昨日は、「新・純邦楽ユニット WASABI」の<和楽器ワークショップ>に参加してきました。
来年1月にあるコンサートの事前体験学習会です。
私が「WASABI」に初めて出会ったのは、去年の5月の連休の時、新宿にある廃校になった校舎を利用した「芸能花伝舎」でのこと▼。
その時のコンサートが素敵で、衝撃的だったのです。
普通、邦楽の舞台というと、男性は紋付に袴姿です。
それも、りりしくていいのですけれど、演奏する姿が無表情なのがどうも私には気になるの。
ところがWASABIの面々の舞台は、邦楽の演奏のときでも、現代音楽の演奏のときでも、とてもお洒落で楽しくて、笑顔が素敵だっのです。
WASABIの公式HPはこちら▼。
メンバーはまずは「吉田兄弟」のお兄ちゃんの津軽三味線。
ものすごい指使いで、思わずため息が出るほど素晴らしかったです。
すらりと長身なのは尺八の元永さん。
幼い時は海外で生活していて、その反動からか、日本の文化に惹かれて大学から尺八を学んだそうです。
「貴公子」という雰囲気の箏の市川さん。
中学の時にギターを始めて、その後、沢井一門という箏の名門の門下に入ったそうです。
「箏は意外と軽いですよ」と説明しているところです。
太鼓や鳴りもの担当は美鵬さん。
金髪をなびかせながら太鼓を打つ姿も、明るいおしゃべりもかっこいい。
おじい様もお父様も太鼓のプロなんだそうです。
ワークショップでは、すべての参加者が一人ずつ、それぞれの楽器に触れることができました。
一つの楽器につき、20分程、手ほどきを受けました。
まずはお琴の爪を選んでいるところ。
「手は猫の手のように・・・」と説明を受けています。
お次のコーナーでは太鼓の練習。
6種類の太鼓があり、それぞれ音や感触が違いました。
でも太鼓は、叩くと音が出るので、すごく気分がよかったですね。
太鼓の皮は牛の皮だそうで、ちょっと意外でした。
風鈴や、ベリーダンスの時に腰に巻くアクセサリーも「鳴りもの」になるそうです。
尺八は本当に難しくて、私は20分の間、1回も音が鳴りませんでした・・・。
虚無僧のように吹くことができるのは、かなり修業を積まないとだめなんでしょうね。
こちらは津軽三味線の練習です。
私の三味線は長唄三味線と言って、種類が違うので、一度、津軽三味線を弾いてみたかったのです。かなり重量がありました。
最後にはみんなで「ソーラン節」の演奏。
どれでも自分の好きな楽器を選んでよい、というので私は太鼓にしました。
こんなに気分が良くなれるとは!
メロディーはプロの尺八が担当しましたが、なんとか曲になりました。
最後は、写真撮影大会。
4人のお兄さんたちは嫌な顔一つ見せずに、参加者ひとりひとりずつと一緒に写ってくれました。
プロの人は、素人にはご自分の楽器を触ってもらいたくないのでは、と思うのですが、自由に触らせてもらい、いろいろと説明をしていただき、本当に楽しいひと時でした。
この楽しい催しは市の文化財団の主催だったので、無料で体験できました。
高い住民税を払っているので、こういう催しがあると、元を取り返したようです。
小学生から80歳くらいのお年寄りまで、みんな満足な様子でした。
来年1月の本当のコンサートが一層、楽しみだわ。
4 件のコメント:
吉田兄弟だけ知っていますが、他のみなさんも素敵ですね~
伝統楽器、一度触ってみたいのですがなかなかチャンスがないですよね。皆での演奏も楽しそう。羨ましいです。
難しさを実感した後のコンサート、素晴らしいでしょうね。御報告楽しみにしてまーす!
まぁ、としちゃん、4人の若者に囲まれていいなぁ~(笑)
知らない人が見ると、5人のユニットかと思うかもですよ。
コンサートを聞くのも楽しいけれど、こうして実体験できるイベントって、すごくいいですね。それも無料とは。私も行けばよかったわ。
それにしても、寒さにも負けず相変わらずとしちゃんは行動的。
私は寒いので外出は億劫で、かといって大掃除も寒いのではかどらないの(苦笑)
ずんこさん、みなさん、かっこいいでしょ。
それに姿だけでなく、性格もすごくよい青年という印象でした。
普通ならド素人に教えるなんてしないと思うんですけど、とても教え方がうまくて、褒めるのも上手なの。それでおばさんもいい気分になりました。
(単純!)
ふふ、マサさん、褒めすぎだわ。
私が真ん中で民謡でも歌ったらいいかも?
小ホールで行ったのですけれど、スタッフのみなさんの運営も上手で、気持ちよく過ごせました。
他にもワークショップがあるようなので、私もまた参加してみたいわ。
いつもは大掃除はしないのだけど、今年は頑張るわ。
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