2008年11月20日木曜日
試写会 「PARIS」
(今日は、ソウルツアーはちょっと休憩。)
今年のクリスマスからお正月にかけて上映される映画「PARIS」の試写会に行ってきました。
友人が招待券に応募したら、当たったというので、仕事の後で、二人で神保町まで行ってきたの。
映画のHPはこちら。
http://www.alcine-terran.com/paris/
ズバリ、パリで生活する人々を写した映画なの。
いろんな人物が登場するのよ。
心臓病で余命いくばくもない若手ダンサー。
彼のお姉さんで、社会福祉士の3人の子持ちシングルマザー。
女子大生にストーカー行為をしちゃう歴史学者。( ← この人が一番、気になる存在だった)
彼の弟の売れっ子建築家。
いつも悪口ばかり言っているパン屋の女主人。
青果市場で働く労働者たち。
他にもたーくさんの人々が登場して、それぞれが恋をしたり、仕事をしたり、2分おきくらいに場面がどんどんと展開するの。
それぞれの人には共通点や関連はないのだけれど、お互いに道ばたですれ違ったり、パン屋さんの店で出会ったりと、不自然でないつながりがあるのよね。
この映画は見ている時はなんだかよく分からなかったのだけれど、見終わってみると、あー、こういう映画の作り方もいいなーと思わせるものでした。
私はフランス人の俳優さんってほとんど知らないのだけれど、結構有名な人が出演していたみたいでしたよ。
それにね、何と言ってもパリの自然な町の表情がよく撮れていたわ。
マルシェでのお買い物風景や、カフェの風景、パン屋さんの店先などがとても自然だったわ。
トントン・紅蓮姉妹が見てきたパリもこんな感じだっただろうなと、思いながら映画を見ていました。
アパルトマンの窓の風景など、トントンの写真が思い出されたわ。
きっとパリを旅行したことのある人なら、誰でも「あっ、ここ知っているわ!」と気づくと思うのよ。
一つだけ蛇足なんだけれど、心臓病の役をした俳優さん、イチローと、ジダンを足して2で割ったようなかっこいい人でした。でも病気の人には見えなかったな。心臓病の人がダンスなんか踊れないでしょう、と突っ込みをいれたくなるわ。
それとさ、初対面の人とも簡単にKISSしちゃうパリの人というのは、ちょっと日本人にはなじめないところもあるかな。
そんなこともちょっと気になったけれど、映画「PARIS」は、ストーリーは特になくても、みんなが愛し合い、傷つけあい、優しくなれる。
そんなごく普通のパリの人たちを描いた映画でした。
おまけなんだけど、随所に登場してくるアフリカ出身のパリの人たち。そして彼らの故郷であるアフリカの町のシーン。
それって、私が30年前に住んでいたアフリカを十分に思い出させてくれる風景でした。
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8 件のコメント:
観てみたいです~。
フランス映画はコメディしかろくに観たことないのですが、たまには・・・
近くでやってくれるといいな。
史子さん、これはいわゆるフランス映画っぽくなくて、シャンソンとかは無縁の映画です。
ごく普通、でもちょっと独特な人たちが次々に現れては、また次の人が出てくるの。
12月の末から渋谷の東急BUNNKAMURAで上映するみたいよ。
誰もがみんな、愛に飢えているのかなー、という感じ。
マサさんのブログかしらと一瞬思っちゃった(笑)映画もいいですねぇ。
先日蘭さんからマルシェの意味を教えてもらったの、笑うでしょう・・・
わたし何も知らないのよねぇ(泣)
パリはお洒落なイメージがあるのでそんな街の雰囲気見てみたいな!
ははは、私はマサさんみたいに、辛口の批評はなかなかできないのよね。
さとさんがパリに行ったら、すごく似合いそうよ。
この映画、パリでも大ヒットしたらしいの。
誰でも普通の人の生活が見てみたいのかもね。
私好みの映画な気がします。アクション物や、派手なハリウッド作品は好きじゃないから。
でも、良心的な文芸作品やドキュメンタリーは、全国展開されず、上映館が少ないのよね。それが、ちょっと残念。
ばたばたしていてやっと、きました。これなのね・・私、日常的なことが大好きなので・・きっと楽しめそう。そしてパリの町も、有名な観光地などより、だ粉にいるのかわからないような普通のところが好きなので、見てみたい!!
マサさん、これはたしかに派手な映画じゃないわね。でも結構上映時間が長いの。
それにフランス人の顔の見分けがつかなくて、いろんな人が登場するので、誰が誰だか時々分からなくなっちゃうのは、私だけなのかしら?
そうそう、トントンが見たら、きっと懐かしく思うわよ。
トントンの好きな窓のシーンなどがあって、私すら、あーいいなと思いましたもの。
こういう何気ない映画って、見る人それぞれによって感想が違うと思うのよね。
一緒に見た人は、「こういう映画もあるのね」と言っていました。
特に興奮するようなストーリーの映画ではないけれど、いろんな見方ができる映画だと思います。
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