先日、めちゃめちゃ暑い日に、ゼミの人たちと小石川植物園のフィールド・ワークをしました。
というのも、あるゼミ生が「ミシマサイコ」という薬草のことを調べているのですが、この草は夏にきれいな花が咲くというのです。それでみんなで探検に出かけました。
小石川植物園は日本最古の植物園であり、なんと徳川時代(1684年)、小石川御殿内の北側に「小石川御薬園」として作られた場所です。
その後、享保の改革の時、1722年(享保7年)、ここに養生所を作りました。
そして明治時代になって、ここは東京大学の植物園となったのです。
ここならミシマサイコがあるという情報があり、今なら咲いているというので、ゼミのみんなと出かけました。
正面玄関。
こちらが薬草が植えられている「薬園保存園」。とてもたくさんの種類がありました。約120種類の薬用植物が栽培されているそうです。
ところが肝心のミシマサイコは、暑さのためか、ぐったりと萎れてしまっていました。
残念ですね。
みんなでミシマサイコを悲しんでいるところ。
その後は園内を巡りました。園内はかなり高低差があります。森のようなところもありました。
こちらは日本庭園。きれいですよね。
東京医学校本館前。明治10年に東大の付属植物園となりました。
記念撮影です。
この日はたぶん37度くらいあったと思いますが、嬉しいことに「冷温室」という施設がありました。高山植物を育てている場所です。ここは19度に設定されていたので、とても涼しくて、みんな動きたくありませんでした。
可憐なレンゲショウマも咲いていました。
また柴田記念館では、小笠原の植物についても、特別展示がありました。
小石川植物園の関連施設は、日光にもあるそうで、こちらも行ってみたいですね。
その後は、小石川にある「岡埜栄泉」という高級料理屋さんでランチタイム。
きれいに作られた定食をいただきました。
前菜、刺身、天ぷら、焼き物、蒸し物などのフルコース。
2 件のコメント:
久しく小石川植物園に行っていません。ミシマサイコはどこかの谷戸で見たことがありますが、小さなお花だったかと思います。神代植物公園多様性センターにもあったかも。
今はお花は暑さでグッタリでしょう・・
冷温室でレンゲショウマが見れるのすね。行ってみたくなりました。
一番魅力的だったのが岡埜。近くに茶寮があったのですね。いつも傳通院の方から行っているのですが、今度行ってみたくなりました。
日光の東大の植物園分園は冬は閉じていますが、オープンと同時にバイカオウレンを見に行ったことがあります。なかなかいい所ですよ。
カンカン、コメントありがとうございます。さすがに植物通、ミシマサイコのこと、ご存知でしたね。根っこの部分を使用するのだそうです。
岡埜はお料理もよかったですが、隣の売店で特大の大福が買えてラッキーでした。売り切れになることもあるそうです。
今回のフィールドワークは、指導教官が地理の専門家でしたので、植物園内の高低差なども良くわかりました。
それにしても暑くて大変でした~。
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