これはお昼の1時間あまりに、きらりと光る旬のアーティストを紹介する地元主催のコンサートです。
今回の奏者はフルートの上野星矢さんと、ピアノ伴奏は佐野隆哉さん。
お二人ともとても若くてかっこいい。
星矢さんは、こちらのポスターよりもう少し柔らかい感じですが、才能あふれる若きフルーティストです。
星矢さんは1989年生まれなので、まだ23、4歳の若者なのですが、小学4年生からフルートを習い始め、その後、芸大やパリで専門的に学び、多くのコンクールで優勝をして、現在はミュンヘンに住んで世界中で活躍しているフルートのホープなのです。
彼の演奏は、実は3年前にも聞きにいったのですが、この3年間の成長は、私のような素人目にも目を見張るものでした。
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その頃はまだ少年ぽさが残っていたように見えたのですが、今はしっかりとした青年に成長。
繊細な表情も、大人の柔らかさを持つようになりました。
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最初の演奏はショッカーの「後悔と決断」という曲でしたが、とても音が伸びやかで、深みがあるように思えました。
彼の演奏を目を閉じて聞いていると、涙が出てくるくらい素敵!
誰か好きな人に抱かれているようないい気分。
他にも軽やかな曲や現代的な曲の演奏がありました。
グレイのストライプのスーツと、黒のYシャツがすっきりととても似合っていていました。
最後は「カルメンファンタジー」。
これは多分、技術的にも難しい曲なのでしょうが、彼のしなやかな指を見ていると、ゆったりとしてきて吸い込まれそうになりました。
音楽で人を幸せにさせることができるのですね!
本当によい音色でした。
アンコールはユーミンの「春よ 来い」。
会場の人は全曲聞き終わっても、うっとりとして立ち上がれないくらいでしたよ。
CD購入者にはサインをしていただけるというので、長蛇の列でした。
私も残り3枚しかなくなったときに、ようやくGETできました。
こちらがサイン入りCD。「万華響」です。
サインをしているときに分かりましたが、彼もピアニストの人も左利きだったのです。意外でした。
おまけに図々しくご一緒に写真まで撮らせていただきました。
会場では星矢さんのお父さま(T高校の同級生)ともお会いでき、よかったです。
こんな息子さんがいたら、将来が楽しみですね。
コンサートのタイトル通り、ほんとうに「きらり」と光っているフルートのコンサートでした。
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(実際はもう少し濃い抹茶オレのような色です。)
この紬は、神楽坂の居酒屋さんの2階で開かれた着物フリマで手にしたもの。
会場は大混雑で、着物をゆっくりと見るスペースもありませんでした。
隣にいた若い背の高い女性がこの着物を手にして、買おうか買うまいかとずっと悩んでいたのを見ていたのですが、
「小さすぎて私には無理だわ」という言葉を耳にして、「それなら私に譲っていただけるかしら」と声をかけて、買ったものです。
チビだとこういうときにお得ですよね。
八掛けが素敵な紫なので気に入りました。
今回、星矢さんのコンサートで初めて着てみました。
2 件のコメント:
私も昼間じゃなかったら行きたかったコンサートです。
今はミュンヘンに住んでいるのですね。
少しふっくらして大人っぽくなってきたのかしら?
確かに音楽は人を幸せにします。
私は来週フェニーチェ歌劇場のガラコンサートが
楽しみです。
そうね、昼のコンサートは気楽だけど
なんだか勿体ないような気もしましたね。
働いている人たちには申し訳ないような・・・。
前に初台に行ったのはもう3年前だったと
気付いて、そうか、若い男の子の3年というのはこんなに成長するのかと、思いました。
音色に深みを増したというか、人間性が
現れてきたというか・・。
カンカンも良い気分に浸ってきてくださいね。
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