先日、桐朋学園の学生の演奏会▼に行ってきました。
これはこの前、三味線演奏の独演会を聞いた時▼、その演奏者が桐朋の卒業生であり、今度の卒業演奏会の紹介をしていたので、若い人たちの演奏を聴くのもいいなと思い、行ってみたのです。
出演者は主に短期大学の卒業生のようなので、年齢でいうと二十歳くらいでしょうか。
卒業する学生に加えて、教員や卒業生も交じっての演奏でしたが、みなさん情感たっぷりでとても上手に演奏しているように思えました。
お客様は学生の父母などが主なようでしたが、琴や三味線の師匠のような方もいらっしゃいました。それとも卒業生の方かもしれませんね。
最初は「曼荼羅」という幻想曲で、お琴演奏者の男子学生が作曲したものでした。
琴、三味線、琵琶、篠笛、尺八、打楽器などいろんな楽器の合奏でしたが、魅力的な曲でしたね。
特に琵琶は、いわゆる琵琶法師のような感じではなく、激しくそして切ない音色が良かったですね。
演奏していたのも可愛らしい女の子だったので、こういう若い子が琵琶を弾くというのは意外でした。
次はギターとお琴の合奏曲でしたが、二十五絃という大きな琴とギターはよく合うのだと思いました。
実際は両方の楽器を調音するのは難しいのだそうですが、音色はぴったりでした。
真剣なまなざしですね。
その次もギターとお琴の合奏でフランスの曲を演奏していましたが、ギターの弾き方にはこんなさまざまな弾き方があるのかと思いました。叩いたり、つねるようにしたり、はじいたりが面白かったですね。
リズミカルなところになると、みんな黒いサングラスをかけて演奏していたのですが、お琴とサングラスというのが面白かったですよ。
そのあとの独奏や合奏も聞いていたかったのですが、遅くなってしまいそうなので残念でしたが途中で退席しました。
若い人たちが一生懸命になっている姿はいいですね。
彼らはこれから先、プロの道を歩むのか、あるいは趣味として演奏するのか分かりませんが、若いときに楽器に触れられたのはいいことでしょう。
私自身ももう少し若いときから三味線を始めていたらよかったのにと後悔することがありますが、仕方ありません。
この日はちょっと華やかに、白っぽい牡丹の総柄の着物にしました。
帯は前に「五箇谷さん」▼で買った辛子色のゴブラン織りの帯を初めて締めました。
「この帯はどんな着物にも合いますよ」と言われて買ったのですが、私には合わせるのが難しくて今までしまいっぱなしだったものです。
写真がボケていてはっきりしませんけれど、ちょっぴり光沢があって、私にしてみれば高い帯でした。まだ元が取れていません。
目の前の席に、背中にひとつ紋の入った淡い紫色の色無地着物を着て、二重太鼓にした女性が座っていました。
こういうお祝いの席には二重太鼓にするといいのね、と参考になりました。
2 件のコメント:
ボタン絵柄の着物とそれに合わせた帯も
すてきですね。
お孫さんもかわいい盛りですね。
ICUには入ったことがないので
落ち着いていい感じだなと思いました。
相変わらずお忙しそうな日々。
仕事のことでお聞きしたいなと思っています。小さな学会のお手伝いをすることになりそうです。
カンカン、牡丹の着物はいただきものです。演奏会や展覧会などに着ていきますね。
ICUはカンカン好みかも。
大学というかカレッジというか、英国風な感じでしたよ。
今度お仕事を変わるのかしら。お役に立つかわかりませんけれど、メールいただければ少しはお話しできるかも。
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