今日は日本舞踊の尾上流襲名披露舞踊会というのが国立劇場でありました。
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尾上流というのは尾上菊之助などの流派で、どちらかというと能の舞に近いような踊りですね。
私が習っている先生のそのまた先生の流派のトップが交代するというめったに遭遇しないことなので、一緒に習っている人と一緒に舞台を見てきました。
こういう華やかな席にはどんな着物を着て行けばよいのかちょっと考えてしまったのですが、ちょうど先日、Uさんからまた着物をたくさんいただいてしまい、その中にきちんとした感じの無地の夏着物があったので、それを着ることにしました。
とても肌触りのいい着物です。
この着物は、袖のところだけに裏地がついているんですよ。
結構透ける生地でしたが、濃い色なので夏の終わりにはちょうどいいかなと思いました。
皇居近くの半蔵門にある国立劇場です。
四谷からバスに乗って行ったのですけれど、バスを待っている間の暑かったこと!
死にそうでした。
こちらは入り口のお知らせ。
ロビーに入ると、踊りのお弟子さんやらが着物姿でズラーっと並んでいましたけれど、お客さんはそれほど着物着用率は高くはなかったみたいです。でも歌舞伎鑑賞よりもずっと着物を着ていた人は多かったですね。
舞台の緞帳は紅白梅に紅葉、杜若、菊などが描かれていました。
舞踊会の踊りは、どの演目も一曲がすごく長いんですよ。ひとつが30分くらいの長さでした。
よくそんなに長い曲の振り付けが覚えられるものだと思いますね。
私など3分の曲でも覚えられないのに・・・。
それで午後の4時にスタートして、なんと終わったのは夜の9時半ごろでした。
でもさすがに豪華で本格的でしたね。
舞妓さんふうの踊り、娘道成寺や深川芸者の踊り、花魁の踊りなどどれも素晴らしかったですね。
女性はみな着物の裾をぞろりとしていましたけれど、よく足で踏まないものだと妙なことを感心してしまいました。私だったら絶対に踏んづけているわ。
今回の目玉は、襲名披露だけでなく、スペシャルゲストが出たのです。
それは染五郎さん、右近さん、亀治郎さんという今をときめく歌舞伎役者さんたちの「船弁慶」でした。
舞踊会が終わって外に出たら雨が降っていました。
着物をめくり上げて急いで帰宅しました。
昼間は日差しよけに使っていた傘が、夜は雨用になりました。
4 件のコメント:
まぁ、襲名披露舞踊会とは、格調高い響きですね。緞帳も立派です。
としちゃんの着物姿も、落ち着いた色合いでとても上品ですよ。
30分も踊るのは、役になりきるというか、踊り手になりきって自然に体が動くのかもしれませんね。
スペシャルゲストの豪華なこと。楽しめたことでしょう。
マサさん、4時に開演だというからせいぜい7時か7時半くらいには終わるだろうと思っていたら、9時半までかかってしまいました。まぁもうけものと言えばそうだけど、夕ご飯抜きで、食べたのはアメとチョコだけ。結構大変な観賞でした。
スペシャルゲストは衣装や化粧なしでしたけれど、声もよく通り、素敵でしたよ。
きちんとした場所にふさわしい素敵な着物ですね♪
私も久しぶりに着物を着ましたら欲が出てきてまた時々は着ようかな~なんて思いました。
店のお客様にも踊りを長年習ってらっしゃる方がおられて歌舞練場に見に行きましたが長い踊りで驚いたことがあります。
同じくらいの年齢だけどすごいよね。
としちゃんも頑張ってね!
さとさんの夏着物、素敵でしたよ。時々着てくださいな、なんて私が言うのもおかしいですけれど・・・。
こういう場だから、着物のしきたりもうるさいのかなと思いましたが、観客の方は意外とお好きな着物を自由に着ているという感じでした。でも接待する方の人はみなさん、薄い色合いの素敵な絽の着物でした。
夏の暑い間、踊りのお稽古をしたのはさぞ大変だったと思うわ。
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