去年の秋から始めた、三味線のお稽古。
どうしてやりだしたかというと、単に母が使っていた三味線がうちにあったのと、和楽器屋の女ご主人をラジオでインタビューして、その方のご紹介があったのという理由だけで三味線をやりだしたの。
だから三味線にどんな種類があって、どんなジャンルの三味線だということは、まるで自分で決めたわけじゃなかったのよ。
まあ、何か楽器が弾けたらいいかな、くらいの軽い気持ちだったの。
去年までは、「さくらさくら」とか「うさぎうさぎ」とか「お江戸日本橋」などという曲をお稽古していたの。
それで、先生が去年の暮に、「来年からは赤本をしましょう」とおっしゃっても、さて、赤本なるものどんなものかまるで知らずに、今年初めてのお稽古に出かけたのでした。
そうして渡されたのがこれ。
赤い表紙だから赤本。
ところが中を開けたら、さあ大変。
まるでちんぷんかんぷん。
この曲は「雛鶴三番叟」(ひなづるさんばそう)というタイトルなのだけど、歌がまるで意味不明なのよ。
♪
所千代まで翁草、菊の四季咲式三番、可愛らしさの姫小松、木陰に遊ぶ鶴亀も座元の名にし生ひ繁る、竹は櫓の幕の紋、ご贔屓頼み揚げ幕や、とんと居なりに此の舞台我等も千秋さむらはう・・・・♪
おまけに旧字体で書いてあるのよ!
私は歌は習っていないのだけど、うわっ、大変な世界に入ってしまったのだ!
と思わずのけぞってしまったくらいです。
そうなのよね、これは「長唄」なんです。
とにかく先生の真似をして、三味線を弾いてみましたが、難しいのなんの。
今までの曲だと調子があっているかどうかは、知っている曲なのでなんとか分かるのだけれど、こういう曲だと、何が何だかさっぱり・・・・。
去年までは源氏物語の平安朝の時代で遊んでいましたが、今年はどうやら江戸時代に住むことになりそうです。
趣味の世界って、大変なのね~。
10 件のコメント:
助走が終わって、本格的なお稽古がいよいよスタート、というわけね。それにしても、唄のなんと粋なこと。
楽器の弾ける人って、素敵だしホント羨ましい。新しい世界が広がることでしょう。
お稽古の成果をお母さまに聞かせてあげたら、きっと喜ばれるでしょうね。
いやー、マサさん、私自身、こんな長唄の曲をするなんて思ってもみなかったので、もうどぎまぎしていますよ。
ちょっと選択を間違えたなー。
そういえば、今日のエアロビ(ハイ&ロー50)、超難解で、めげていました。
うわっもう全然苦手分野だわ(苦笑)
旧字体なんてわからないしもちろん三味線も聞くのは好きだけど出来ないし・・・
お手上げです~
としちゃん頑張ってね!
三味線は聴くのは好きなんだけどね、楽器はできないなぁ。
邦楽は、楽譜が漢字なんですよね・・・
大学の授業で見て、脳味噌がねじれてしまいました。
三味線って、今でもニャンの皮なんですか?
さとさんも分からないかしら?
私もめまいがしそうでした。
でも、先生の歌と三味線をICレコーダーに入れたので、それを聞いて勉強していますよ。はい。
史子さん、にゃんこの皮とは思いたくないけどね~。
でも楽譜はわりとすぐに慣れましたよ。
それよりも音を取るのが難しいの。ピアノなどは最初から調律してあるけれど、三味線は自分で音を見つけなきゃいけない。それに弾いているうちにどんどん音が下がっちゃうのよね~。
我が家にも楽譜がありました。何がなんだかわからない・・・父のは、左の字だけのだったような気がします。長唄は父がよく歌っていたので・・聞けば思い出すようなものが多くて。でも題名とかはわからない。でも、なつかしいなぁ~
こんばんは。僕は三味線の音色が大好きで、花町を歩いている時に三味線が聞こえると思わず足をとめてしまいます。是非楽しみながら頑張って下さいね。
トントンさん、お返事遅くなってすいません。このところ、コメントをいただいても、私のメールに通知が届かなくなってしまったの。よく分からないけど、時々妙なことがあるんですよ。すいません。
それで、お父様は長唄をされていたんですよね。聞けば思い出すと思うわよ。
でも、いつも聞いているような歌とはまるで違うので、戸惑ってしまいました。
ま、日々是写真日和さんは三味線の音がお好きなんですか。京都なら、お稽古をしている音が聞こえてくるかもしれませんね。
うーん、楽しいというよりは、苦しいというのが本音かしら。
でも、指の体操が老化防止だと思ってやっています。
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