昨日は、またGホールの「シネサロン」に行ってきたの。
今回の上映は「太平洋ひとりぼっち」。そう、あの裕ちゃん(山田優ちゃんじゃないのよ)の主演映画。
もちろん、堀江謙一さんの快挙を映画化したもの。
なんとこの映画は1963年に日活で制作されたもので、監督は市川昆。
裕次郎さんはもちろん、堀江青年の役。
お父さんは森雅之、お母さんは田中絹代、妹が浅丘ルリ子という豪華配役。
ルリ子さんが、超可愛いので、驚いたわ。
ハナ肇が先輩役で出てきたのも、びっくり。
西宮の工場の息子が、無謀にも一人でヨットで太平洋を横断してしまい、サンフランシスコまで到着してしまうという実話をもとにした映画なんだけど、マーメイド号があんなに小さいものだとは知らなかったわ。畳2枚分くらいしかなかったわ。おまけに船にはエンジンを積んでいなくて、風だけが頼りだったのよ。あんな小さな船で90日間も太平洋上で過ごしたというのが、信じられなかったわ。
この映画のほとんどは海のシーンだったけど、まだCGなどない昭和30年代に、どうやって荒れ狂う嵐のシーンなどを撮影したのだろう?
映画の中で、「まだ戦争が終わって20年も経っていない」と話すシーンがあったのだけど、そうよね、まだ東京オリンピックだってなかったころの話なの。あー、あの頃、私はいくつだったのかしら?
裕ちゃんといえば、映画俳優というよりも、テレビ番組の「太陽にほえろ」とか「西部警察」のイメージが強くて、なんとなくおじさんぽい人だと思っていたの。
ところが、この映画では、とても健康な青年の役をやっていて、おまけに関西弁なので初めはなじめなかったの。でも、とても熱演していて、次第に引き込まれました。嵐で船がひっくり返りそうになったり、鮫に襲われそうになったり、ひとりでさみしくなって大泣きしたり・・・。
「ああ、俳優さんってホント大変なのね」と思ったわ。
でもこの映画の裕ちゃんは、あまりに日焼けしすぎて真っ黒。顔もまん丸だったので、私はどうしてもレッドソックスの松坂大輔を思い出してしまいました。
来月はやはり裕ちゃんの「嵐を呼ぶ男」の予定。これも見なくちゃね。
6 件のコメント:
ははは、わが家でも娘と石原裕次郎はどう見ても松坂!!といっているのです。
堀江謙一さんが太平洋横断したときのニュース、まだ日本人が何かを成し遂げたということがあまりない頃だったので、ものすごいことだと思いましたよね。
数えてみたらカンカンと出会った頃なの・・・ずいぶん昔のことなのだと・・
まぁ、トントン家でも裕次郎=松坂大輔説なのね。ほんと、ほっぺたのあたり、そっくりだったわよ。同感してくれて嬉しいわ。
現代の青年で、堀江さんのように夢と希望を持って冒険する人って少ないのだろうな、と見ていて思いましたね。
あら、としちゃん、今回もいらしたのね。ほとんどが海のシーンで、退屈はしませんでした?
私は、裕次郎のファン世代だと思うけど、彼には、それほど惹かれないのよね。
いつだったか(すごーく前)、お兄さんの慎太郎さんが、「顔は俺の方がいい」って言ってましたよ(笑)
マサさん、私も退屈するかなと思っていたのだけれど、陸の場面がうまく挿入してあって、構成がよいせいか、全然退屈しませんでしたよ。
私も裕次郎のような人はあまり好みじゃないですね。もっとひ弱なほうがいいわ。ああいうがっちりタイプは苦手なの。とはいえ、慎太郎も好みじゃありませんよ~。
裕次郎と松坂ですか?
わぁそういえばそんな感じね(笑)
昔のほっそりしてた頃はイカしてた!
でも太るとイメージが変わるよね~
ひばりにしてもそうだけどみんな若くして亡くなってるのね。
としちゃんは好みじゃないのね(笑)
さとさん、ほんと裕次郎と松坂はそっくりなんですよ。ほっぺのあたりなど、うりふたつでした。裕次郎さんの痩せていたころはあまり知らないのです。
そうそう、自分のことは棚に上げますけれど、男はほっそりしなやかなのが好きなの。痩せていればいいってもんじゃないんです。
コメントを投稿