ひょんなことから「大和文化会」▼なるお勉強会に申し込んでしまいました。
この勉強会に申し込んだ人はすごく多かったそうで、倍率も高かったらしいのですが、Hさんのご指南により、応募はがきをきれいに飾ったためか、私は見事、抽選に当選しました。
この会は近畿日本鉄道が主催している文化事業の一環で、昭和15年から長く続いている大和地方の地理や歴史を勉強する会です。
そのためか、近畿が主催している旅行のパンフレットや奈良のガイドブックなどをたくさんいただきました。
今回の講義の対象は光明皇后でした。
この方は日本史の授業では慈悲にあふれた皇后で、仏教の普及に熱心だったという記憶はあるのですが、あまりよく知らない人なので、一夜漬けで調べて、そして会場に出向きました。
場所は銀座、というか新富町(しんとみちょう)です。
(新富町は銀座のはずれ、京橋寄りのところにあります。)
私の母はこの新富町に生まれて10歳くらいまで育ったのですが、今はそこはもう高速道路になっていました。
ビルの谷間にある公園は桜が満開。
銀座の公園で近くの人たちでしょうか、ブルーシートを敷いてお花見をしていました。
ほんとに満開ですね。
さて、奈良の勉強会はブロッサム銀座▼というところでありましたが、ここは中央区の持ち物だそうです。
ここには結婚式場や落語の会場やしゃれたレストランまであり、ちょっと驚きました。
講義は奈良県立図書館情報館の館長さんのお話でした。
光明皇后という方は聖武天皇の奥さんであり、東大寺や国分寺を建てた影の実力者といった方でした。
法華寺にある十一面観音は光明皇后のお顔に似せて作ったそうですが、この観音様はかなり立派なお顔でしたね。
館長さんの説によると、光明皇后と聖武天皇は幼いころから一緒に過ごしたそうで、そのころから恋心が生まれていたのではないかということでした。
このころの家族って、いとこ同士や異母兄弟でも結婚しているのですから、そういう説もありかもしれませんね。
光明皇后は旦那さんの聖武天皇が亡くなった後も権力を持ち、仏教信仰に力を入れたそうです。
ちなみに今、読んでいる永井路子さんの「美貌の女帝」という小説は、このころのお話なのですが、さすがに小説家はうまいこと書くものだと感心しています。
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今日の装い。
春なのに、青いもみじの小紋。
こういう着物はいつ着たらよいのか分からないのですが、若葉の季節だからいいのかも?
帯は白にしようか、朱色にしようかと迷いましたが、結局黒にしました。
その代わり帯揚げと帯締めは春らしく桜色にしました。
この大和文化会の学習会はほぼ1か月に一度、開かれます。
次回は平城京のお話。
1年間でどれくらい奈良のことが身につくか分かりませんけれど、がんばりましょう。
4 件のコメント:
まぁ〜勉強熱心なとしちゃん。
この時代の歴史は面白いでしょうね。
人間関係が複雑そうだけど(汗)
私は知らないことが多いのでちょっと興味があります♪
近畿日本鉄道も関東でこんなことをされているのですね。
奈良に興味をもって奈良に来ていただきたいという文化事業かしらね。
ぜひ起こしくださいね(笑)
こんばんは~
奈良のお勉強会は なんだか難しそうですね。
僕の写真では参考にならなかったでしょね^^;
桜も一揆に咲きましたね。
しばらくは共に桜を楽しみましょうね ♪
さとさん、今年は「古事記」ができて1300年なんだそうです。この時代の人間関係は異母兄弟、異父姉妹などが結婚するので、ややこしいわ。
お話は面白かったですけれど、平均年齢がものすごく高いのよ。歴史好きなジジババがたくさんいましたが、みなさん、お元気ね。
ここの「大和文華館」というのが生駒の近くにあるらしいので、そのうち、お邪魔させていただきますね。
ハッセルぶらっとさん、こんにちは。
ハッセルさんがいつも写している奈良の風景も1300年昔からあると思うとすごいですよね。
去年は藤原京に行きましたが、奈良はまだまだ知らないところが多いので、勉強させてもらっています。
桜、ほんとにどこでもきれいですね。
見ているだけで幸せになれそうです。
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