(春の旅シリーズも10回目となってしまいました。早くしないと夏になってしまいそうなので、そろそろ急ぎ足にしましょう。)
4月13日、近江八幡で桜を眺めてほっとした後は、JR琵琶湖線でまた京都まで戻り、地下鉄で四条まで出ようと思っていました。
でも京都駅まで戻るのはもったいないので、途中の山科駅で地下鉄東西線に乗り換えて、そして烏丸御池から四条まで行くことにしました。京都経由よりも、80円安かったかしら。
私もだいぶ京都の交通機関に詳しくなったものです。
山科と聞くと歴史的なイメージのあるところですが、かなりの繁華街のようでした。
さて四条で降りたのは、仏光寺通りにあるリサイクル着物屋さんがお目当てでした。
彼方此方屋(おちこちや)さんというお店です。
ここは京都案内の本で見つけたのですが、昔風のお店で、とても感じの良いところでした。
一階はちょっと高そうな着物や新作の着物を扱っているようでしたが、二階は畳の部屋で、そこにはアンティーク着物や小物がたくさんありました。
草履を脱いで、畳の部屋に入ります。
私が一番最初に目についたのは、ごわっとした感じの生成り色の帯。
白っぽい帯を探していたんですけれど、白地のものは金ぴかですごく高級そうなのか、安いとなると汚れが目立つものばかりで、なかなか気に入ったのがなかったのです。
でもその帯は赤と緑の柄も入っていて、どんな着物にも似合いそう。
ところがです、その帯は実は二部式帯で、胴体の部分とお太鼓の部分が分かれていたんですよ。
そんな帯は締めたことがないので、どうしようかと悩みましたが、お店の若い店員さんが懇切丁寧に締め方などを教えてくれました。
そして買ったのが、こちら。
写真で見ると、本物の帯に見えるでしょ。
でも後ろのお太鼓の部分は、ただ背中に乗せてあるだけなんですよ。
なんと、これ1000円だったのです。そうは見えないでしょ。
私が古着を買う時のポイントは、最初に気になったのが、一番だということかしら。
あれこれ見ても、初めに目についたのが、結局、好きなもののようだわ。
ということで、好きな帯を手に入れて嬉しくなって次のお店に行きました。
寺町通りを北上して蛸薬師のあたりまで行ったのが、こちらの「原宿シカゴ」というリサイクル屋さん。
名前からしてすごいですよね。
1階はジーンズメイトみたいな感じで、ウエスタンブーツとか年代物のジーンズなどのリサイクル洋服を扱っていて、2階が和服のリサイクルなんです。
ものすごく広くて、それなのに接待する店員さんもいなし、いても着物の知識はほとんどないので、自分でメジャーを取り出してあれこれ測りました。
あまりにもたくさんありすぎて、目移りしてしまいまったわ。
紺色の無地が気にいった帯がありました。
長さもたっぷりあるし、ワンポイントの柄もモダンでいいと思って買ったのですが、後で良く見たら、なんと私の嫌いな鳥の図柄だったんですよ!
その時は葉っぱの柄だと思っていたんですよね。
雁というか、空を飛んでいる鳥のようで、えー、どうしよう!
もう一枚、踊りのお稽古用に安い着物を買いました。
その後、市バスでまた京都駅まで戻り、八条口のアバンティという駅ビルの中にある「たんす屋」さんに行きました。ここはリサイクル着物のチェーン店で全国あちこちにあり、東京でもよくお世話になっているお店です。
気軽に入れるお店です。
でもその時はちょうどおばちゃん二人連れがお店にいて、「これなんか、どないときに着るんやろ」とか「ちょっといけまへんなー」とか商品にあれこれケチをつけていて、私がせっかく選んでいたのになんだか水をさされたような気分になってしまったので、結局、買い物はやめにしました。
着物屋さん巡りはここまでにして、最後の目的地、京都タワーまで行きました。
続きはまたね。
4 件のコメント:
山科で降りて地下鉄なんてもうすっかり京都の地理が頭に入ってますね、すごい!
それに感心したのがリサイクル着物屋さんをよく知ってること。
もうびっくりです。
私は全然知りません(泣)
時間があればこの記事を参考に行って見たいわ。
私はいつも東京ではあちこち乗り換えて出かけているので、京都でも乗り換えは苦にはならないんですよ。
こんどは京阪電車をうまく利用したいわ。
さとさんはお金持ちだからいつもお誂えでしょうけれど、私はお金がないのでリサイクル屋さんのお世話になっています。
「京都きもの生活」というので検索して、「kyoto kimono map」にいろんなお店が載っていますよ。私はその書籍版で探したの。
シカゴ~~~
懐かしいです!
原宿店も下北店もよく行きましたよ~
ムカシからドレスなんかも置いてあったので
もしかしたら同じ系列?
と思ったらやっぱりそうでしたね。
鳥さんの帯はどうなさいます?(笑)
あんよ見えてますしね...
背中は自分では見えないので
締めてみてはいかがでしょう?
史子さん、シカゴというお店、有名なのね。私は今回の京都のお店でびっくりしましたけれど、原宿や下北あたりにはぴったりのお店だと思いますね。
あの鳥、背中だけでなくてお腹のところにもいるの。あーん!!
色は気に入っているんですよ。
「鳥だ!」と分かった時には、一瞬、史子さんのお顔を思い出してしまったわよ。ほんとに!
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