先日、銀座のあるお店で、安い帯揚げを売っていました。
無地の赤っぽい帯揚げが欲しかったので、ポリエステルでしたが、いちおう縮緬風。
それであまり色も確かめずに買ってきたのですが、うちに帰ってよく見たら、こんな派手な色でした。
「唐紅」というような色でした。
さすがにこれじゃ使いみちもないなと思って、しばらくそのままにしておきましたが、決心をして染めてみることにしました。
ネットで調べると、ポリエステルというのはうまく染まらないと書いてありましたが、だめもとでポリエステル専用の染料というのを買ってきました。
何色にしようか考えたのですが、とりあえずボルドー色というか、えんじ色になればいいやと思いました。
こちらが染料です。
この染料をよく振って、お鍋に入れて熱するのですが、染料がついてしまってもいいようなお鍋がなかったので、ホーローの密封容器を使いました。ここに染料と水とお酢を入れて、90℃に熱して30分かき混ぜるのです。
まだ70度です。
この中に、帯揚げをどぼんと入れてかき混ぜながら加熱します。温度が下がらないように、温度計を見ながらしました。
割といい色になりましたね。
でもお箸も真っ赤になってしまいました。
そしてそのあとは、色止めといって、下の写真の袋の中に入っている色止め用の材料を水に加え、また10分くらい煮立てます。
そして水で洗って、こんどは普通の洗剤で洗います。
出来上がった時は、ぶどう色のような色になり、満足しました。
そして干します。
そしてアイロンをかけたのですが、乾いたらこんな赤になってしまいました。
(実物は写真よりは茶色い感じですが)
染める前よりは落ち着いた色になりましたが、染料が750円、そしてガス代や水道代や労力を加えたら、やはり安物をあわてて買うのは駄目だと分かりましたね。
それに台所のあちこちが赤くなってしまい、がっくりきました。
染めるという作業は、いかに大変かが分かりました。
2 件のコメント:
おぉ、染色とは、としちゃん、チャレンジャーですね。難しそうだもの。
帯揚げは着物姿全体に占める割合も少ないし、少しくらい派手でもいいアクセントになるのではないのかしら。
素人考えでは紺系統の着物に合いそうだけど??
マサさん、染色ってあちこちに色が染まってしまうし、出来上がりは予想通りにいかないこともあるし、生半可にはできないと思いましたね。最初からちゃんと色を選んで買うのが一番です。
でも白い色を染めるのなら、思い通りの色に染められるそうですよ。
藍色の着物のアクセントにするのはいいかもしれないわね。今度使ってみるわ。
コメントを投稿