ここは修学旅行生などもよく見学する三十三間堂の向かい側にあります。
本堂には俵屋宗達の杉戸絵もあるというので、期待していましたが、予想以上に素晴らしくて感激しました。
養源院はお庭も素敵でした。
まだ完全に紅葉していませんでしたが、もみじの葉っぱの先だけがほんのりと赤くなっていて、それもまた風情がありました。
養源寺は淀君が父の浅井長政を追善するために、秀吉にお願いして建立してもらったお寺です。
その後、火災にあいましたが、長政の三女のお江さんが、夫の徳川秀忠にお願いして再建したそうです。
このお寺には浅井家の位牌が祀られています。
お寺の方の説明を聞きながら鑑賞しましたが、有名な絵が無造作に誰の手にも触れられる位置に置いてあるのが印象的でした。
ガラス越しではなく、本物の絵を眺めることができたのは、気分が良かったですね。
お土産に買った絵葉書の写真です。
杉戸絵に描かれた俵屋宗達の絵です。
二匹の白い象。
曲線が美しいですね。
このころは、日本にはまだ象はいなかったはずですが、想像して描いたのでしょうね。
こちらは麒麟。
波の形と麒麟の姿が美しいですね。
ちなみに麒麟の「き」はオスの麒麟、「りん」は雌の麒麟を指すのだそうです。
こちらは襖絵です。
大きな松が力強く描かれています。
またここは「血天井」というのが有名で、本堂の天井は、伏見城落城の時に、城を守り最後に自刃した武士たちの血のついた床をそのまま使っています。
手の形や足の形がついていて、出血したときの様子がうかがえました。
ここはそれほど期待していなかったのですが、本物を間近に見ることができて、よかったですね。
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