2010年9月24日金曜日

歌舞伎見物

今回の新橋演舞場からのご招待は、チケットが2枚届いていたので、ご近所のマサさんを誘って出かけました。


出し物は4つあって、最初は踊り。
在原業平と小野小町という六歌仙のお二人が紅葉の景色のところで舞う踊りでした。

次は沼津を舞台にした江戸時代の人情劇で、主演は吉右衛門。
脇役の歌六、歌昇の二人の屋号が萬屋から播磨屋に戻る襲名披露もあって、昔からの歌舞伎ファンにとっては嬉しいことなんでしょうね。なんでも39年ぶりのことだとか。私はそのあたりのことはよく分からないのですが、「隅から隅までずずーっと・・・」という口上はきびきびしていて気持ちの良いものです。

その後のお昼休憩を挟んで、次の出し物は両国あたりを舞台にしたやくざ稼業のチャンバラもある人情劇「荒川の佐吉」。
眼の見えない男の子の子役が可愛かったわ。主人公は仁左衛門、それに吉右衛門もまた登場。

最後は人間国宝藤十郎のおめでたい踊りでした。お姫様の衣装がとてもきれいで、最初は赤い着物だったのに、ちょっと後ろ向きになり、あっという間に白い着物に変身。こういう変わり身の変化があるところが歌舞伎の面白さですね。

着物で出かけましたが、雨の予報だったので、雨用のカバーのついた草履を履いて、雨コートと折りたたみ傘を持って行きましたけれど、幸いに雨は降らずにラッキーでした。


もうかなり涼しいので、お太鼓にしてみました。
このところ半幅帯ばかりだったので、お太鼓は久しぶり。

腰のあたりに補正用のタオルを巻いていたので、結構暑かったですよ。
でも私の場合、お太鼓に結ぶ時は、背中とお尻の肉の付き具合からいくと、腰にタオルをしないと、帯のたれがめくれ上がってしまうので、仕方なく補正しています。
家に戻って着物を脱いだら、このタオルが汗で湿っていました。

6 件のコメント:

マサ さんのコメント...

としちゃん、ブログのUP、早っ!
今日は、お誘いいただいて有難うございました。
歌舞伎の世界を堪能できました。歌舞伎は難しいものだと思っていたけど、けっこう分かりやすい話で楽しめました。
着物姿、とても着慣れた感じで素敵でしたよ。こうした場所では、やはり着物が映えますね。

おおしまとしこ さんのコメント...

マサさん、歌舞伎を楽しんでいただけたようで良かったです。つまらなくて眠ってしまうよりいいですもの。今回の出し物は分かりやすいものでしたね。それにきれいな踊りも見られたし・・・。
着物は毎回恥ずかしい思いをしながら着ていますよ。素敵に着ている人をそっと眺めながら参考にしているのです。

ハッセルぶらっと さんのコメント...

こんにちは
急に寒くなりましたね。
冷房から一挙に暖房??

髪の毛をそぐって ジイの辞書にはありませんよ。^^

今日の着物の色つかい とっても似合ってます。 黒も落ち着いて いい感じですよ。

こども神輿 可愛いですね。
頭に巻いた ねじりの鉢巻が 江戸を感じさせてくれます。

おおしまとしこ さんのコメント...

ハッセルぶらっとさん、こんにちは。
頭が冷えますか? これからはバンダナは必需品ですね。
今回の着物は珍しく、自分で買ったものでした。着物は洋服では着ないような色遣いができるので、それが楽しいですよ。

さと さんのコメント...

素敵な着物で歌舞伎を見に行ったのね!
いいなぁ~

私も長いこと見たことがないけど友人は東京にもよく見に行くそうです。
南座に今月海老蔵さんが出てたのでうちのスタッフ(すえちゃん)は見に行ったそうです(笑)
チケットはすぐ完売だしね・・・(泣)
12月は顔見世です!

おおしまとしこ さんのコメント...

歌舞伎に行くときはもっときばった着物がいいのかもしれませんけれど、今回は出し物が人情劇だったので、あまり格式のある着物じゃないほうがいいかなと思って、紬の単衣にしてみました。
海老様は人気ありますよね。南座も一度行ってみたいところです。