このところ、小紋か付け下げの淡い色の着物がほしくて、あちこちリサイクルきもの屋さんを巡っていますが、なかなか思うようなものに当たりません。
お店の人とあれこれ相談していると、いつも紬系のものを勧められてしまいます。
先日、下北沢の古着のきもの屋さん「長谷川」に行った時も、そうでした。
ちなみにこのお店は本多劇場の近くにあり、お手頃な値段の着物が揃っているので、割と良く利用しています。
若い女性の店員さんが熱心にいろいろ探してくれたのですが、柔らか着物はなくて、「こちらの棚は大島ですけれど、どうでしょうか」と言って、茶色の地味な着物を勧めてくれました。
一見、ババくさい色合いだったので、えーっと思いましたが、姿見に当ててみると、これが意外と似合うのですよ。(私がババのせいでしょうか・・・)
お店の人も「こういう大島は若い人には着こなせませんよ」と、つまりこれはある一定の年齢以上の人が着る着物のようです。
その着物は全体の色は地味でも、模様が丸くてとても可愛いのです。
(もう「可愛い」という年頃ではありませんけれどね)
茶色と水色という色の組み合わせが私好みでした。
このような色の大島はあまりないそうです。
目的の柔らか着物ではありませんでしたが、さっそく買って、有楽町の「大江戸骨董市」で買った更紗の帯と合わせてみました。
割と上品な感じでしょ。どんな帯でも組み合わせそうです。
帯揚げを水色にして成功だったかも。
「いかにも大島紬」という感じがしないところも気に入りました。
実は少し私には丈が長いのですが、腰紐を高い位置で結んでごまかしています。
それにしてもいつになったら淡い色のはんなり着物が見つかるかしら。
2 件のコメント:
写真だと明るく見えますよ。
上品でお洒落っぽい紬だわ。帯との組み合わせも決まってますね。
私も、「こんなのが欲しい」とイメージを抱いて探すと、なかなか見つからないの。
適当なところで妥協すると、あまり着なかったりするのよね。
「そうそう、こういうのが欲しかったのよ」とドンピシャの品に巡り合えると、嬉しいわよね。
マサさん、この着物は見た時よりも着てみたほうが映えましたね。
「地味に見えても可愛いところがある」というのは着物でも性格でも私の理想とするところかしら。
ほんとうに買い物は難しいですね。何か求めていてもいつも違ったものを買うはめになってしまいます。
妥協はしたくないけれど、お財布とも相談しなければならないしね。
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