今から40年ほど前、鳥取砂丘や松江に行ったことがあるのですが、ほとんど忘却の彼方となっていました。
今回は、たまたま夫の仕事が連休になり、どこか行こうかというので、適当に返事をしておいたところ、私の好きそうなツアープランを見つけてきて、「これならどうか?」と聞くのです。
私はあまり団体旅行が好きではないので、乗り気ではありませんでしたが、一度は行ってみたかった足立美術館があったのが魅力でした。
そして、ここで嫌な顔をすると将来にわたって夫からチクチクとケチをつけられそうなので、YESの返事をしておきました。
なぜ夫と旅行するのがイヤかというと、とにかく夫は強烈な雨男で、というか、嵐を呼ぶ男なのです。
旅行途中で台風に遭遇して、旅行を中断して戻ってきたり、なんてこともありましたっけ。
おまけに今回は梅雨時なので、雨に濡れるのは覚悟の上でした。
これまで買ってから1度か2度しか使用したことのない雨コート(着物用)まで旅行バッグに入れて旅立ったのでした。
朝早く、6時半には羽田集合というので、早起きして出かけました。
ツアーは37人でしたが、ほとんどが中高年の女性か中年のカップルでした。
うるさそうなおじさんはいないので、ラッキーでした。
飛行機はまずは岡山空港まで。
桃太郎さんが迎えてくれました。
その後、バスに乗って、中国山地を縦断。
最初は備前焼のお店で休憩。
備前焼は平安時代末期ごろに作られたという古い焼き物で、室町時代に茶道の発達とともに発展したそうです。赤茶色の素朴な焼き物です。
この窯で焼くのだそうです。
かなり長時間にわたって焼くという説明がありましたが、意外でした。
備前焼は遠赤外線の効用で、これを入れてご飯を炊くとおいしくなるというので、石ころのようなものを買ってみました。
この後、鳥取砂丘まで向かいました。
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この日の装い。
梅雨時の旅行なので、何を着て行くか、天気予報をにらめっこしながら3種類ほど考えました。
普通の紬。
それではやはり暑いだろうということで却下。
暑くなることを考えて、あまり透けない夏着物。
でも飛行機の中やバスの中は冷房が効いているし、ということで却下。
最終的には雨にも強い大島にしました。
旅行と言えば大島ばかりです。
いただきものなので、少し色合いが地味ですが。
早朝なので、眼が腫れています。
帯は木綿の半巾帯。
ふんわりと結んだのですが、やはり長時間座っていると、形が崩れますね。
名古屋帯でお太鼓の方が良かったかもしれません。
(この項、続きます。)
2 件のコメント:
今回の旅行は、ご主人と一緒だったんですね。一人のときとは、また違う楽しさがあるでしょ?ご主人が定年を迎えたら、一緒に行く機会が増えるかもしれませんね。
山陰というとなぜか寂しいイメージがあるのだけど。
私は行ったことがないけど、松江などは趣のある街並みが楽しめそうね。
お天気はどうでしたか。
マサさん、うちはいつも別々に行動していますが、今回は二人で出かけたのでホテルで卓球ができて良かったわ。
山陰という名前はちょっと可哀想ですね。
松江は今回は行きませんでしたが、湖が美しいところですよ。
松江城が国宝になったので、お客さんも増えるでしょうね。
お天気はちょうど良い具合でした。
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