2008年7月30日水曜日
三味線事始
私って楽器はまるでだめな人間なの。
だいたい、音楽の授業は中学までしかしなかったの。高校は芸術科目は選択だったので、音楽は取りませんでした。
だからピアノを弾ける人とか、バイオリンを弾ける人などというのは、まるで私にとっては羨望のまなざしの方なのです。
そんな楽器音痴の人間なんですけれど、ひょんなことから三味線を弾いてみることになったの。
というのは、ラジオのインタビューで和楽器のお店の女主人がゲストに出ていただいて、その方がとても気さくな人で、「実はうちの母がお琴と三味線をしていた」と話したら、是非、あなたもやってみたら、と誘われたのです。
でも、お琴は大きくて出し入れが面倒そうだし、私も「さくら」は弾けても、どうも性に合わない感じだったの。
それで三味線ならなんとかなるかしら、と思ってそんなご縁がもとで、母が使っていた三味線をそのお店で張り替えてもらったの。
15,000円で新品になりました。
でもすぐにお稽古をするには、あまりにも素人すぎるので、そのお店の女主人にごくごく入門編を教えてもらったの。
まずは三味線の部品の名称、使用する道具の名称、三味線の構え方、バチの持ち方・・・・・。
そして正坐をして、少し引いてみました。
ドンドントントンチンチン・・・・・・・。
わっ、音が出るわ~。
でもね、爪の押さえ方がすごく難しいのよ。
「爪はごく短く切って、マニュキュアをしようなんて考えたらだめよ」とのこと。
えーん、私って手が小さいし、うまくできるかしら?
それとね、どうして三味線をしようかと思ったのは、もう曜日も分からなくなっている母でも、昔取った杵柄で、三味線の音を聞いたら、少しはボケがなおるかな~と思ったからなの。
一日のうち、ほぼ半分以上は寝ているだけの母だけど、私が弾き始めたら、「そんな弾き方じゃダメでしょ」と、少しはしゃんとするかもしれない、というはかない願いがあるのよ。まあ、にせの親孝行?
かの噂の三姉妹のお父様も三味線を弾いていたそうね。
本格的なお稽古は涼しくなってから、ということなんだけど、私もあと10年くらいしたら、なんとかモノになるかしらね?
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6 件のコメント:
ははは、噂の三姉妹、だあれも三味線を触ろうともせず・・もったいないと思えども・・やっぱり無理!!としちゃん、偉い!!でも、この間紅蓮さんのところに行ったら、隣のマンションから三味線が聞こえてきて・・懐かしかった。
それから業務連絡、メールを送ったのですが、届いているかしら?
三人もいて誰もしないのは、もったいないわね。母が使っていたのは皮が破れてしまっていたのだけど、それが新品のようにきれいになって嬉しかったです。
業務連絡メールは返信をしたのだけど、それが届いていないのかしら?21:11に送信しているので、もう一度チェックしてみて。届いていなければ、再送信しますので。
三味線もいいよねぇ。
忘れてるんだけど聞くと心に残ります。
私はもちろん出来ませんが先日南座での三響会のときにも感動でした。
津軽三味線はまた別の意味で胸に響く。
同じ三味線でも色々と幅がありますね。
としちゃん偉いねぇ!
お母様、気づいてくれるといいですね。親孝行です、私の母は趣味がない人でね。(父はそれに比べて趣味の多い人でしたが)
私の気の多いのは父親譲りかな?笑
南座に出演されるような方は別格でしょう。私の場合は、ただ音が出て、母の記憶に少しでも刺激があればいいなと思う程度ですから。
さとさんのお父様が多趣味の方だったのね。うちの父は囲碁だけは熱心でしたね。今思えば、碁の打ち方でも教わっておけばよかったなと思っています。
三味線、粋ですね。歌いながら(小唄?)弾いたら、カッコイイですよね。としちゃんにピッタリな気がします。
お母さまも、喜ぶのではないかしら。
私の父も囲碁が趣味でした。アマチュアの大会では、よく優勝してましたね。倒れる前までは、毎日のように、碁会所に通っていたのに。今、碁石を見せたら、何か反応してくれるかなぁ~。
マサさん、三味線の種類はいろいろあって、母が弾いていたのは長唄用のだそうです。バチがどこかにしまってあるはずなのに、見つからないので、弾けないのよ。
お父様は囲碁がお強かったんですね。碁石を見せたらどうかしら? きっと生き生きとしてくるんじゃないかしら。
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