今日は新橋演舞場に「六月大歌舞伎」を見に行ってきました。
天気予報は「ところにより雨」というので、雨用の草履を履いて(ビニールのカバーがしてあるの)、雨コートと折りたたみ傘を持って出かけましたが、全然降らなかったので、荷物が邪魔だったわ。
今日のお目当ては、仁左衛門とその孫の千之助君(7歳)の競演による連獅子。
ガラス越しに携帯で写したので、ぼけていますけれど。
親獅子と仔獅子が激しい舞を踊るのだけれど、この千之助君、すごく上手でお客さんからは大拍手をもらっていました。おじいちゃんのほうも67歳には思えないほど若々しくて、よかったわ。
長い髪を振りながら50回もぐるんぐるんと頭を廻すのは圧巻でしたね。
お芝居は「頼朝の死」という演目で、源頼朝亡き後、息子の頼家が父の死を不審に思うお話。
染五郎の頼家、そして時蔵の北条政子が立派でしたね。かなり本格的なお芝居でした。
もう一つの出し物は「梶原平三誉石切」といって、吉右衛門が刀の鑑定をする源氏と平家の頃のお話。
こちらはちょっとユーモアのあるシーンとかがあって、楽しめました。
登場人物がすごく多かったのだけれど、若い役者さんたちがたくさん舞台に上がっていて、一つもセリフがないのにじーっとしている姿は、彼らの将来が楽しみだわ。
劇場に来ていたお客さんの着物着用率はお天気のせいか、それほど多くはなかったけれど、かなりおしゃれ上級者という人がいましたね。
クリーム色などの淡い色の着物が多かったかな。しっかり観察していましたよ。
こちらの方は白い帯に菖蒲か、かきつばたか分かりませんけれどすっきりしたお花がきれいだったので、真蘭さんの真似をして隠し撮り。
でもこの方、背中が丸まっていて、せっかくの着物があまり映えずに残念。やはり着物を着た時には背中をすっとしていたいわよね。それにちょっと「たれ」が長いかな。
私は単衣の抹茶ラテ着物。
帯は近所の骨董市で買った(いつものおじさんとは別のおじさん)夏用の茶系統の帯に、私には珍しく、黒の帯留をしました。
後ろ姿でも分かるように、お太鼓のところに折りじわがついてしまっているでしょ。
それで写真を撮った後に、帯を締めたまま、だんなさんにアイロンをかけてもらったの。
ラップの芯を帯の下に入れて、当て布をかけてアイロンでしわをとりました。
「別の帯にしたら」と言われたけれど、これを締めたかったんですもの。
2 件のコメント:
まぁ、としちゃん、アイロンをかけてくれるなんて、なんてやさしいご主人でしょう~♪
たいていの男性は、女性の着物姿が好きですよね。「着物を着ると、主人が喜ぶんです」って言ってた人がいたもの。
としちゃんのご主人も、奥さまの着物姿に、まんざらでもないでしょう。
そういえば今日、ヨガ教室に行く途中、派手な色合いの百合を見かけました。濃い紅色というのかな。子供の頭ほどの大きさはありませんでしたが。
百合は上品なイメージなので、、白とか淡いピンクとかの清楚な色がいいですよね。
マサさん、うちのだんなは着物にはほとんど興味がありませんね。私が何を着ていても分からないんじゃないかしら。
でも髪の毛を切ってくれるとか、アイロンをかけてくれるとかそういう技術工作的なことは嫌いじゃないのでやってくれますが。。。
百合の花というとマサさんのお母様を思い出すんですよ。やはり百合は純白なのがいいわよね。濃い紅色の百合は、くどいですよね。他の花ならあの色でもいいけれど、百合には似合わないと思うわ。
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