私の住んでいる市では、今週は「音楽祭」が続いているの。
クラシックからジャズ、ロックまでいろんな音楽があちこちの会場で繰り広げられているよの。
それで、今日は「芸術講演会~クラシック楽習小屋」というのに出かけてみました。
内容は桐朋学園の先生が、モーツアルトの音楽と35年の人生をお話ししてくれて、ピアノやオペラも聞けるというもの。
会場のGホールには1300人もの人が集まったのよ。なんといっても無料でクラシックが聞けるチャンスはあまりないから、多くの人が来るのよね。
第一部は「旅するモーツアルト」という内容で、彼がどうしてパリやロンドンやイタリアなどに旅をしたか、そして何を学んだかということを話してくれたの。
当時のヨーロッパは戦争が続いていて、モーツアルトの生れたオーストリアも7年戦争が終わったばかりだったんですって。
それで彼は小さい頃からステージパパに連れられて、ヨーロッパ各地を旅して、その国の歴史や言語、音楽を学んだそうです。それも馬車の旅だったというから、大変だったんでしょうね。あちこちで就職活動をしたそうだけど、どこでも雇ってもらえなかったそうよ。
第一部の演奏はピアノの連弾や、バイオリンソナタなど。5歳で作曲したというメヌエットの演奏もあったけれど、そんな小さな時から作曲するなんて、まったく天才ね。
でもずっと聞いていたら、気持ちよくなってウトウトしちゃいました。
♪ ♪ ♪ ♪
第二部は「愛のモーツアルト」ということで、モーツアルトが作ったオペラの中からアリアを聴かせてもらいました。
モーツアルトというと交響曲とか協奏曲のほうがわりとよく知られているようだけれど、講師のお話によると、モーツアルトはオペラ作りに命をかけていて、そのオペラの中で彼の人生哲学や愛の歌をちりばめているそうよ。ふーん、それは知らなかったわ。
私は本物のオペラって見たことがないのだけれど、今回は「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」、「魔笛」、「コシ・ファン・トゥッテ」からそれぞれアリアを一曲ずつ、聞かせてもらいました。
アリアの前には講師がストーリーや注目点を話してくれるの。みんな、かなり複雑なストーリーだったわ。当時はこういうお話に人気があったのね。
大橋ゆりさんというソプラノ歌手の独唱でしたけれど、歌だけでなくて、やはりオペラの流れの中で聞いたらもっと素敵だったのかもしれないわね。
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さて、明日はチャイコフスキーです。世界的に有名な指揮者が市民演奏グループを指導するらしいわ。
2 件のコメント:
魔笛以外は、実はたいして複雑ではありません。
ただ、起承転結を全て、24時間内の出来ごとに収めると云う、無謀な決まりごとがあるので、常に急展開になってしまうのです。
明日はチャイコですか。
あたしも聴きたい(笑)
彼に関しては、あまりよく知らないのです。
と云うか、全体的に、あまり知識がないのです(爆)
気に入ったひとのことしか調べないので、勉強の為に、優しい講義が聴きたいなぁ。。。
オペラのことなら史子さんにまず聞かなくちゃね。
へー、一日で終わるストーリーじゃないといけないのね。知らなかったわ。
最後の「コシ・ファン・トゥッテ」など、お互いの恋人を交換してしまう、なんてめちゃめちゃなお話だけど、面白そうね。
解説付きのコンサートは、分かりやすくて良かったわ。
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