6月6日は、258年前に亡くなった川崎平右衛門という人の命日でした。
この人は江戸時代の人物ですが、今年の私の論文テーマの方です。
平右衛門さんは今の府中市押立の豊かな農家で生まれたのですが、その後、新田開発で活躍して苗字帯刀を得て、また治水工事や石見銀山に赴き、最後は代官にまでなったという人です。
平右衛門さんは岐阜県の瑞穂市には11年間滞在したのですが、そこでは彼の死後、彼を慕っていた人たちが、ずっと命日に供養していました。
その行事は8年前からは都内でも続き、「平右衛門顕彰会」というグループの方の活躍により、ここ最近は府中市、小金井市市等で持ち回りで行われていました。
今年は岐阜県瑞穂市で開催されることを知り、私も日帰りでしたが参加してきました。
瑞穂市は今年の4月に続いて2回目の訪問でしたが、市内には宿泊地がないので、日帰りにしました。名古屋からは東海道線に乗り換えて30分なので便利なところです。川を渡り、水田を眺めているうちに穂積駅に到着。
会場はこちらの市の施設で行われました。とても立派なホールでした。
会場の様子。大きなスクリーンがドーンとありました。
まずは瑞穂市長の挨拶。
その後、府中市大國魂神社の宮司さんのお話がありました。
そして講演が続きました。
まず元中部大学教授の方の講演。スライドをたくさん使って分かりやすかったです。
その次の講演は、川崎平右衛門研究会長でもある大石学先生。江戸愛がほとばしってくる講演でした。
休憩の後はパネルディスカッションとなりました。
壇上にパネリストが並びました。
JAぎふ、朝日大学の先生、協同組合(?)、若い母親グループの方などがそれぞれの立場で発言していました。
現在の「令和の米問題」とも関係が深い話になると思っていたのですが、どうもかみ合わないようで、ちょっともったいない感じでした。若い母親グループの方が、一番積極的で、行動力があると感じました。
たまたまお隣に座っていたおばあさまは、今から25年ほど前、「戦え!へーえもん」という市民ミュージカルに参加したと楽しそうに話されていました。平右衛門さんはこの土地の方にとても親しまれているのだと感じました。
その後、急いで会場を後にしました。
中部新聞のネット記事によると、70人ほどの参加者があったそうです。
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この日の装い。
命日ということであまり華やかにならないように、青のセオアルファ。