MRIというのは、<magnetic resonance imaging>(磁気共鳴画像装置)の略語です。
原理は難しく、簡単に言えば身体を大きな筒状の磁石(静磁場)の中に入れて、検査の必要な部位に電磁波(RFパルス)を照射し、体内に多数存在する水素原子の動きを制御して画像を構成する装置、だそうです。
撮影の時は、寝た状態で狭いトンネルの中に突っ込まれて、大きな音を聞きながら検査を受けます。
よくテレビドラマなどで見ますが、実際に受けたのは初めてでした。
私の場合は、足の指の付け根に、水がたまったような豆ができてしまって、何科に行ったら良いのか分からなかったのですが、足の爪も変色してしまっていて、それも気になったので、とりあえず皮膚科に行ってみました。
皮膚科の先生は、悪性のものではないけれど、中がどうなっているのか分からないので、MRIとCTを受けられる総合病院に紹介状を書いてくれました。
そしてその総合病院で、右足、左足、と合計二日間に渡って検査を受けました。
MRIはとても立派なドームのような機械で、ゴトン、ゴトン、ガラガラ、ガラガラという大きな石を転がしたような騒音がしていました。
それでも私はその中に入って少しすると、爆睡してしまいました。
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CTも受けました。
CTとは<computed tomography>(コンピューター断層装置)の略語です。
X線を用いて全身を検査することができます。特に肺、腹部臓器(肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓)、消化管、大動脈等の太い血管の診断に優れています。体の横断像を撮影してその画像を元に必要があれば冠状断、矢状断等の多断面の画像を作成して詳細な画像情報を得ることができ、診断をより正確なものにできる、のだそうです。
CTは以前、脳神経外科で撮ってもらった経験があったので、2回目でした。
どちらの機械も「東芝」と大きくメーカー名が書かれていました。
ふーむ、東芝はこういうものも作っているのか、と妙なことに感心してしまいました。
この病院の支払いは、自分で機械で行うのですが、大金が吸い込まれていきました。
さすがに高そうな装置を使っての検査は、お金がかかるのですね。
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足の検査結果はまだ出ていないのですが、特に痛みはありません。
そうこうしているうちに、今度は奥歯が痛くなり、モノを食べると鈍痛がして、これはヤバいと思いました。
そして、たった歯が痛いというだけで、どんどん憂鬱になってくるのです。
何かに熱中しているときは気にならないのですが、食事の時間になると、ユーウツになってしまいました。
それでいつも歯石を取ってもらっている歯医者に駆け込みました。
こちらではまずレントゲンを撮って、詰め物をはがして、中を見るということをしました。
その詰め物というのは、今から30年以上前に、どこかの歯医者で治療してもらったものなのですが、経年のため、しっかりと歯に食い込んでしまっていて、取り出すのが大変でした
その時は歯茎に麻酔をしてもらったのですが、それは初めての体験でした。
また神経がダメになってしまったというので、神経を抜き取ったのですが、それも初めての体験でした。
いやはや、初めてづくしでした。
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やはり年齢を重ねると、いろんなところに、いろんな症状が出てくるのですね。
この年になるまで、今まで大病や手術、入院もしたことがなかったのは、ラッキーだったかもしれせんね。
でも、私の身体もいろんなメンテナンスが必要になったようです。
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