まっすぐに伸びる東京スカイツリー。
場所は墨田区の押上。東武鉄道が走っているところです。
なんと「伊勢物語」の在原業平さんにゆかりの深い業平橋のすぐ脇にあるのです。隅田川から良く見えます。
2012年に完成すると634メートルの高さになるそうで、自立塔としては世界一。
東京スカイツリーのHPによると、この高さは「634」つまり「む・さ・し」として覚えるといとか。なるほどね。
五重塔の建て方などの技術を使っているそうで、奈良時代、平安時代から続く日本の古の技術が生かされるというのは、業平ファンの私には嬉しいことです。
墨田区役所とアサヒビールの会社の間からも見える姿ですが、2009年の末には254メートルまで伸びたそうで、まだ倍以上高くなるわけです。
「名にしおはば いざこと問はむ都鳥」と都を懐かしみ歌った業平さんも、こんな高い塔ができて、草葉の陰でさぞかし驚いていることでしょう。
このプロジェクトには多くの人が関わり、最新技術が導入されているのでしょう。新しい町づくりも始まるそうです。
閉塞感が漂っている現代に、新しいタワーができることによって、時代に変化が生まれることを期待している人も多いことでしょう。
思い起こせば、高度成長期を生きてきた私たち世代にとっては、東京タワーの存在は思い出深いものでした。
それと同じように今の若者にとって、このタワーはどんなイメージを持つことになるのかしら。
祖母はこの川の近くで生まれ育ち、私は子供の時からこのあたりの話はよく聞かされていました。そして今、この川の下流で娘が働いています。隅田川はそんな意味で私には親しみのある川、下町は親しみのある土地でもあります。
さて2010年はどんなことが待っているでしょうか。力強く、すくっと立つこのタワーのように、まっすぐに行きたいものですね。