2017年11月29日水曜日

太郎冠者のシルック着物

先日、馬喰横山にある着物問屋さんで、「問屋解放市」▼がありました。
ゆめこもんさんのご案内で、連れていただきました。
シルック着物の展示会が開かれていたのです。


(写真はゆめこもんさんのHPより拝借しました)

私が気になっていたのは、「お仕立無料」というお安いシルックの反物でした。
旧モデルだそうですが、裏地もすべて込みのお値段でした。

私がシルック着物を好きな理由は、
▼すぐに洗える
 (私はかなり洗濯好きなので、一度手を通したものは、すぐに洗いたいのです)
▼しわにならない
 (着物のしわはとても気になるタチで、着る前のアイロンかけは必須です)
という点です。
一度、シルック着物の気軽さに慣れてしまうと、絹や木綿着物よりも重宝することが多いのです。

ただ、今のところ、手持ちのシルック着物は、水色系のもの、濃い色のものだけなので、淡い色合いで普段にも着用できるものを探していました。

ところが私が探してみても、どうも気に入るものが見つかりませんでした。

それで今回は諦めて戻ろうとしたところ、問屋さんの店員のYさんに声をかけられて、そして薦めてくれたのがこちら。


すっきりとしているでしょう。
紫色と橙色の細かな格子です。


彼女に言わせると「狂言師の着物」ということだそうです。
たしかに太郎冠者や次郎冠者は、こういう格子柄の着物を着ていますね。


これは、自分では絶対に選ばないような反物でした。
でも意外と便利そうです。
帯合わせも楽しめそうです。

ということで、こちらの反物を仕立てていただくことにしました。
裏地はきれいな紫色にしました。

やはり「餅は餅屋」ですね。
Yさんは、私に似合うものを見つけ出してくれました。
ありがとうございます。

この着物は年内に仕立て上がるそうなので、楽しみに待っています。

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この日の装い。

黒地に黄色の大島紬。


帯は、たんすやさんのセールで買ったモノ。
割と皆さんに評判の良い帯です。


やはり総柄の帯は、締めるのが楽で良いですね。



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