・・・というタイトルの映画を見てきたの。
ちょうど、パルコキネマ20周年記念、ということで「大映傑作選」というのをやっていたんです。
「おとうと」「雨月物語」「羅生門」などの名作を一日1回限定で上映しているのよ。
今日はたまたま「妻は告白する」という昭和36年制作の映画でした。
主演は若尾文子。28歳の人妻役です。
彼女の夫が小沢栄太郎、愛人は、川口浩、26歳の役。そして川口浩の婚約者役が馬淵晴子というスタッフでした。
映画はモノクロ。でも法廷のシーンとか、山(北穂高)での遭難シーンなどが多かったので、モノクロがぴったりだったわ。
それに若尾文子の唇やうなじがすごく色っぽいのよ。
身体もむちむちという感じで、負けそう~。
彼女はほとんどが和服姿でしたけれど、昭和のあの時代って、人妻というと着物姿だったのかしらね?
この若奥様が、憎たらしい夫と、愛人と一緒に3人で登山の途中、遭難にあうの。
そして、3人の身体を結びつけていたロープをナイフで切って、夫を山の谷底につき落としてしまう・・・・。
その行為は、保険金狙いだったのか、あるいは自己防衛だったのか、というのが法廷で争われるのだけれど、面白かったわ。
若尾文子の人妻は、愛に生きた人、燃える情熱を持った人だと思うの。
それに比べて、川口浩の愛人はそれに耐えきれずに逃げているように、私には思えたわ。
そして最後には、川口浩は、お嬢様である婚約者の馬淵晴子からも愛想をつかされてしまうのよ。
ふがいない男だなー。
登場人物も今は亡き高松英郎とか、根上淳とかが出演していて、懐かしかったわ。
大昔の映画でしたけれど、十分に満足しました。
はて、私はこのとき、何歳だったのかしら?
6 件のコメント:
あら、としちゃん見に行ったのね。傑作選の中では、この映画が一番おもしろそうだと私も思ったの。
若尾文子は、悪女が似合う女優ですよね。いかにも悪女といった感じではなくて、一見楚々とした人妻ふうの……。
母が佐田啓二(中井貴一のお父さん)の大ファンだったので、幼い頃は松竹の映画によく連れて行かれました。
私もね、子供の頃住んでいたところの駅前は、東宝・松竹・大映・日活・新東宝(だったかの)5館が立ち並んでいるところだったの。電車に乗らずに歩いて映画館に行けたのも、幸せね。
今は、うちの近所のスタジオは、角川大映となってしまいましたが。
佐田啓二懐かしいなー。素敵でしたよね。中井貴一よりずっとかっこいいわ。
表題みて、としちゃんの告白だとドキドキ、
してしまいました。
一読してから、もう一度見たら、ちゃんと
「」がついてましたね。
若尾文子って、ちょっとあのエキセントリックな天才建築家の奥さんというイメージしか
なかったのですが、やっぱり若いころはすごかったんですね。
たかぽんさん、そりゃ、やばいわ~。
そうそう、若尾文子さん、ああの建築家の奥様というイメージが強いですけれど、それはそれは魅力的な女優さんでしたよ。
レトロな水着のシーンもありましたが、きっと当時の若い男性の間では、人気があったのだろうなと思いましたね。
若尾文子さんて昔ね、父が勤務していた会社のコマーシャルにずっと出ていてね。
だから若いころから私は印象深いの。
遠い存在の女優さんって感じだったのがいつだったか選挙の時にテレビに出ている今の若尾文子さんをみてちょっとそのギャップに驚いちゃった(笑)
結構シャキシャキしていて物事をはっきりいう人だったのよ。
いい映画を見てきて良かったね。
へー、さとさん、それは奇遇ですね。でも若いころからの印象があまり変わらない方ですね。
私は馬淵晴子がこんなにきれいな人だとは思っていなかったの。お金持ちの令嬢の役がぴったりだったわ。
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