先日、関西に旅行に行った時、なんと1000円の絞りの着物を買ってきたことはブログに書きました▼が、昨日はその着物を着て新橋演舞場まで歌舞伎鑑賞に行ってきました。
演舞場ではやはり勘三郎さん死去のことを話題にしている声も聞こえました。
せめて新しい歌舞伎座が出来上がる時まで生き延びてもらいたかったけどね。
出し物は「御摂(ごひいき)勧進帳」。
「義経記」の世界のお話です。
三幕でしたが、1幕目は「暫(しばらく)」といって、やたらに登場人物が多くて、イヤホンガイドを聞いていても何やらストーリーがよく分かりませんでした。
2幕目は気比(今の福井県)にある神社の境内に義経が登場。菊之助さん、若武者ぶりがきれいでしたね。
3幕目はいわゆる勧進帳で弁慶や富樫が登場するのですが、かなり滑稽なお芝居でした。
三津五郎さんが弁慶でしたが、ものすごいかつらとメーキャップと衣装で、誰が誰だか分からないほどでした。
若い役者さんがトンボを切ったり、殺陣をやったりと元気そうに動いていました。
でも「イモ洗い」といって、大きな桶の中に刀で切り取った頭だけをボンボンと入れて、それを芋の子を洗うようにするシーンはちょっとグロテスクというか悪趣味に感じたわ。
さて、奈良土産の1000円の着物はこちら。
ユニクロより安いの。
小豆色の網目の地紋に、黄色と水色の絞りという派手なもの。
売れないドサ周りの演歌歌手みたい?
それともお水系でしょうか? そういう人は白い帯をするのかもね。
普段だったら、絶対にこういう着物には手を出しません。
でも旅先のふわふわモードだったので、つい買ってしまったのかもね。
裏地にシミがありましたが、寸法はどんぴしゃでした。
どうして1000円なのか不思議です。
帯はさとさんからいただいた龍村の締めやすい帯。
それに銀座の古着屋さんで買った絞りの帯揚げ。
帯締めは京都三条の問屋さんで格安で買ったもの。
まるでお金はかけていない格安スタイルですが、着物は温かいからいいですよ。
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