2008年8月28日木曜日
パリ・京・江戸
トントンが見てきたジヴェルニーに私も行ってきたのよ。
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な~んてね、本当は虎ノ門でモネを見てきたの。
実は虎ノ門にあるホテルオークラで、「パリのエスプリ・京の雅・江戸の粋」という展覧会があったので、お仕事を早退して見てきました。
虎ノ門のような都心にはあまり縁のない私。
虎ノ門といえば、虎の門病院が有名。薬局がたくさん並んでいました。
そんなところを歩いていたら、なんと金毘羅様がありました。
こちらはホテルオークラの宴会場入口。
格式のあるホテルだけど、かなり年代物です。
ホテルのロビーでは、蘭さんのような方がたくさんいて、大きな生け花のセッティングをしていました。
さて、会場に入ると、まずはモネやセザンヌ、ルノワールなどのフランス人の絵画があります。
みんなどこかで見たことのあるような有名な作品ばかり。
モネの睡蓮もありましたよ。
解説によると、モネって、初めのうちは池の絵を描いていて、池にかかっている橋なども描いていたそうなの。それがだんだん、睡蓮だけを描くようになったそうです。
モネは「水面の光」というのを重視したそうだけど、そうなると、まさにトントンの写真とぴったりね。
これは「カミーユ夫人」という絵。
モネの奥さんだそうです。
私はフランスの絵画の中では、ドービニーという人の絵が気に入ったの。
ちょっと暗い感じなんですけど、落ち着いていて、いいなぁと思いました。
ただし、フランスの絵は枠がみんな金ぴかで、ちょっと派手すぎる感じ。
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次は日本画のコーナーです。西洋の絵もいいけれど、やはり日本人の絵ってぴったりとくるわね。
横山大観、前田青邨、伊東深水などのおなじみの画家の絵もありました。
また江戸時代の伊藤若冲や、酒井抱一、北斎、広重の絵もたーくさんありました。
見返り美人などの美人画、北斎や広重の日本各地の絵などが展示してありました。
私が好きな絵は、宮中行事の絵。
源氏物語に出てくるような衣装を着た人たちの様子がとても丁寧に描かれていたの。絵の色も線もすごくすっきりとしていて、好きになりました。
冷泉為恭(れいぜいためちか)という人の絵もよかったわ。
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パリの画家たちって日本の浮世絵からすごく影響を受けているんですってね。
フランスで出版された日本の浮世絵の書籍も展示してありました。
さて、面白い年表があったので、ちょっと写してきたの。
この年表を見ると、モネやセザンヌがなんだか身近に感じられるのよ。
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1831年 天保2年 北斎の富嶽三十六景
1832年 天保3年 マネが生まれる
天保4年 広重の五十三次
天保5年 ドガが生まれる
天保10年 セザンヌが生まれる
天保11年 モネが生まれる
天保12年 ルノワールが生まれる
1867年 慶應3年 パリで万博開催
1868年 明治元年 横山大観が生まれる
1883年 明治16年 モネがジヴェルニーに移る
1897年 明治30年 モネが睡蓮を描き始める
1926年 大正15年 モネの死去
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19世紀ってすごい時代だったのね。
この頃って、チューブに入った絵具が出始めたんですって。
それで画家たちはこぞって野外に出て絵を描くことが盛んになったそうなのよ。
それまでは室内画が多かったけれど、このころから港とか川とかを描く絵が多くなったんですって。
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今日の展覧会は会場も広々としていてよかったわ。
そしてこの展覧会は世界の恵まれない子供たちのためのチャリティーでもあるそうで、ホテルオークラではもう14回目の展覧会だそうです。
さて、ホテルオークラで優雅なひと時を過ごした後は、スタバで休憩。
かき氷はなかったけれど、フラペチーノとかいう冷たい飲み物をいただきました。
ちょっとカロリーが高そうだったけれどね。
今日は雨が降ったりやんだりで冴えないお天気だったけれど、パリのエスプリと京都の雅な雰囲気、そして江戸の粋をいただいてきました。
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11 件のコメント:
何と贅沢な展覧会でしょう。
パリ、京都、江戸、揃えて三つとは言わないので、その一つでも諏訪でやって欲しいものです。
モネの睡蓮!!よみがえった!!モネは初めて好きになった画家です。
カミーユ夫人は早くなくなってしまったのですよね。モネはその後の夫人と仲良く、家庭を大切に下のではないかしら・・あのジヴェルニーで。
このキャラメル(?)フラぺチーノ、大好きなんだけど・・あ~、冷たいもの苦手な私は、これを全部飲めない(泣)
諏訪ッチさん、諏訪は諏訪だけで十分価値があるんじゃないの?
パリは生まれて初めて行った外国なんですよ。でもその時は南回りで行ったので、パリに着いたら眠たくて眠たくて、エッフェル塔に行ったくらいしか覚えていないの。
ホテルの展覧会って、おしゃれですね。有名な画家の展覧会はたいてい混雑しているものですが、悪天候の今日はゆっくり観賞できたのでしょうか。
去年、六本木の美術館で開催されたモネ展へ行きました。すご~く、混んでいて、疲れました。モネは浮世絵に、興味があったみたいですね。そういえば、睡蓮も、なんか日本的?ですよね?
今日の展覧会のことは、絶対にトントンに見てもらいたかったの。というか、トントンのブログを見たから、この展覧会にはどうしても行きたかったのよ。30日までしかやっていないので、無理して出かけてしまいました。
展覧会場にいる間も、ずっとトントンの素敵な写真が脳裏を駆け巡っていましたよ。
キャラメルフラペチーノを最後まで食べられないなんて、可哀相。私なんて、一気でした。
マサさんもモネの展覧会を見てきたのね。
今日のホテルの会場はとても広々としていたけれど、お客様はかなりたくさんいらっしゃいましたよ。土曜日や日曜日だと満員かもしれないわ。
年表にも書いたけれど、パリで開催された万博を契機として、一気に日本ブームが湧き上がったらしいですよ。
お土産に絵がプリントされた手提げかばんが欲しかったのだけど、好きな絵のかばんが売り切れていて残念でした。
優雅な時間ですね。
いっぺんにそんなに多く見れるなんてさすがに東京ですね。
こんな時間本当に素敵です。
あぁ羨ましい~
いえいえ、京都を堪能できるさとさんこそ、羨ましいわ。
源氏物語関係でも京都ではいろいろなイベントが開かれていて、近かったらすぐにでも行きたいところです。
でも秋にもう一度お邪魔したいので、その節はまたよろしくね。
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