので、彼らの生態を見ているだけでも結構面白いのよ。
でもこの本も、本屋さんでは売り切れで手にいれられなかったの。
それからもう一冊は林真理子さんの「RURIKO」。
これは言わずと知れた浅丘ルリ子を基にした本。
昔、江利チエミのことを書いた「テネシー」が面白かったので、RURIKOも読んでみたいな。
9割は林さんの創造らしいけれど、興味があるわね。
これは本屋さんで平積みになってたくさん売っていたけれど、あまのじゃくのせいか、みんなが読んでいる時期には読みたくないのよね。
それでもう少し待っているわけ。
いずれにせよ、まだ源氏物語が終了していないから、何冊も一度に読むのは無理なんだけどね。
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18 件のコメント:
としちゃん
コメント削除、いやなコメントが?
朝日新聞に載っていたので、私も興味を
持ちました。
小川洋子さんが書いた「博士の愛した数式」が楽しかったので、「科学の扉をノックする」という本は是非読みたいです。
つい最近直木賞受賞作の「切羽へ」井上荒野
読みました。
けど、受賞作とは思えないな~
感想はブログで書けたら書きますね。
あれ、さっきコメント書いたのに、反映していないな。このブログのコメントはどうもおかしいですよね。削除したのは、英語やらドイツ語やらのコメントがすぐ来るのですよ。褒め言葉なんだけど、気持ち悪いので削除しています。
蘭さん、「切羽へ」をもう読んだのね。早いな。この方は井上光晴さんの娘さんですよね。島の教員同士の三角関係の話だそうですけれど、あまり?なのかしら。こんど、感想を教えてね。
主人公セイは島で夫と愛し愛されて
穏やかで幸福な日々を送っている。
そこにセイの勤務する小学校に、東京から青年教師が赴任してきて、心ざわめくセイ。
夫は妻の気持の揺れに、それとなく気づいて、心は少なからず動揺している。
セイは夫を深く愛しているが、どうしようもなく男に惹かれてゆく。
縦糸の主人公と赴任教師に性的に奔放な
同僚とその恋人を横糸に絡ませ物語は
進行していく。
やがて二人は「切羽へ」と、しかし思いとどまり、また夫との生活に戻るセイ。
平和な島で暮らす夫婦の心の隙間に入り
込む、男と女の宿命的な出会いと別れ。切なく哀歓のある描写です。
ある意味では今の時代にこのプラトニックラブが新鮮かも。
そういえば永田和宏さん新聞に写真も載っていましたね。科学者の文章には少し惹かれるわね。寺田寅彦だっけ私は読んでいないのだけど・・
文学者よりロマンがあると思ったのは中谷宇一郎を知ってから・・
としちゃんのブログを見るととしちゃんはどうして国文科に行かなかったのかなと思います。文才もあるし・・
私の小学生のメモのようなブログが恥ずかしくなります。
「タンパク質の一生」なんて、タイトルが面白いわぁ。
私も読んでみます。
いまって、科学ブームですよね。
みんな高校生の頃には敬遠していたのに、実は興味あるんじゃーんって思います。
実は私も科学者のはしくれです。
博士にはなり損ねたけど。笑
蘭さん、「切羽へ」のあらすじ、ありがとうございます。そうか、東京から来た青年とはプラトニックなのね。それで、簡単にいうと元の鞘に収まるというわけね。「切なく哀愁がある」というのがいいな。
島という囲まれた世界に住む、というのがよけい条件を厳しくしているのでしょうね。
もっと破滅してしまうのかなと想像していたのだけど、そうではないのね。
カンカン、私が国語を嫌いなのは知っていたでしょうに! 国文科に行こうなんて、これっぽっちも思っていませんでしたよ。
今はね、仕事でお堅い文章ばかり書いているので、その反動でブログでは好きなことを書いているだけかもしれない。
科学者って絶対にロマンチストだと思うわよ。
shiollyさん、ピアニストさんじゃなかったの? いろんな才能をお持ちなんですね。素晴らしい!
私のお薦めは福岡伸一さんという人の「生物と物のあいだ」という本。講談社新書ですけれど、この博士さん、文章がすごいの。本格的な文人のようですよ。生命とは何か、ということを語っています。
科学者ではないけど、斉藤茂吉は医者でしたよね。森鴎外とか、加賀乙彦とか、医師&作家という二足のわらじをはく方は、わりといますよね。こんな大家に、二足のわらじというのは失礼かしら。
博士の愛した数式」は好きな作品だけど、芥川賞を受賞した「妊娠カレンダー」が、私は一番好きかな。他にも何篇かよんだけど、あまり覚えていないの。
蘭さん、直木賞受賞作品をもう読んだのね。私好みのストーリーです♪
マサさん、私も「妊娠カレンダー」好きですよ。「博士・・」のほうは、映画化されて有名になってしまったけれど、彼女の文章の良さは画像化されされない部分にあるような気がするの。「凍りついた香り」というのも好きでしたね。独特の雰囲気が感じられます。
ピアノは趣味、本業は科学関係です。
自分のブログでは、あんまり書いてないんですけどね。
隠してるわけでもないので。
「生物と無生物のあいだ」は読みましたよ~。
正直、途中からつまらなくなってしまいました。
文章はうまいと思いますが、成功した研究者の自慢話、に思えてしまって(ちょっとこのあたり、私の感情は歪んでます)。
もうちょっと、科学的なことを知りたかったし。
アマゾンの評価も、★5~1までに分かれているんですよね。
shiollyさん、そうなんですか、本職は別にあるのね。
「生物・・・」の文章はすごいですよね。私の周りにはポスドクのような人が多いので、専門の研究者になるための方法などが書かれていておもしろかったですけど、科学を専門にしている人が読むと違った感想になるでしょうね。
でもあの本の帯はほめすぎ。「極上の科学ミステリー」には、だまされますね。
としちゃんがそうだったなんて記憶にはないな~理数も強かったし・・何でもできたよね。
そういえば私も国語はずっと好きな科目ではなかったけど、安西先生に会ってから楽しかったわ。あの時の詩歌の授業は忘れられません。私は文章の解釈等で一律の答えを正とするのは好きでないけど、安西先生は一人1句ずつ自分の解釈と感想をプレゼンするというもので一気に詩歌が好きになりましたね。
文学が好きというのと国語が好きというのも違うのかも。私は今では藤原正彦ではないけど国語(日本語)ってすごく大事に思う。
カンカン、私も安西先生の授業は好きでしたね。古典も好きでした。それに文法の教え方も。ああいう先生は今はいないのかしら?
今思うと、大学の時、もっとちゃんと勉強をしておけばよかったと後悔しています。何せ2年の時と3年の時はロックアウトで全然授業がなかったですものね。もったいなかったな~。
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