今日は今年初めての、三味線のお稽古でした。
今は曽我五郎の仇討の曲「五郎時致(ごろうときむね)」を習っているのですが、去年の暮れに、先生から、
「あなたの弾き方はあっさりすぎる。
お嬢様じゃないんだから、もっとイヤらしく弾いてみてよ。
これは仇討の曲なんだから、もっとねちっこく弾かないとだめ。」
と言われて、がっくりきました。
ねちねちと弾けと言われても、根があっさり人間なので、どうしてもさらっとしてしまうのです。
それでも年末年始の間に、なるべくイヤらしく弾くことを心がけて、練習していました。
そうしたら、今日は「すごくよくなった」と褒められて、嬉しくなりました。
でも先生は、「一度だけだと、まぐれかもしれないので、もう一回、弾いてみて」とおっしゃるのですよ。
ということで、イヤらしく、ねちっこく、恨みつらみをこめて弾いてきました。
ただ弾くだけだなくて、筋を追って弾くのは難しいですね。
それでも気分が良くなったので、帰りに今年初の骨董市に顔を出してみました。
いつもの古着屋のおじさんにもご挨拶。
今日はあまり好きなものは見つからなかったのですが、お正月ということで、ご祝儀(?)にワンコインで夏の絽の紫色の着物を手にしてきました。
ちょいとシワシワなのですが、しつけも付いていて、寸法もドンピシャ。
夏の終わりには役立ちそうな着物です。
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今日の装い。
お稽古初めだったので、ちょいと気合を入れて、膨れ織りの柿色の帯を締めてみました。
この帯はいつもはグリーン系の着物に合わせていたのですが、藍色の紬にも合ったでしょうか?
反対色を合わせるのは、なかなか難しいですね。
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