2025年10月26日日曜日

「江戸東京たてもの園」のイベントへ

 昨日は雨の中、武蔵小金井駅から小金井橋までバスに乗り、「江戸東京たてもの園」に出かけてきました。

このような展示で学芸員さんのトークがあったからです。

「武蔵野の歴史と民俗」


まずはこの博物館の歴史を学びました。

「江戸東京たてもの園」は1993(平成5)年に開園しましたが、その前はこの地には「武蔵野郷土館」という博物館があったそうです。そしてその前には井の頭自然文化園内に「武蔵野博物館」というのがあり、さらに戦前は「東京郷土資料陳列館」という施設もあったそうです。
それらの博物館で収集した昔の資料もたくさん陳列されていました。

この「江戸東京たてもの館」もすでに33年目になるというのは、ちょっと驚きですね。平成時代もずいぶん昔になってしまったわけです。

今回のポスターです。


武蔵野郷土館の頃は考古学がメインだったようで、旧石器時代から弥生時代までの石器などが陳列されていました。

その中に、鮮やかな朱色の耳飾り(というか巨大な耳輪?)が飾られいたのですが、これはなんと我が家からすぐ近くにある布田6丁目遺跡というところから発掘されたものだということでびっくり。その辺りは、数年前まで私の母が住んでいたグループホームの近くなのでした。

こちらがそのイヤリング?です。
実物はもっと鮮やかな朱色でした。ベンガラ色とでもいうのでしょうか。
大きさは直径が10センチほどありました。これを付けていたら、耳が痛くなりそうに思えるほど巨大でした。


他にも人骨とかあれこれ陳列されていました。

どちらかというと弥生時代よりも縄文時代のほうが好みかな、とも思ったりしました。

その後は古代(武蔵野国)、中世、江戸時代、昔の農作業あれこれ、カエルのコレクション、しゃもじのコレクション、などさまざまな展示品がありました。

学芸員の方とちょっとお話しさせていただきました。

このイベントには主に年配の方が来館されていましたが、外国人の研究者のような方や、観光客らしき方も見えました。雨の中、交通の便がそれほど良くない小金井まで来館されるのは、日本の文化や歴史に興味をお持ちの方なのかと感心しました。
私がもしロンドンとかパリに行ったとして、都心から1時間以上もかかる博物館に足を向けるとは思えないのですが、みなさん、好奇心旺盛ですごいですね。

もうちょっとお天気が良ければ、と思った日でした。


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