今回「染めと組み紐」というイベントがあったので、石田さんのところで着付けを学んだSさんに案内していただいて、お邪魔してきました。
地下鉄「浜町」駅を出ると、明治座あたりの銀杏並木がきれいでした。
「らくや」さんまでは、ここから「水天宮」の仮宮を通っていきます。
来春には新社殿が完成そうなので、それまでの仮の場所です。
こちらが「らくや」さんのお店の入り口。
吉永小百合さんの最新作「母と暮らせば」のポスターが貼られていましたが、実はこのポスターの吉永さんの着付けは石田さんが手がけたものだそうです。
吉永さんが着物を着たCMなどは、よく石田さんが担当されるということでした。
2階では組み紐の藤岡さんが実演をされていました。
「三分紐のように細いものを作るのは難しい」とか
「裏表リバーシブルの帯締めの作り方」などを、いろいろと話していただきました。
手前にかかっている前掛けのようなものは、実はネットで注文されたものだそうですが、色やロゴなどとてもしっくりとしていると思いました。
実演されていらっしゃる様子です。
こちらはSさんがお買いになった羽織紐です。
とてもシックな色合いで、お似合いでした。
長さもちょうど良さそうですね。
一階には「倉渕紬」が展示されていました。
これは1パーセントしかなくなってしまった日本の繭の現状を、なんとかしようと、石田さんがプロでユースされた紬でした。
群馬県にある倉渕町というところで、繭づくりから手がけ、熟練の作り手たちの手仕事で生まれたものです。
反物にはすべての素材が明記されていました。
どれも自然の素材が使われていて、上品な色と優しい手触りで、とても素敵な紬でした。
ただしかなり高価で、すぐに手が出るものではありませんでした。
他にも富岡の繭を使った白生地があり、自分の好きな色に染めて誂えるものがありました。
唐草の地紋の反物、とても素敵でしたよ。
石田さんはとても気さくな方で、一緒に撮影していただきました。
黄色のセーターはお姉さまの作品だそうです。
来春も「銀座かねまつ」でイベントがあるそうなので、それも楽しみです。
その後、ランチをしようということになって、「人形町のことならこの人に聞け」ということで、「月刊アレコレ」の編集長のところをお尋ねしました。
おススメのお店を教えていただきましたが、あいにくとそのお店は、お昼の営業は終了してしまって残念。
その代わり、ネパールのカレーをいただきました。
Sさんと楽しいおしゃべりをしてきました。
「らくや」さんにお付き合いしていただき、ありがとうございました。
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この日の装い。
骨董市で買った紬ですが、「ぜんまい紬」とか言われましたが、ほんとうでしょうか?
帯は着物交換会でいただいたもの。
「HARU」さんの赤いストライプと水玉の帯揚げをアクセントにしました。
せっかく組紐やさんにお会いするなら、もう少し良い帯締めにしたほうがよかったな、とちょっと後悔しました。
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