「思い出の着物ショー」というのを見てきました。
NPO法人「きものを着る習慣をつくる協議会」という京都の団体が主催していました。
ということで私も当然、着物で出かけました。
今日は28度もあり、すごく暑かったので、先日着た単衣で出かけました。ちょうど20分間で着られたし、衣紋もいい加減に抜けたし、帯もきれいに結べたし、うまくいったわと思ったら、なんと髪の毛が寝ぐせで跳ね上がっていました・・・・。帯は着物展示会で3000円で買った派手なブルーのをお太鼓にしました。これ、結びやすいのです。
会場の受付では着物を着て来た人にはこんなプレゼントがもらえました。可愛いハンカチと、匂い袋です。嬉しいわね。
さすがに着物で来場した人が多かったわ。こんなお嬢さんも。
第一部は、このNPOの理事長だという円純庵さんという人の「着物健康法」という講演。お話が上手で面白かったですよ。
日本人の生活は、食生活、住生活にはまだ日本のものがたくさん残っているのに、衣生活はすっかり西洋化してしまった。でも着物を着ているとお腹も膝も暖かくなるし、姿勢がよくなるので、健康に良い、というお話でした。たしかに着物を着ていると、背筋はピンとしますね。
第二部は、着付けのデモンストレーション。これは勉強になりましたね。
帯を前で結ぶ方法でしたが、半幅帯の変わった結び方とかあって、なるほどねーと思うことがたくさんありました。左の呉服屋さんの人が説明しています。
これは切腹シーンではありませんよ。これから着付けをする準備です。
こんなふうにして帯を巻いていきます。
振袖も自分で着つけができるというデモンストレーションです。
こちらが出来上がり。
第三部が「思い出の着物ショー」ということで、普通の人が懐かしい着物を着て登場。
どの着物も、おばあちゃんやお母さん、おばさんからの頂き物、でしたね。
それぞれの思いが込められていましたね。
先ほどの先生が、その着物の織り方や染め方を説明しました。アシスタントは地元出身の演歌歌手でした。
こちらは親子。お嬢さんの着物は亡くなったおばあちゃんが着ていたものだそうです。
こちらはおばあちゃんと孫。おばあちゃんの着物はお嫁入りのときに持ってきた着物だそうですけれど、何十年たっても着られますね。
この方、白髪と着物がばっちり似合っていて素敵でした。こういう着方、憧れますね。
こちらはご夫婦で登場。ご主人の帯と奥様のかばんが同じ布だそうです。なんとご主人は以前はおまわりさんだったそうですけれど、退職後は着物に目覚めたのだとか。
総絞りの見事な振袖。成人式に作ったものだそうです。
楽しいショーでした。
いつもは着物を着ていると、周りから浮いているのかな、と思うこともありましたけれど、今回は周りに着物の人が多かったので、なんだか安心していられました。
*今回はファッションショーの登場された方ですので、お顔はそのまま載せています。
6 件のコメント:
昨日、Bunkamuraミュージアムに行ったのだけど、ドゥマゴで昼食をとっていたら、着物姿のお二人が入ってきました。
お嬢さんとの親子連れのようで、お嬢さんの方はアンティークの帯を締められていたよう。
ドゥマゴに着物というのがなかなかいいもので、見とれてしまいました。
親子連れの着物姿というのは珍しいわね。
トントンもお嬢さんと一緒にすればいいのに。
意外な場所で着物を着た人を見かけると、見とれてしまうわね。私など最近はどんな着付けをしているのか、盗み見をしているわ。。
着物姿、板についてますね。
としちゃんの集中力と言うか
やりだしたら、徹底的に極める
すごいわ~、尊敬します。
私なんかいつも中途半端で
未だに自信をもって着物を
着られないわ。涙
私もいつもこういう着方でいいのかしら、と半分ドキドキしながら着ています。
着物ショーを見ていたら、それぞれの家族の歴史があるので、じーんときましたね。
真蘭さんもお嬢様方と一緒に着物を着て見るのもいかがでしょう。
京都も頑張ってるんですね。
東京でこういう催し物をするのはいいですね!
京都を着物姿で歩くと色んな特典がありますよ。
としちゃんも是非着物で次回もお越しください。
ところで前で帯を結ぶのは簡単?
グルッと回すのでしょうが襟元は崩れないのかしら。
さとさん、着物の文化というのはやはり京都が中心ですよね。でも江戸時代、そのまえの戦国時代、室町時代、平安時代、どの時代も日本人は着物を着ていたわけですから、1000年以上の歴史が身に沁み込んでいるのですね。
前結びは私は半幅帯しかしません。回す時にやはり着物が崩れると思うし、帯締めなどは後ろで結ぶからあまり意味はないんじゃないかなとも思いますね。でも手が後ろに回らなくなった人にはいい方法かもしれないと思いますけど。
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