「伊能忠敬の日本図」▼です。
東洋館の中にあるミュージアムシアター▼で開かれていました。
まだ開催されたばかりでした。
なんでも今年は、伊能忠敬没後200年だそうです。
それで博物館と凸版が共同で、最新の技術を駆使して、伊能忠敬の測量の歴史を辿るバーチャルリアリティ上映会を開催しています。
ミュージアムには大きなスクリーンがドーンとあり、そこに伊能忠敬が江戸時代に作り上げた日本地図が映し出されました。
彼はも50歳の時に隠居して、その後、57歳から17年に渡って、日本中を測量した人です。
彼の測量方法は、歩くこと。
きちんと同じ歩幅(69センチ)で歩き続けて、正確な日本地図を作り上げました。
彼の地図作りにかける情熱はどこからきたのでしょうか?
彼の本当の目的は、地球の大きさを知りたいということでした。
そして彼が計算した地球の大きさは、現在の科学的測量で測った大きさと、たった0.3パーセントの違いしかなかったそうです。
驚きですね!
こちらは博物館本館に展示されていた地図の実物です。
宮崎県の延岡あたりの地図だそうです。
美しく彩色されていて、地名などが細かい字で書きこまれていました。
日本にもこういう人がいたというのは、自慢ができますね。
「伊能でGO」というスマホのスタンプラリーもあるそうです。
伊能忠敬が歩いたところと自分の足跡を、WEB上でスタンプを押して遊ぶのだとか。
いろんなことを考えるものですね。
上映終了後には、映し出された地図を背景に、係りの人に写真を写してもらいました。
左右に並んでいるのは、マスコットのトーハクくんとユリノキちゃんです。
こちらは正門前に立っていた二人。
トーハク君は、はにわでしょうね。
「ユリノキ」というのは、チューリップに似た花で、高い木の上に咲くのだそうです。
そういえば、ポケットはチューリップ形だし、チューリップのような花を手にしていますね。
このことは、友人のブログ▼で知りました。
でも博物館と、ユリノキはどういう関係があるのかしらね?
なおこのミュージアムシアターは、一人500円で見られます。
1回の上映時間は45分ほど。
またシアターの入り口には、「歩け伊能くん」というゲーム感覚のVRコーナーがあり、昔の地図の上を、伊能くんがちょこまかと歩くというもので、大人でも楽しめました。
ミュージアムシアターは、解説員もきちんとしていて、ちょっとお利口になった気分でしたよ。
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