今日はまた新橋演舞場に行ってきました。
まだまだ日中は暑いのですが、9月も中旬を過ぎたので、うたどんさんのお母さまからいただいた地味な紬の着物を着てみました。これって大島なんでしょうか?
光沢があり、しゃきっとしていてとても気持ちの良い織物です。
全体的には焦げ茶色のトーンですが、良く見ると茶色や緑、青、グレーなどが混じった波模様のようですね。
まだしつけ糸がついたままの新品同様の着物でした。
ちょっと地味な色合いなので、帯はオレンジ系の扇面に小菊が描かれた模様の帯にしてみました。
お太鼓の中の部分がおかしかったので、写真を撮った後にまた締め直しました。
帯揚げと帯締めは生まれて初めて着物を買ったときに揃えたもの。こちらもオレンジ色にして、ちょっと若々しくしてみました。
劇場では数人、着物姿の人がいましたが、若い女性で黒っぽい着物に白の帯というモノトーンの人がいましたが、洋服ならそれでもすてきでしょうけれど、着物のときはやはり少しは色が入っていたほうがいいなーと感じました。
「人の振り見て我がふり直せ」ではありませんが、やはり着物を着ている人を見るとじっと観察してしまいます。
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今月の歌舞伎は中村又五郎・中村歌昇親子の襲名披露でした。
又五郎さんという人は50歳くらいでちょうど脂の乗った世代のようです。
息子の歌昇さんは22歳だそうですが、素顔は現代風の健康的な若者のようですが、踊りはきっちりとしていましたね。
この人の弟さんも17歳の役者さんで一緒に踊っていましたが、歌舞伎ファミリーなんですね。
お芝居は二つとも悲劇で、親子の分かれが描かれていました。
「菅原伝授手習鑑 寺子屋」は人間国宝になった吉右衛門さんが出ていましたが、笑い泣きのシーンなど、本当にうまいものですね。
そういえば、朝、劇場の役者用入口の近くで、ちょうど藤十郎さんが車から降りたところにばったりと出くわしたのですが、その時の素顔はほんとうに小さなお爺ちゃんという感じで、えーっと驚きました。
でも1時間後に舞台に登場した時は白塗りの二枚目役で色気たっぷりの表情で、同じ人物とは信じられませんでした。役者さんの化けようというのは本当にすごいですね。
最後の踊りは「勢獅子」といって、獅子舞とかいろんなおめでたい踊りがあって、この踊りの途中に襲名披露がありました。舞台も客席もいっしょになって手拍子で締めて、よかったですね。
昨日は自分が三味線演奏をしていていましたが、お芝居を見ているだけはとても楽ちんですね。
でも役者さんたち、演奏家たちもきっと陰ではすごくたくさんの努力をしているのでしょう。
楽しませてもらいました。
6 件のコメント:
華の会 お疲れ様でした。飲み物とおやつまで戴いて ごちそうさまでした。
何を着てもお似合い、 帯 帯留め 工夫してらしゃるわ
見て 聞いて 確かめて 勉強勉強ですね。
役者の子は、役者になるケースが多いですよね。大変な道でしょうが、他の生き方を探すのも難しいのかもしれないわね。
秋らしい深みのある色合いですね。
季節を先取りするのは、お洒落です~♪
うたどんさん、こちらこそどうもお時間を割いていただいてありがとうございました。
私は2月にこの会の発表会を見て、唄の説明などがあってよかったので、それで会に参加することにしたのです。
先生は洋楽(オペラとかバッハとか)もされているので、教え方も分かりやすくていいですよ。
着物どうもありがとうございます。ほとんど手を通されていないようでもったいないので、どんどん着させていただきますね。
マサさん、吉右衛門さんのところは女の子ばかり4人だそうで、後継ぎがいないのはお父さんとしてはちょっと残念かもね。
そうそう、着物は季節を先取りですよね。ちょっと色が濃い目なのでどうかなと思いましたが、秋らしくていいでしょう。自分だったらきっと買わないような柄でしたが、素敵でしょ。
としちゃんは個性的な柄の着物がよく似合うような気がするわ。
色々と挑戦して下さい♪
帯や帯締め、帯揚げ、半襟など色々と遊べて楽しいわね。
秋は着物が似合う季節ね。
この着物は変わった柄ですよね。自分自身は無地っぽいものが好きなのですが、せっかくいただいたので、着てみることにしました。おしゃれ着ですね。
秋はおしゃれが楽しめるからいいですけれど、最近また太りだしたのでなんとかしなくちゃ。
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