写真でもお分かりかもしれませんが、私にはかなり身幅が広くて、着にくい着物でした。
なんとか直そうと思いつつ、そのままにしていましたが、ようやく覚悟を決めて、まずは自分で洗ってから直そうと思いました。
手でそーっと洗って、干して、アイロンをかけていたら、なんだか指にチクッと指す感じがありました。
びっくりしてみると、衿と身ごろを縫い合わせた部分に、なんと針の頭が飛び出ていたのです。
「まさか」、と思いつつ、針を押し出してみると、針には糸がついたまま、布の間に挟まっていたのでした。
ガーン!
こんなこと、今まで経験したことがなかったので、facebookに針の写真付きでアップしたところ、皆さんからの反応がたくさんありました。
「私もリサイクル着物に針が入っていたことがある」
「アンティーク着物では、4本も針が入っていたことがあった」
「着ていたら、太ももがちくりとしたので、よく見たら針が出ていた」
「待ち針が入っていることはよくある」
などなど。
みなさん、あるある、なんですね。
多くの方が、着物の中から、針を見つけた経験をお持ちなのでした。
私は、お針子さん(古い言葉ですが)と言う人は、縫った後には完全に針の点検をする人だと思っていましたが、そうでもない場合があるのですね。
「日本人のすることは素晴らしい」という評判も、あまり信じない方がよいのでしょうか。
外科手術の後に、ハサミなどが間違って体内に置き忘れ、ということも耳にしますが、それにしても、怖いものですね。
今となっては、旅行中、何も知らずに着物を着ていたのが、かえってラッキーだったと思っています。
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