今回の京都旅行は、シリーズの初回にも書いたように▼、「明治維新150年記念 冬の非公開文化財特別公開」のうちの1か所が、無料で参拝できることになっていました。
それで元から行きたかった伏見方面に、そういう場所があるか調べたところ、大黒寺がその条件に合っていました。
ということで、新幹線で京都に着いた後は、すぐに近鉄に乗り、丹波伏見駅というところまで出かけました。
そして道を尋ねながら、大黒寺に到着しました。
とても暖かい日でしたので、あちこち眺めながらブラブラ歩いても大丈夫でした。
大黒寺という名前はあまり聞いたことがありませんでしたが、ここは薩摩藩邸の近くにあり、「薩摩寺」と呼ばれるほど、薩摩藩とはゆかりのあるお寺でした。
お寺は修理中でしたが、特別公開のポスターが貼ってありました。
お寺の名前の由来は、薩摩藩主・島津家の守り神が大黒天であったからだそうです。
幕末には、西郷隆盛や大久保利通がこのお寺によく通っていたそうです。
その会談に利用された部屋もありました。
また西郷隆盛が書を書いたときに用いた机や、硯も置いてありました。
なんだか、歴史上の人物が、急に身近にいるように感じられました。
境内には西郷隆盛が建てたというお墓(寺田屋事件で亡くなった藩主のため)もありました。
「伏見寺田屋殉難九烈士」と書かれていました。
こちらの湧き水はとても柔らかくて、おいしいお水でした。
さすがに伏見の名酒ができるだけあるなと、思いましたよ。
「金運」や子孫繁栄にご利益があるというお水でした。
このお寺では、立命館大学の学生さんがいろいろと丁寧に説明をしてくれました。
学生さんに、大黒様と一緒のところの写真を写してもらいました。
この後は坂本竜馬が利用していた寺田屋まで、またブラブラと歩いたのでした。
(この項、もう少し続きます)
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