2008年1月10日木曜日
人は何のために・・・・・
人は何のために生きるか?
という難問がある。
ギリシャ哲学から始まる多くの哲学や、世の中の多くの小説や映画はその答えを求めるために追求しているのでしょう。
簡単な答えはないかもしれない。でも最近、すごくシンプルでいい答えを聞いたの。
私は某ラジオ局でやっている人生相談を聞くことがあるのだけれど(ちょうど出勤前の時間に放送しているので)、その相談の中のある回答者の答えで「これ!」というのがありました。
それはね、悩める相談者に対しての女性回答者の言葉だったのだけど、
「人間は幸せになるために生きるのよ。」という回答でした。
ちょいと、質問からはぐらかされた答えだけど、いい答えだと思わない?
世の中にはお金のために生きる、という人もいるだろうし、愛のために生きるなんてかっこいい人もいるかもしれない。
でもその究極は幸せになるためでしょう。
不幸になることを目的に生きている人なんかいないはず。
そうか、幸せになるために生きればいいのね、と妙に納得しました。
面白い本を読むのも、楽しいひと時を過ごすのも、見知らぬ場所に旅をするのも、すべて「幸せになるため」と思うと、無駄にできないわと思うのです。
反対に、人から嫌なことをされたり、失敗をしたときでも、「ああそうか、これは幸せになるためには障害になるけれど、でも気にしないで行きましょ」と思うと、多少の嫌なできごとは乗り越えられるのです。
そうよ、幸せになるために生きているんですから。
でもね、人生相談を聞いていると、世の中には暇がありすぎて、くだらないことに悩んでいる人が多いんだなぁと思います。
相談するのはたいていは60歳代の女性で、「息子が未だに独身なのでどうしたらよいか」とか「嫁の態度が気に入らない」とか、自分以外のことでの相談がすごく多いのよ。そんなことならもっと自分のことでも考えてみたらよいのに、と思う人がすごく多いのに驚きます。
自分の趣味を磨くなり、だんなさんとうまくするとか、どうしてそういう発想にならないのかしらね。
それとこの人生相談の回答者の言葉で私が気に入っているのは
「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」という言葉。
そうだよね、人のことは変えられないし、昔のこともどうしようもない。
でも自分は変わろうと思えば変わることもできるかもしれないし、未来をどのようにするかも自分の意思に関わっているのよね。
そういう考え方って、すごく明るいと思いませんか?
年を取ってからの人生も捨てたものじゃないわね、と思うのです。
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2 件のコメント:
私は、新聞の「人生案内」を毎日読んでいますが、最近は深刻な相談にはめったにお目にかかれませんね。
嫁姑、親子兄弟、ご近所、性格、不倫など、人の悩みは普遍的です。回答に「エッ?答えになってないじゃん」と思うことはありますが。
「なぜ、生きるか」と考えるのは人間だけでしょうね。「幸せになるため」と言われると、嬉しくなりますね。
「自分を必要とする人がいるから。死ぬと悲しむ人がいるから」と、漠然と思っていましたが、それよりずっと前向きで素敵な言葉ですね。
そうそう、新聞といえば、マサさんの出番でしたね!
まったく最近の人生相談って、変なのが多いですよね。自分で少しは考えて悩んでみればいいのに、すぐに回答者に頼ろうとする姿勢が見られますね。
「幸せになるために生きる」というのは、万人に受け入れられると思います。
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