京都旅行はちょっとお休みして、今日は寺子屋のお話。
この寺子屋は銀座にあるんですけれど、時間割も決まっているの。
1時間目 半襟のつけ方教室
2時間目 おいしいお茶の入れ方教室
お昼 給食
3時間目 帯の結び方教室
4時間 着物のしみぬき教室
放課後 ホームルーム
という内容です。授業料は2,000円です。昨日の生徒は9人でした。
最初は長襦袢に半襟をつけます。女将が見本をみせているところ。
私は京都で買った半襟をつけることにしました。簡単そうに見えて、首の後ろのカーブの仕方が結構難しいのよ。これは結局仕上げることができずに、おうちで宿題となりました。
2時間目のお茶の時間は、番頭さんが教えてくれました。
初めは、番頭さんが普通のやり方でお茶を入れてくれてそれを飲んで、その後はちゃんとした入れ方で出してくれました。そうしたらやはりきちんと温度を下げて、葉が開くまでゆっくり待つと、同じお茶っ葉でもこんなに違うものかと思ったわ。
ちゃんとお勉強もしたんですよ。
でも私は家ではほとんどコーヒーなんですよね~。
午後の授業の帯結びは、「お太鼓結び」と「銀座結び」というのを教えてくれました。ちょっと変わっていて、前帯を結び、鏡を見ながらお太鼓を折りたたんで、そして最後にぐるっと帯を後ろに回すという方法でした。お太鼓を見ながらするので形はいいのかもしれないけれど、帯山や帯揚げは結局、背中の後ろ側で結ぶので、普通のやり方とどちらがいいか、なんとも言えないわね。やはり私は多少やりにくくても、後ろでぎゅっと結ぶほうが好きだな。いかにも帯を結んでいるという感じがするもの。
そういえば、先日出かけた京都の織物工房で、職人さんが「今の人は帯を締めるというけれど、あれは締めるもんじゃない、結ぶもんなんですよ」ということを京都弁で話してくれたけれど、私もそう思うわ。
でも着付けのいろんなヒントを教えてもらいました。
帯揚げをきちんとするには、扇子を閉じて、持つ方でトントンと帯揚げの結び目を叩くときれいに帯の間に収まるとか、帯枕は紐の先を帯に沿って下方向に引っ張ると、動かずにきちんと止まっているとか。
ふふ、洋服に帯を巻くというのは妙なスタイルね。
これは女将が銀座結びというのを教えているところ。
最後のシミ抜きは、着物姿の若いお兄さんが教えてくれたのだけど、水、ビール、食べ物、化粧品などすべてシミになるし、早く落として、そして丸洗いやシミ抜きをしたほうがいいというのが結論だったみたいだけれど、それが数千円もするというのよ。私みたいに古着を格安で買う人には、クリーニング代のほうが高くついてしまうわ。
お兄さんがベンジンで汚れを落としているところ。ドライヤーで乾かしています。
このあと、また女将さんが出てきて、この寺子屋にはいろんな体験教室があるという宣伝をしました。
私はついつい、帯揚げを自分で染め上げるという教室に申し込んでしまいました。なんでも京都から染めの職人さんが来て、教えてくれるそうなんです。うまくできるかちょっと不安ですけど、楽しそうでしょ。
この寺子屋では、他にもみんなで着物を着て歌舞伎を見る会とか、お茶席に参加する会とかいろいろな体験ができるようになっているそうです。
アンケートに「どこへ着物を着ていきたいですか」というのがあったけれど、私はあまり気張らない着物にしたいわ。先日など、近所のスーパーにも着物で出かけたくらいですもの。
そうそう、この前、娘の彼氏が来るというので着物でお迎えしたんですけれど、夕食を作らなければならないので、和装屋さんに行って、真っ白い割烹着を買ってきました。なんだか昔のお母さんみたいな姿で、我ながらちょいと気に入りましたよ。
2 件のコメント:
へぇ~、着物の寺子屋ね。今のとしちゃんにピッタリの教室だわ。よく見つけましたね。盛りだくさんの内容で、授業料が2000円というのも、嬉しいですね。
着物に白い割烹着のとしちゃん。目に見えるようです。
マサさん、こいういうお勉強なら楽しいですね。ちょっとしたコツなども教えてもらえるのがいいですね。
割烹着は暖かいですよ。でも腕のところにゴムが入っていて、その跡がしっかりとくいこんでしまうのが嫌ですけどね。
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