先日、吉祥寺まで現代美術を見に行ったとき▼、こういうように一人で気ままに出かけるときは、あまり人の目を気にしないで好きな着物で出かけます。
(誰かと一緒の時はある程度、相手に気を使って選びます。)
それで世田谷のボロ市で買った紬を出して着てみたのですが、なんかおかしいのですよ。
よく見たら、なんと衿がなかったのです!
衿といっても普通の長い衿はあるのですが、その上にかかっている「かけ衿」が付いていないの。
何とも間抜けな感じでした。
胸のあたりがスカスカするみたい。
横に一本切り替えがあるのとないのとでは、こんなに印象が違うのかという感じでした。
地味色の割には模様が可愛らしかったし、未着用の着物だったし、他の部分はなんともなかったので、2000円なら安いと思って買ったのですが、こういうわけだったのね・・・。
いっそのこと、黒繻子のかけ衿でもつけてしまうか?
でも上にコートを羽織れば分からないか、と着替えずにそのまま出かけました。
帯はさとさんにいただいたウールの裏なしの帯。
この帯、たれ先と手先が5センチくらいフリンジになっていて、すごく可愛いのですよ。
帯揚げは自分で染め直したものです。
それにしても、こんな着物は見たことがなかったのですが、どうして衿がないんでしょうね?
布が足りなかった?
あるいは単につけるのを忘れただけ?
なんとも不可思議な体験でした。
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