大須では観音様の骨董市と商店街で着物と帯を買いまくり、ウキウキした後は、徳川美術館へ行こうと思いました。
徳川家に興味があるというのではなくて、そこに保管してある国宝の源氏物語絵巻を見たかったのです。
この美術館の場所は地下鉄で行っても名鉄で行っても、駅からかなり歩くのです。
手ぶらならいいんですけれど、着物と帯の荷物が重たくて、名古屋駅のコインロッカーに入れようと思ったのですが、ちょうど目の前にタクシーが止まっていたので、どのくらいの値段で行けるか聞いてみました。
するとその運転手さんが「2500円か2000円くらいかな」と言うので、ちょっと高いと思ったので、「それならまたにしますね」と引き下がろうとしたら、「それなら1500円でいいよ」と言うのよ。
そんなタクシーなんてあり? と思いましたけれど、私も荷物もあることだし、それならいいや、と思ってタクシーに乗り込みました。
そうしたらこの60歳くらいの運転手さん、しゃべることしゃべること・・・・・もう頭が痛くなるくらいのおしゃべりで、私が東京から来たというと、あれこれ名古屋案内をしてくれました。
タクシーに乗っている途中、携帯電話に母のホームから電話があって、話をしていたのに、そのおっさん、私が電話を切ったとたん、またべちゃべちゃ、べちゃべちゃ・・・。
でもおかげで「愛知県は全国で京都や奈良よりも一番お寺や神社の数が多い」とか「名古屋で一番いい病院は市立病院」だとか「徳川園の牡丹は素晴らしい」など、名古屋通になるような話題を提供してくれましたよ。
さてようやく徳川美術館に到着して、タクシーから降りました。
きっちり1500円払ってほっとしました。
おっさんの相手をさせられて、ほんとに疲れたわ~。
(今日の写真はパンフレットからスキャンさせてもらいました)
2 件のコメント:
私も、タクシーに乗って運転手さんにあれこれ話しかけられるのは苦手。向こうは、サービスのつもりなんでしょうか。でも、この運転手さんは、とっても話が好きそうね。
「2500円か、2000円」と言っておきながら、「それなら1500円でいい」というのは、ホントにありなんでしょうか。ひょっとして、個人タクシーでした?
目的の源氏物語絵巻はいかがでしたか?
マサさん、私はめったにタクシーは乗らないので良く分からないんですけれど、メーターを倒して走っていましたね。降りるときになって「それじゃ話が違う」と言われたらどうしようと思いましたけれど、値段通りだったので一安心しました。
タクシーでも美容院でもむやみに話しかけられるのは嫌ね。でもこの運転手さんのおかげで少しは名古屋通になったかも。
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