2025年9月10日水曜日

「特別展 江戸大奥」@上野 平成館

このところ、武蔵小金井とか国分寺とか立川とか、そういった武蔵野台地方面ばかり出かけていますが、今回は都心まで行ってきました。

これを見るためでした。


というのも夏期講座で「大奥」についての授業があり、いろいろと説明を聞いたので、博物館ではどのように扱っているのか、気になって行ってみたのです。

こちらは学割の入場券。

朝一番で出かけましたが、混んでましたね。ほとんど中年女性と外国人でしたが。

最初のコーナーでは、男女が入れ替わりになったNHKの「大奥」や、「歴史探偵」がフルに利用されていた様子でした。

最初の巨大スクリーンは美しくて見事でしたね。そこだけは写真撮影OKでした。


お鈴廊下


イヤホンガイドも冨永愛さんのナレーションだったし、今回は歴史好きな人よりも、華やかな世界を期待してくる人向けだったかな。

将軍のお手つきになり、そして跡継ぎを生めば、それで最高の地位になる大奥。

大奥の歴代の女性たちが描かれていました。

大奥の女性たちが着たという着物の展示は素晴らしかったですね。

また大きなふくさ(何という名前だったか?)の刺繍が豪華で圧倒されました。

これでもか、というくらいに様々な品が展示されていました。ただし大奥の女性たちが好んだ歌舞伎で役者が着ていた衣装まであり、ちょっとやり過ぎでは、とも感じました。

それにしても当時の農民は苦労して生活していただろうに、ごく一部の女性たちだけが、こんなに派手な暮らしをしていて良いのだろうか? とも感じました。もちろんここに住んだら、愛憎劇で大変だったでしょうけれど。

展示会場から出ようとしたら、すごい豪雨で歩くこともできないくらいでした。

ちょうど「VRで見る大奥」というのを無料でやっていたので、雨が上がるのを待ちました。ゴーグルをつけて江戸城内を見ましたが、なんだかクラクラしましたね。

久しぶりのお江戸巡りでした。


2025年9月7日日曜日

恋ヶ窪に「恋の鐘」?

国分寺市には古くから「恋ヶ窪」という地域があります。

源平合戦で活躍した武将と遊女の恋物語から付いた名前という説や、

「峡が窪んでいるから」という説。

あれこれあるようですが、ちょっとロマンチックな地名ですね。

ここは野川が近かったので、昔から人が住んでいたようですが、それ以外の地域は水の確保に苦労していた場所でした。それで玉川上水から分水を引いたりしてきた場所です。

そこの地域の菩提寺でもある東福寺というところに行ってみました。

窪地というだけあって、府中街道からがくんと下ったところにありました。

JR西国分寺駅から徒歩数分の場所にあります。

ところがこのお寺、なんというか妙に明るいというか、現代的というか、ちょっとびっくりしました。

まずは境内には、こちらの「恋の鐘」というのがありました。

一瞬、アルプスあたりの風景を思い出しました。

「恋のパワースポット」とのことです。ちょっと恥ずかしいな~。

リンク先▼、ご覧になると、もっとびっくりしますよ。

またいろいろなグッズも販売しているとか。

本殿は東日本大震災以降、コンクリート造りに改造したのだとか。あまりにシンプルでびっくり。

墓地も結構広くて繁盛しているようでしたが、この雰囲気にはちょっと焦りましたね。

少し離れたところに稲荷神社がありました。昔はきっと広々とした境内だったと思われますが、狭い階段を昇ると、小さな鳥居があるだけでした。

江戸時代の面影はほとんど見えないところでした。

「いたずらすると、電気が流れます」と書いてありました。


看板も見事でした。
ちなみに「東福寺」と書かれた電柱は10㍍おきくらいに立っていて、とても目立ちました。

いやはや、いろんな神社もあるものですね。


西国分寺駅からJRで国分寺まで行って、そこからシルバーパスで府中まで戻りました。


いやー、なんというかお疲れ様でした。








2025年8月30日土曜日

「田んぼとくらし」展

先日、府中郷土の森博物館で「田んぼとくらし」展が開かれていたので、暑い暑い日に出かけてきました。

博物館はJR府中本町または分倍河原からも歩けるのですが、さすがに35度以上の日に、炎天下を25分もかけて歩くのは大変なので、シルバーパスを使いました。

この博物館は普段はがら空きなのですが、夏休み最終日曜日だったので、親子連れで満員でした。特にプラネタリウムは混雑していたようです。

「田んぼ」の展覧会は、農家の生活を知らない私にはぴったりでした。

田んぼに水を張る方法や、水を抜くと畑になる様子など、ごく初心者向けの説明がありました。

こちらの用水路の説明図はとても分かりやすかったですね。田んぼに張られている水を入れたり抜いたりして調整することが、稲の生長にとても大切であることを知りました。

他にも昔の農具なども展示してありました。どの道具もいろいろ工夫されていました。昔の人の知恵はすごいと思いました。また私たちの口に入るものを作るのは、手間がかかるのだなと痛感しました。

ワラや麦わらも工作すると、いろいろなものに変身する様子が分かりました。

知らないことばかりでしたね。

農作業の年間についても説明がありましたが、農家の一年間の行事は、農作業と深く結びついているのですね。

今朝の新聞には、ドローンで田んぼに農薬を散布する作業が掲載されていましたが、人手の足りない現在、機械化やコンピュータ化は重要ですね。

ちょっと喉が渇いたので、博物館のカフェで桃のジェラートというのを注文してみましたが、うーん、これなら普通のアイスの方がよかったかな。

小さい紙コップのようなケースに入っていましたが、見本と全然ちがって、残念でした。


それでも乾いた喉を潤すことはできました。

2025年8月28日木曜日

キモノセンエン

Facebookでもたまに見かける「キモノセンエン」というイベント。

今回は吉祥寺のマルイで開かれるというので、冷やかし半分で行ってみました。

ただし、そのためだけにお出かけするのは勿体ないので、その前に東小金井にある長昌寺というお寺に寄ってから吉祥寺に行くことにしました。

JR東小金井駅まではバスを使って行きました。

目指すお寺は、駅からそれほど遠くはないのですが、入り口が何かの工事中で、入れませんでした。仕方なくぐるりと回ってようやくお寺に辿り着きました。


隣にはお寺が経営している保育園が並んでいました。

こちらのお寺は蓮の花が有名とのことでしたが、さすがに8月下旬には無理でしたね。

境内には稲荷神社もありました。


こちらの石碑には、うっすらと「梶野新田の菩提寺である」と書いてありましたが、よく見えないですね。


なかなか感じの良いお寺でした。

奥にある墓地のほうにも行ってみましたが、ひときわ立派だったのは、梶野家の墓石でした。さすが代々と続いているのでしょう。

ゆっくりとしていたら、蚊にたくさん刺されてしまいました。かゆい、かゆい!

お寺も参拝したので、梶野公園を通ってまた東小金井駅へ。

この公園は、とても広々としていました。

かつてはここで東京都の樹木の苗を作っていたのだとか。

今度はJRで吉祥寺へ。開店前にマルイに到着。

キモノセンエンは、お店の名前通りに普通の品は、着物も帯も小物もすべて税込み1100円でした。

ただし、ちょっと良さそうな品は、3300円とか、6600円とか、8800円の値札が付いていました。まあ、妥当な価格だと思いましたよ。

お客さんはまだ数人しかいなかったので、ゆっくりと探すことができました。

記念に着物1枚、帯1本をお買い上げ。期せずして、どちらも梅の模様でした。

キモノはもっと鮮やかなブルーです。


帯は淡い藤色でした。

着物は単衣ですが、これなら通学にもOKかな。

ただし梅模様なので、秋にはどうかと思いますが・・・。

2025年8月25日月曜日

着物リメイク

先月、着物のリメイクを弥弥さん▼ にお願いしました。弥弥さんは、和裁も洋裁もお得意の方です。これまでいろいろとお世話になっています。

先月のブログ▼

以前の着物はこちらです。

リメイクして、できあがってきました。冷房よけにぴったり。

下に着ているのは、ロングTシャツです。帯をしていないので、背中はぺたんこですが。

着物の上に羽織ったら、また感じが違うと思いますが、とても軽くて着やすいですね。

おみやげにおそろいの根付けまでいただいてしまいました。シジミの貝殻で作ったそうです。何でも手作りされて、素晴らしいですね!


ありがとうございました。

2025年8月24日日曜日

シルバーパスでまた国分寺へ

毎日暑い日が続いていますが、それにめげずにあちこち巡回しています。

出かけるのは、だいたい午前中のみです。それでもこの日は朝から30度以上になっていましたが。

出かける時は、シルバーパスを利用することが多いので、助かっています。

下の地図は今回、廻ったところですが、シルバーパスで赤い線、青い線、緑の線の3回分、バスで往復しました。1回250円として、これだけで1,500円くらい浮いたでしょうか。なんともけち臭い話ですが、これでも回数が重なると馬鹿にならないのですよ。

まずは京王バスで府中駅から国立まで行きました。これまで国立に行く時は、京王線やJR南武線・中央線を乗り継いで立川経由で行くことが多かったのですが、バスのルートも見つけたのです。

ルートは、府中から武蔵野線の北府中方面に向かい、武蔵野線の陸橋を越えて、多摩総合医療センターというところを通り、「多摩覧坂」(たまらんさか)を越え、一ツ橋大学寮を過ぎて、そして国立駅までという道筋です。府中市、国分寺市、国立市が入り組んでいる地域です。凸凹があって、なかなか面白いコースでした。

今までのルートだと乗り換えが面倒だし、交通費も結構かかりました。でもバスだと楽ちんです。冷房が効きすぎているのが、難ですが。

終点の国立駅では、今度は立川バスに乗り換えて、西の方へ向かいました。

実はこのあたりには観音寺というお寺があり、以前、そこは訪問しましたが、その隣にある神明社という神社は気づかずパスしてしまっていたのです。それでもう一度トライしてみたわけです。

この神社、国分寺崖線の崖の上にあり、本殿に行くにはものすごい急階段でした。おまけに周囲は森のように鬱蒼としていて、ちょっと気味が悪かったので、中にはお参りしませんでした。

その代わり、こちらの町内会の掲示板を写してきました。

かつての「中藤(なかとう)」という地名が残っていました。これですっきりしました。

そしてまた国立駅へとんぼ返り。

今度は経路の違うバスに乗りました。そちらの方面には、以前、戸倉新田を尋ねた時は、歩いて行けた場所ですが、この暑さでは無理なので、バスにお任せしました。懐かしい風景が見えました。こちらもかなり急な坂が多い場所です。

目指したのは「内藤神社」でした。このあたりは、かつては市役所があったところのようでしたが、再開発をしていました。

こちらが神社の説明。

ばっちりと「享保の新田」だったと書かれていますね。

「享保19年に近江の日吉山王を勧請した。その後、明治になって内藤神社と改名した」とありました。

廻りはこぎれいな住宅街で、お隣は子供向けの「すぎのこ公園」でした。

本殿はこぶりでしたが、きれいに整っていました。


この後、東小金井の梶野新田まで行ってみようかと思いましたが、あまりの暑さで止めました。
国立までの戻りのバスも30分に一本しかなくて、待ち時間が惜しくて、停留所を3つくらい歩歩いてしまい、汗が滝のように流れました。

本当に暑い日でした。

どこかでかき氷を食べようかとも思いましたが、ちょうど府中行きの京王バスを見つけたので、飛び乗って帰りました。

他人様から見たら、何をやっているのやら、と思われるでしょうが、とりあえず昔の人がやっていたことを、検証してみているのです。とはいえ、当時はバスも電車もなく、籠か馬に乗って出かけたのでしょうけれどね。




2025年8月19日火曜日

「華岡青洲の妻」

 「華岡青洲の妻」は、世界で初めて全身麻酔を使用した外科手術を成功させた華岡青洲の実母と妻の物語です。

新橋演舞場から招待券が届いていたので、では行ってみましょうと思っていたところ、「出演者、急病のため舞台は休演」とのネット記事を見ました。えー、残念と思って、とりあえず問合せの電話をすると、休演は一日のみで、私が行く予定にしていた日は、代演で行うとのことでした。

波乃久里子さんのお芝居が見られないのは残念だけど、せっかくと思って、出かけました。

するとなんと、お二人の女優さんが代演という案内がありました。

えー、大丈夫なのかなと思いつつ、お芝居が始まりましたが、代演とは思えないほどしっかりとした演技で、すごかったですね。たった一日のお稽古でお芝居ができるとは、俳優さんの力を思いました。

やはり有吉佐和子の原作がきちんとしているからでしょうね。

私は主演の大竹しのぶさんはそれほど好きではないのですが、それでも他の方が代演でも素晴らしいお芝居を観られたので、良かったです。お客さんはみなさん感激していたようでした。

ちょっと残念だったのは、この日は是非、着物で出かけようと思っていたのですが、着替えているうちに暑くてたまらなくなって、着物を諦めたこと。会場には着物姿の方もいらっしゃいましたが、私は暑さにめげました。


2025年8月18日月曜日

東小金井から小金井まで

この日は35度くらいの暑さでしたが、早朝からよく歩きました。

水色の点線は歩いたところ。ストレートな線はバス利用でした。

まずは調布駅まで歩いて、そこからバスで三鷹駅まで。中央線の駅ならどこでも良かったので、一番先に停留所に来た三鷹行きに乗りました。

そしてJR中央線に乗り換え、二つ西の駅・東小金井まで。そういえば、子供の頃は中央線沿線に住んでいましたが、東小金井駅はまだなかったように思います。

この駅で下車したのは、多分初めてです。法政大学行きのミニバスが走っていましたが、私は歩いて市杵島神社を目指しました。

ところが神社の近くまで辿り着いたのに、道が途切れてしまって、同じ所を行ったり来たり。Googleマップを何度見たことか。

犬を散歩しているお爺さんに神社への道を尋ねましたが、「補聴器をつけていないので、聞えない」と言われたので、尋ねるのは諦めました。ウーバーのお兄さんもいましたが、たぶん神社へ配達したことはないだろうと、こちらもパス。そしてご近所同士の奥様が家の前でおしゃべりしていたので、聞いてみました。さすが地元なのでよくご存知でしたが、他人に道順を説明するのは別ですね。なんだかあやふやでしたが、来た道を戻り、くねくねと歩き、ようやく到着しました。


ここに辿り着くまで、すでに5,000歩くらい歩いた感じでした。

この神社の読み方は「いちきしま神社」といって、日本のあちこちにあるようです。

案内板にもあるように、享保17年創建なので、梶野新田ができた時ですね。

ただし付近に寺院はありませんでした。たぶん、長昌寺というお寺だと思います。また今度行ってみましょう。

その後、あまりに暑かったので、近くのミニストップで100円のお菓子を買って、ちょっと休憩。

お店の近くには仙川が流れていましたが、水はなく枯れていました。


左手は庚申塚。かなり派手に飾られていました。

梶野通りという立派な通りを北上。

このあたりには東京電機大学とか、法政大学がありました。

梶野通りの突き当たりまで来ましたが、そこからはもう武蔵野市でした。

梶野橋で左折して、今度は五日市街道に沿って西へ。

お次は関野新田の鎮守様である八幡神社へ向かいました。


本殿。

こちらの八幡様は、享保9年にできました。

近くには真蔵院がありましたが、そこは前に寄ったので今回はパス。

その後は玉川上水の南側を歩きましたが、とにかく日差しが強くて暑かったですね。

途中、平右衛門橋で橋を撮影。


この橋は最近、作られた橋です。

小金井橋に辿り着いて、そこからようやくバスに乗り、武蔵小金井駅に到着。

ヨーカドーに入って涼もうかと思いましたが、ちょうど調布行きのバスが来たので飛び乗りました。

我ながらよく歩きました。