2017年5月26日金曜日

プチ旅行・行田市へ 3

さて、行田市まで出かけたのは、訳があったのです。

それは「NPO川越きもの散歩」▼のみなさまが、「ぎょうだ足袋蔵ネットワーク」▼による「ぎょうだ蔵めぐり まちあるき」というイベントに参加されるという情報を聞き、私も便乗させてもらうことにしたからなのです。


このイベントは今回で13回目を迎えるそうで、行田市内に点在している足袋蔵の保存と、それを生かすためのイベントです。
蔵めぐりのスタンプラリーなどがあり、着物で参加すると参加費は無料なのでした。

私は、「川越きもの散歩」の代表者である藤井美登利さんがまとめられたこちらの冊子「埼玉きもの散歩」を読んでから、行田の蔵にはとても憧れていました。
それで行田まで出かけたというわけです。


川越の皆様は午前10時からの式典に参加されるということでしたが、私は「プチ旅行 2」▼に書いたように、午前中は忍城まで出かけました。

お昼は、郷土博物館の方に教えていただいて、お城の近くにある「かねつき堂」▼というお店で、行田名物の「ゼリーフライ」というものに挑戦してみました。


これは、お菓子のゼリーをフライにしたものではなく、ゼリーというのは「銭」がなまってゼリーになったそうです。つまり銭形をした、フライということですね。


中味はおからと野菜で、衣のない野菜コロッケのようなものでしたが、ソースの微妙な味がおいしかったですよ。2個で200円という安さでした。

ちなみに行田市内には、このゼリーフライや、お好み焼きのような「ふらい」を出すお店は46軒もあるのだとか。
今度はふらいを食べてみたいですね。

暑い日でしたので、おまけにはイチゴシロップ味のかき氷まで注文してしまいました。
昔ながらの味がしました。


そして川越きもの散歩の皆様とは、午後1時に「足袋と暮らしの博物館」▼というところで待ち合わせをしました。

それまで、博物館を見学してみました。
ここは大正11年に建てられた工場と蔵で、元は牧野本店という足袋屋さんだったところです。
毎週土・日曜日には、足袋屋さんを定年退職された職人さんたちが、足袋作りをされているそうです。

外には昔の足袋屋さんの幟が立っていました。


中を見学させていただきました。
古いミシンがたくさん並んでいましたが、100年以上前のミシンでもちゃんと動くのだとか。すごいですね。


足袋を作るには、包装まで入れると全部で15の工程があるそうです。


こちらは最初の工程です。布を裁断する機械です。


昔の足袋から、現代風の可愛らしい模様の足袋など、いろいろな足袋が展示されていました。
私が愛用している足袋もありましたよ。


また2階には古い資料がたくさん展示されていてました。

こちらはかつての足袋屋さんのブランドです。
行田市内には、最盛期には200社もの足袋屋さんがあったとか。
ネーミングも面白くて、お酒の銘柄を見ているようでした。


こんなに大きな別珍の足袋もありましたよ。
足を入れたら、膝ぐらいまで届きそうな足袋でした。


行田市は江戸時代から足袋作りが盛んで、かつては全国の8割の足袋を生産するところだったそうです。
そのような足袋産業の歴史や文化や技術を伝えるために、「ぎょうだ足袋蔵ネットワーク」がこの博物館を開館したそうです。
古いものをきちんと保存して活用しているのは、素晴らしいと思いました。

珍しいものを眺めているうちに、約束の時間となり、川越きもの散歩の皆様方と遭遇することができて、ご一緒に出かけることにしました。

(この項、続きます)