長々と続いてきた「世界遺産シリーズ」ですけれど、ようやくその目的地である白神山地に辿りつくことができそうです。
こちらは、絵葉書の白神山地。
朝の風景かしら。左上の方に、岩木山が見えますけれど、この山はとても目立つ山なので、私たちもバスの中から何回も目にしました。この山の見える方向によって、大体の現在地が分かるみたいです。
白神山地散策と言ってもいろいろなコースがあるようで、ブナの「マザーツリー」を散策するコースや、津軽峠からの美しい眺めを見るコースなど、難易度もさまざまあるようです。
こちらはパンフレットをスキャンした地図です。
私たちは、アクアグリーンビレッジというところから、往路は「暗門の滝」(あんもんのたき)を通り、そして帰路は「ブナ林散策道」を戻るという中級コースを選びました。
「暗門の滝」コースの中にも、第三の滝まで、第二の滝まで、第一の滝まで、と自分の足の強さによって、同じバス・ツアーでも選択ができるようです。
一番奥にある第一の滝まで行くにはかなりの標高差があるというので、それはパスをして、比較的らくに行ける第三の滝コースまでにしました。
最初は舗装された道でしたけれど、このダムのあたりから、だんだん山道らしくなってきます。
少し行くと、「白神の水」という湧水がありました。
ここで白神山地を守るための「協力寄付金」という募金をしてきました。
道はそれほど急ではなかったのですが、下の写真のようなこういう川の上を歩きました。
それが嫌で、なんのためにこんなところを歩かなくちゃならないんだと、嫌みの一言も言いたいくらい怖かったですよ。まるで忍者になったようでした。ここから足を踏み外したら、流されてしまうのかななんて思いながら歩いていました。
下の写真では、向こう側に人が見えますけれど、こういうふうに岩に沿って、ロープを貼っただけの板の上を歩くのです。
もうこういうところは通りたくないわ。
そしてようやくたどり着いたのが、この第三の滝です。
立派と言えば立派な滝でしたけれど、このあたり、足元が危うくて、写真を撮るのが精いっぱいでした。
そして帰りのブナ林コースというのが、これまた登りばかりが延々と続く道で、すっかり汗だくになりました。
この写真は平坦なところですけれど、坂道ではカメラを取り出す余裕もありませんでしたね。
私は長袖のTシャツの下に、キャミソールを着ていたのですけれど、暑くて暑くて、山道では人目もはばからずキャミソール姿になりましたよ。普通は絶対に腕を出さないのですけれど、あの汗にはそんなこと構っていられませんでした。山登りってこんなに汗をかくものだとは知りませんでした。
ようやく終点に辿りつきました。
距離にしたらどのくらい歩いたのか分かりませんけれど、万歩計をつけていたので、12,000歩くらいは歩いたみたいです。
このあたり、当然のことながら電波の受信が悪くて、この平坦なところに着いた途端、メールがどどっと届きました。
朝から登り始めて、お昼前に戻りましたけれど、バスの中で食べた鳥めし弁当のおいしかったこと。私はこういうお弁当はあまり好きではないのですけれど、パクパク食べましたよ。
見た目はイマイチですけれど、しっとりとしていて、本当においしい鳥めしでした。
そして青森県と秋田県にまたがる白神山地を後にして、この後、高速道路を延々と12時間もバスに揺られて深夜に東京に戻り、終電もなくなっていたのでタクシーで帰宅したのは、翌日になっていたころでした。
お盆の最中の渋滞のひどい時にバスに閉じ込められ、汗だくの山登りまで付き合わされ、何をしにいったのか、わけの分からない世界遺産への旅でした。
否が応でも記憶に残る旅行でしょうね。
6 件のコメント:
世界遺産だけあって 素晴しい眺めですね。
あのお水は飲まれましたか。 さぞ美味しかったでしょうね。
としちゃんは やっぱり山はキツかったのかな。 足や膝など 大丈夫でしたか。
ジイは日頃から 歩きなれていますが、きつい下り坂が多いと 膝にきますね。
12000歩は 凄いです。
ジイはそんなに 歩いて無いかも。
としちゃん、私はとしちゃんブログはだいたい週末にゆっくりまとめて読ませてもらっています。仕事が忙しいのに、なあして毎日更新できるの?ほんとに尊敬に値します、ヨイショッと(笑)
そうですか~ぞろ目の会の方ともいよいよツメに入ったのですね。寂しくないですか?
うちも数年後かなあ~。心にぽっかり穴があかないように好奇心をもって生きなくちゃね。
白神山地の写真とっても素敵。今年はいつまでも暑いじゃない。おかげで一服の涼をいただきました。ごっつぉさんです。
自然がいっぱいね!
緑も水の色も涼しそうでいいなぁ。
としちゃんにはしんどい旅だったようだけど(苦笑)私はこの写真を見て行ってみたくなりましたよ。
ハッセルぶらっとさん、白神のお水、飲みましたよ。
私は登りは割と好きなんですけれど、下りは苦手ですね。
もっとゆっくりと登れたらよかったかもしれないけれど、バスの出発時刻を気にして歩いていたので、ゆっくりと景色も眺められずに残念でした。
ひょっこりさん、こんにちは。
白神山地の写真は、絵葉書をスキャンしたものもあるので、ちょっと割り引いて見てくださいね。
ぞろ目の会の人、そのお母さんと言う人は9月9日生まれだそうで、驚きでしょ。ひょっこりさんちも、すぐにそうなるかもね。
さとさん、しんどいというか、何のためにこんなに苦労して歩くのか、よく分からなかったわ。でも温泉はよかったですよ。東北はさとさんにお任せするわ。(笑)
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