先日は、大学の授業の一環で、奥多摩にある東京都の水源地まで出かけてきました。
集合は朝の7時50分。そこからバスに乗り出発。
一行は私たちシニア学生が20人ほど、アジアからの留学生が15人ほど、それに指導の先生と事務のスタッフ2名でした。
この授業は、美味しい水道水を提供するために、森林を管理して良質の水を生み出すこと、そしてダムによる水量コントロールを実際に目で見ることが目的でした。つまり水資源の管理の大切さを知ることでした。
バスは中央高速を通ってまずは笹子トンネル近くで休憩。ここには2012年の天井板落下事故の慰霊碑がありました。
勝沼を過ぎて、柳沢峠というところで下車しました。ここは甲州市にあり、美味しい水で有名なところだそうです。
柳沢峠は標高1472㍍だそうで、木陰に入れば涼しいのですが、日が当っているとやはり暑かったですね。
「ふれあいのみち」散策です。水源林ツアーでした。
柳沢峠にはブナやミズナラなどの広葉樹が生えていました。
それほどきついコースではありませんでしたが、虫除けをつけていたのに、首に刺されてしまい、痒くてたまりませんでした。
笹の生え方なども教えていただきました。笹というのは、一斉に生えて、一斉に枯れてしまうのだそうです。
こちらは鹿対策の「しかさく」
案内していただいたスタッフさんたちは、東京都水道局の公務員ですが、山梨県の水源地でお仕事をされているのでした。女性の方もいました。
こちらの場所はそれほど勾配もきつくなくて、ちょっとしたハイキング気分でした。
その後、バスに乗って少し走り、今度は「100年の森」というところを歩きました。ここは山道が急角度でけっこうきつくて、ゼーゼーハーハー言いながら山登りをしました。
この森は昔は、はげ山だったそうですが、みんなの力で美しい緑の山になったところです。
すくすくとまっすぐに生えていました。
そしてようやくランチタイムとなりました。
東屋で休憩する留学生たち。食後はトランプで遊んでいました。みんな若くて可愛かったですね。
帰り道は、ミニ奥入瀬渓谷のように美しい所を歩きました。
そしてまたバスに乗り、今度は小河内ダムへ。ここは私が小学2年生の頃完成したダムです。当時はすごいニュースでした。
多くの村が湖の底に沈んだのでした。1000人ほどの人が、他の場所への移住を余儀なくされました。工事のために亡くなった人も87人いたそうです。
ちょっとひどい顔をしています。。。。
水位が低いようですが、大丈夫かしら。
下の方に発電所が見えました。
とにかくこの日は暑くて大変でした。留学生の中には、熱中症のようになった学生もいましたが、私たちはなんとか無事でした。
そしてまたバスで出発地点に戻りました。
やれやれハードなフィールドワークでした。8キロほど歩いたようです。
それよりもレポートが大変です。
今回の水源林ツアーは、東京都水道局「みずふる」▼というサイトで紹介されています。無料で参加できます。
0 件のコメント:
コメントを投稿