2016年2月27日土曜日

「染めの小道2016」

昨日は「染の小道2016」▼に出かけてきました。


これは新宿区の中井駅周辺で行われているイベントです。

ここはかつては東京の染色産業の中心地でした。
川筋の染工場の職人たちが川のあちこちで染物の水洗いをしていたところです。

妙正寺川に反物を架けたり、商店の軒先にのれんを架けたりして、町おこしをしています。

かつでは、ここで染めの洗いをしたという妙正寺川。
300もの反物が掛けられているということでした。


川の上に短冊のように架けられています。
まさに「川のギャラリー」ですね。


川沿いには小さなお店が出ていました。


「東京友禅研究会」の暖簾も美しい。


町中のお店の暖簾もそれぞれ美しかったですね。
こちらは「道のギャラリー」と呼んでいるようです。


鮮やかな色、優雅な模様。


お風呂屋さんの店先にも暖簾がかかっていました。


こちらは夏の絽の生地に描かれていました。


お昼時に出かけたので、ちょっとおなかが空いてきて、どこかでランチをしようと思っていたら、着物姿の人を見つけました。

なんと、埼玉県に住んでいるSさんでした。
日本橋のきものサローネでもご一緒したKさんとの二人連れでした。

ということで、3人でお寿司屋さんに入りました。


チラシをいただきました。
かなりのボリュームでした。


ポテトサラダ、アサリの味噌汁がついて、1000円でした。
お腹いっぱい。

ということで、腹ごなしに3人で中井の町を歩きました。


ここは、着物ファンにはたまらない町ですね。

着物や和小物、端切れなどがそれぞれのお店で売られていました。
また手芸なども気軽に体験できるようになっていました。

あちこち冷やかしながら歩きました。

「二葉苑」では夏物の半襟を購入。


素敵な更紗もたくさん展示されていました。


うっとりと見つめるKさん。


二葉苑のお庭にはかわいい金魚も泳いでいました。


楽しいお散歩ができました。

こちらは最後に寄った喫茶店の軒先。
美しい型紙が残されていました。


この催しは地元を愛する商店の方たちや、新宿区の支援で行われていますが、皆さんの熱意を感じました。

一緒にお散歩できたSさん、Kさん、どうもありがとうございました。
おかげで楽しい半日になりました。

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この日の装い。

東京の染めのイベント、ということで、縦じまの染の着物にしました。
骨董市で買ったものですが、大好きな着物です。


サンドベージュの帯は、地元の小さな呉服屋さんで、「ほんとは20万円だけど、見えないところに傷があるので2万円にしておくわ」と言われて買ったものです。





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