2011年1月31日月曜日

近江の国 ~水郷と商家の町~

近江八幡は豊臣秀次(秀吉の養子)が作った町だそうですけれど、当時から水上交通が発達して、今でも水路がたくさん残っていて、独特な雰囲気を作り上げています。


商家のひとり娘とお武家さんの跡取り息子という、叶わぬ恋の物語にぴったりの町でしょう。


江戸時代の雰囲気を残しているので、ここでは多くの映画のロケが行われるそうです。

「鬼平犯科帳」とか「暴れん坊将軍」とかたくさんの時代劇の撮影が行われたそうで、私が見た妻夫木くんの「憑神」もここで撮影されたのだとか。

この橋のたもとからお侍さんが現れて、ちゃんばらシーンにでもなりそうね。


春になると水路の両岸には桜の花がほころんで、きっときれいに咲くことでしょう。

こんなふうに船を浮かべて、そこに花婿さん、花嫁さんが乗って川を下るのだそうです。


いいですよね~。
私もこんなふうにしたかったわ。

下の写真は近江八幡観光物産協会からお借りしました。


近江八幡には江戸時代の商家のおうちもまだちゃんと残っていました。

その写真はまたね。

2011年1月30日日曜日

能楽鑑賞

近江の旅はちょっとお休みして、今日はお能のお話。
実は、昨日、お能を見て来たのです。

お能というと何やら難しそうで、眠くなりそうな感じがしていたのですけれど、世阿弥の小説を読んでいたので興味がありました。

今回は能楽師のレクチャーがあり、また子どもの能もあったりして、それほど退屈はしませんでした。

この催しは市の自治会(つまり町内会)の新春行事だったようで、第一部は自治会連合の会長さんやら市長さん、市議会議長やらの来賓挨拶が延々と続きました。
みなさん、「ゲゲゲの・・・」でこの市が全国的に有名になったことを喜び、そしてテレビのように昭和の時代の良さを取り戻すために人と人との付き合いを深めよう…といった挨拶が多かったですね。
テレビ、映画と続き、今度は舞台もあるそうですよ。

第二部は深大寺のご住職の講演。


ご住職もやはりゲゲゲのヒロインの松下さんの話とか、お寺さんでも蕎麦を打っているとかそんな他愛のない話。ものすごく話好きのお坊さんで、いくらでも話題は尽きない感じでしたね。

いい加減聞きあきたところで、ようやくお能の観賞となりました。

初めは能の衣装をつけないで、紋付・袴姿で「高砂」でした。
よく結婚式で「高砂や~」と歌われ有名な謡ですけれど、格調が高くて良かったですね。

その後が子どもたちの能。
能楽師さんが幼稚園などで教えているそうです。

4歳から11歳までの子どもたち、みんなちゃんと着物に袴姿で舞を舞い、謡を歌いました。


これが可愛くてね・・・。


やはり女の子の方がませているのかちゃんとしていたけれど、男の子は自由にやっていて楽しそうでしたね。

そしてお囃子の人から楽器の説明がありました。笛、小鼓、大鼓、太鼓の材料とか音の出し方を説明してくれました。

最後は能楽師さんが装束をつけての「羽衣」。


よく分からなかったけれど、着物の上に羽織った薄物が天女のようで華麗でしたね。

これから日本舞踊を始めようとしているので、歩き方や座り方も参考になりました。

能の後に母のところに行くので、ちょっと派手めな着物にしました。


どピンクの紬です。
少しサイズが小さいのだけれど、400円だから仕方ないわね。

ちょうど母の誕生日だったのですけれど、本人は忘れていたみたいでした。

2011年1月29日土曜日

近江の国 ~近江八幡へ~

1月26日、新幹線で東京から京都へ。

途中、関ヶ原のあたりは大雪だったので心配でしたけれど、京都はまぁまぁのお天気で一安心。

まずここに行きました。


ここは京都駅八条口にあるプリンスホテル専用のところ。
プリンスホテルに泊まる人が荷物を持って観光しないですむよう、京都駅からホテルまで(その反対にホテルから駅まで)無料で荷物を預かって運んでくれるところなの。
これ、便利でしたよ。手ぶらで行動できるのは助かります。

ということで京都駅で荷物を預けて、東海道線で逆戻り。

ちょうど米原行きが来たので、飛び乗りました。
山科、大津、石山寺あたりはお客さんもいましたけれど、だんだん少なくなって車内はこんなふうになってしまい、初めてのところに行くのにちょっと心配。


目指したのは近江八幡駅。

そこからバスに乗る予定だったのですけれど、1時間に1本とか2本とかないので、仕方なくタクシーに乗りました。
運転手さんは「今日は雪かもしれないね~」ということを柔らかい関西弁で話していました。

駅の周辺は何もないところでしたが、だんだんと時代劇に出てくるような風景に変わってきました。

この白亜のレトロな洋館は「白雲館」といって、明治時代は小学校だった建物だそうです。


中を見学しましたけれど、観光客もほとんどいなくて、ひっそりとしていました。

地図を片手に、江戸時代を思いだすようなこの町をぷらぷらとお散歩したのでした。

続きはまたね。

2011年1月28日金曜日

近江の国 ~旅の姿~

1月下旬という1年で一番寒い時に、関西まで1泊で出かけてきました。

何もこの時期に行かなくてもいいのに、という声が聞こえてきそうですけれど、仕事が忙しくない時期だし、おまけに料金も安く行けるのでこの季節になったのです。

ちょうど今から3年前の1月下旬にも京都に行って、雪に出会いました。
その時のブログ → こちら

そして今回もまた、旅の途中で雪が降ってきました。

でも今回は寒さ対策はばっちりでした。


グレーのウールの着物に、縮緬の羽織、そして黒の洋服用マント。頭には白い毛糸の帽子。

着物の下には黒のタートルネックのTシャツを着て、下半身はスパッツを履いています。

そして足元は黒のウエスタン・ブーツ。かなり怪しいスタイルですよね。


着物のルールからすれば、だいぶズレているかもしれないけれど、寒さ対策ですもの。仕方がないわ。

おまけにカイロまでしのばせていたので、どんなに風が吹こうが、雪が降ろうが、へっちゃらでした。

東京駅ではこんなに青空でした。


駅弁はデパ地下で買った沖縄のお弁当。


そういえば、いつかもこの「シーザー弁当」を旅のお供にしたことがあるわ。
ヘルシーで量が少なくて私にはちょうどいいの。

新幹線に乗って京都まで出発です。

続きはまたね。

2011年1月25日火曜日

近江の国へ

朝の空が割れているように見えました。

これって良いことの知らせなんでしょうか?


それとも不吉の予感?
いや~、それはないですよね。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

明日から1泊で近江の国に行ってきます。

着物は着たい、でも関西はなんだか寒そう。

ということでウール着物の下にタートルネックを着て、マントを羽織り、ウェスタンブーツにカイロをしのばせ、帽子をかぶって行く予定。

雪なんぞ降ってくださるな!


私が一番期待しているところは、近江八幡市にある「七七八」というお店。和風小物とカフェのお店のようです。

それと天智天皇にゆかりのある大津市の近江神宮

天気予報を見ると、大津あたりは雪マーク。気温は3度だと!
えー、こごえてしまうではないか。

無事に戻れますように!

2011年1月24日月曜日

何を着たらいいのか

この前、ちょこっと書きましたが、3月に娘の結婚式がハワイであるので、私も出席することになっているの。
(当たり前だって?)

それで、母親としてはどんな服装にしたらいいのか、ちょっと考え中。

いろんなウェブサイトを見ると、ハワイの結婚式ならアロハでも良いという説、カラフルなハワイには派手な洋服が似合うという説、いやちゃんとした黒留袖がいいという説とかいろいろあって、困っているんですよね。

娘に聞くと、出席者は両親と兄弟だけで、夕方に地元の教会で挙式するそうですが、そこがどれくらい暑いのか、いや冷房がきつくて寒いのかも分からないんですよね。

私としては今さら結婚式用の洋服を新調しても、もうこれ以上、着る機会はなさそうだし、それなりのパンプスやらバッグもいるだろうから、それなら着物にしようかと思うんですけれど、今から仕立てるのは時間がないので、例によってリサイクル着物を調達しようと思うんですけどね。

それで先日、いきつけのリサイクルきもの屋さんで相談したら、こんなのを薦められました。

これ、着物の上に重ねて着ているのですごくおデブですけど。おはしょりもちゃんとしていないのでおかしいのですが。


扇の地模様の単衣でいいんですけれど、すごく派手ですよねー。
でもお店の人はこれがいいというのよね。
普段、こんな色の服は着たことがないので、私としては落ち着かないんです。

薄紫とかそういう色なら安心できるんだけどな。

それで他のお店に行ってみたら、今度は濃紺の絽の着物を薦められたのですが、それはあまりに地味すぎて、ちょっとねーという感じなんですよ。

だいたい今の時期に夏着物なんて季節外れですものね。

普通の袷ならいくらでもチョイスはあるのだけれど、ハワイじゃ暑そうだしな~。

娘自身は白の(当然か)肩があいて、後ろが引きずるような結構素敵なウェディングドレスを去年の秋ごろにレンタル予約しているんですけれど、私はどうしようかなぁ。

こちらはその衣装を探しに行った時の着物。


こういう普段着ならいくらでも気楽に買えるんですけどね。

贅沢な悩みかもしれないけれど、なかなか決まらないわ。

2011年1月23日日曜日

これが欲しかった~

私は無駄なものは買わない、持たないというタイプの人間だと思っています。

ところが先日、「3500円以上買ったらプレゼントがついてくる」というチラシについつい惹かれてしまいました。

たいしたものではないのですが、この手提げかばん。

これが欲しかったのです。


欲しいと思った理由は・・・

通勤のとき、お弁当や読みかけの本を入れるのにちょうど手ごろな大きさ。
素材はナイロンなので雨に濡れてもOK。
黒に赤のばらが可愛い。
外にも中にもポケットもついていて便利。
洋服にも着物にも似合いそう。

それでこのバッグに惹かれて、必需品ではなさそうな紅茶とかゴマとかおからクッキーなどを買ってしまいました。
無駄なものではないのですけれど、でもうちにもあるのよね。

おまけに、この手提げだって買えば1000円くらいなんでしょうけど。
それに店の名前が入っているのが嫌だなぁ。

あー、馬鹿だなぁとは思うのですけれど、でもときどきこういう衝動的なことをやってしまうんですよね~。

2011年1月22日土曜日

尾形光琳という人

琳派のお勉強の4回目でした。

今日のテーマは尾形光琳さん。

・・・なんて軽々しく呼んでしまいましたが、もちろんこの方は言わずと知れた元禄時代の有名な画家さんです。でもそれ以外にも蒔絵の絵を描いたり、着物の絵を描いたり、お皿をデザインしたり、いろんなことに関わっていたいわゆるマルチ・タレントのような才能があった人だったようです。


生まれは京都の有名な呉服屋さんで、そこの次男坊でした。

この呉服屋さんは徳川家出入りのお店で、お父さんがいたころはものすごく羽振りがよかったようです。
なんと東福門院和子(あのお江さんの娘で後水尾天皇の奥様)がこの店に注文した着物は1回で1億円だったとか。
ひぇ~ですけど、そういう上客のいるお店だったそうです。

ところがそのお父さんが亡くなり、ちょうどその頃から着物の流行も豪華な刺繍入りのものからもっと軽いタッチのものに変わっていったこともあり、お店はどんどん没落してしまい、光琳さんもそれまでの贅沢三昧な暮らしから借金生活になっていきました。

それでも若いころに培った美を追求する姿勢やデザイン能力が素晴らしかったため、中年になってからはどんどん立派な作品を作り出して行った人でした。

琳派と言えば、俵屋宗達やこの尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一などが同じ絵(風神雷神図)を描いているので有名ですけれど、私が好きなのはかきつばたの屏風図ですね。緑と青と金がとてもゴージャスできれいです。


こちらは彼がデザインした白い小袖。いろいろな草花がふわーっとしていてとても素敵。


この講座の面白いところはただ単に絵画を見るだけでなく、その画家の人生や、当時の時代背景なども教えてくれるところですね。とくに講師の先生は光琳の専門家なので、古文書などの資料なども豊富で、まるで歴史の授業を受けているようです。

こういうことをよく知っていたら、前に見た展覧会などももっと深く感じることができたでしょう。
こちらは昔のブログです。

2008年11月10日 大琳派展

2009年1月4日 かきつばた

今日もウールの着物でしたけれど、ちょっとは光琳さんに敬意を払って植物が描かれた帯を締めました。
水色のような薄いグレーの地に朱色の花が咲いています。何の花だか分かりませんけれど、優しい感じがします。


でも絵がうまく出なくて、大変でした。

2011年1月21日金曜日

脂肪&筋肉 買い取りキャンペーン

「脂肪&筋肉 買い取りキャンペーン」なるものに参加しています。

なんじゃ、こりゃ、と思うでしょ。


それは私の行っているスポーツ・ジムでのイベントなんですけれど、3か月の間に、脂肪がどれほど減り、筋肉がどれほど増えたかを測定して、その結果を1キロごとに1000円のキャッシュ・バックがあるというものなの。参加費用は1000円ですが、測定だけしても1回500円なので、2回の測定分になるので、元は取れるというシステムです。つまり使用前と使用後を比べるというわけ。

たとえば頑張って通った結果、脂肪が0.6キロ減って、その代わりに筋肉が0.4キロ増えた人は合計で1キロになるので1000円。
もっと頑張って脂肪が1キロ減り、筋肉が1キロ増えれば2000円貰えるという具合です。

「アメと鞭」作戦ですね。

それ以外にも10回通うとスポーツドリンクが1本、20回目にももう1本プレゼントされ、最終的にはまた全員の抽選をやって、何かが当たるかもしれないというもの。

このところ脂肪が多すぎて困っている私にはぴったりです。
先日の測定では、筋肉を増やすようにということでした。

おまけに骨粗鬆症気味で、高血圧気味なので、3か月の間になんとかしたいわ。

写真はハワイの景色。あと2ヶ月後にはここに行く予定です。
それまでに痩せなきゃ!

2011年1月20日木曜日

「六条御息所 源氏がたり」

林真理子さんの書いた本はほとんど読んでいます。
特に歴史上の実在人物をモデルにした「ミカドの淑女」(下田歌子)とか、「白蓮れんれん」(柳原白蓮)とか、実際にあった話を小説に仕立てるのはとてもうまい人だと思っていました。

また源氏物語に関しては何人かの翻訳ものを読み、解説書もかなり読んできました。

それが今度、林さんの手による源氏物語が出たので、わくわくしながら読んでいるところです。

それが「六条御息所源氏がたり」です。


この本の感想を一言で言うと、「さやさやさや」とした衣擦れの音が聞こえてくるような読みやすい源氏ものです。
高貴な人たちのため息、宮廷の女房たちのひそひそ声が聞こえ、光源氏の汗と香りが漂ってくるような感じがしました。
究極の恋愛小説といってもいいと思うわ。
時代こそ平安時代の話ですが、現代に生きる女性の恋愛ものといってもいいくらい、やさしい表現で書かれています。

何が面白いかというと、とかく悪女と定評のある六条御息所の生霊にストーリーを語らせるという発想が面白いのです。
源氏のことを「あの方」という表現にしているところがさすがに小説家だと思いました。
今までこんな源氏物語はありませんでしたもの。

ただし普通の源氏本にあるような四季折々の細々とした行事とか繊細な風景描写などはあまりないし、脚注も何もないので、まるで初心者が読んで時代背景がどこまで分かるのかなという感じがしますが、でも恋愛小説としてはとても上質なものだと思います。

この本は紫の上と契ったあたり、葵の上が亡くなったあたりで終わっていますが、多分、何年か後には須磨の話や源氏が亡くなった後の「宇治十帖」も書くのではないかしら。というか是非、書いてほしいわ。

これまで与謝野晶子の源氏や瀬戸内寂聴さんの源氏物語に挫折してしまった人にもお薦めの一冊ですよ。
2日もあれば読めると思いますよ。

2011年1月19日水曜日

日舞にチャレンジ

昔から日本舞踊というのに憧れていたし、歌舞伎の踊りを見るのも大好きなのですけれど、習うチャンスがなくて、というかすごく費用がかかりそうなので、遠い世界だと思っていました。

それが近所のカルチャーセンターで「日本舞踊でエアロビクス」の無料体験クラスがあるというので、どんなものかと思い、覗いてきました。

尾上流という流派の日舞の先生で、渋い紬を着ていらっしゃいました。

まずは立ち方、座り方、扇の持ち方、扇の開き方などを教えてもらい、そしてすぐに「寿」という長唄に合わせて踊りをする羽目になったのです。

なかなか難しいですよ。中腰でお腹に力を入れて立つのですけれど、ふらふらしてしまいます。
それにけっこう汗をかきますね。

生徒は5人ほどでしたが、私は姿勢がいいと言って褒められちゃいました。

月に2回のお稽古なんですけれど、どうしようかなー。
先生も素敵な方だし、筋肉強化にもよさそうなので、やってみようかな。

今日の写真は「FUZZY」さんからお借りしました。

2011年1月18日火曜日

ござれ市

今年初の高幡不動の「ござれ市」に行ってきました。


いつもよりもお店の数が少ないようでしたが、この日はちょうど世田谷で「ボロ市」が開かれていたので、そちらに出店したお店が多かったのかもしれません。

境内はまだ新年気分です。
遅い初詣に来た人たちもたくさんいました。


いつも近所の神社でお店を開いているおじさんに、ここでも会ってしまいました。
「お、今日も来たの」と言われてしまいました。
このおじさんのお店は、よく探すと、割と掘り出し物が見つかるのです。

この日も、ワンコインで夏の着物を見つけました。
グレイのシルクウールというものだそうですけれど、シャリシャリした感じが涼しそうでよかったわ。

「こんなきれいなのにどうして500円なのかしら」と尋ねると、
「みんなシルクじゃないと嫌だって言うんだよ。それで安くしているのさ」とのこと。
でも私は触り心地が気持ちいいので、
「こんなにきれいなのにもったいない。それじゃ、私が着てあげるわ」と言って買ってきました。
6月ごろになったら着ようと思います。

他のお店にも行ってみました。

前々から欲しかった鮫小紋がありました。
えび茶というか蘇芳色というか、私好みの色です。
サイズもぴったり。

ちょっとお値段が高かったんですけれど、どこかのおうちの紋がついているので、粘って半額にしてもらいました。
でも可愛い紋なので、私は気にしないわ。


鮫小紋に一つ紋を入れると格調が高くなるので入学式とかにも着られる、と着物の本には書いてありましたが、もう入学式などには縁がないのですよね。お茶席にも行かないし、一体いつ着るんだと自問してしまいました。
ま、そのうち機会を見つけて着てみたいと思っています。

この日の装い。


今、一番、出番の多いモノトーンのウールの着物に赤い半幅帯でした。それに黒の洋服用のマントを羽織りました。
この組み合わせは、とても暖かいのです。

ちょっと見には高級そうに見えるらしくて、やはりワンコインをあさっていた人から
「それ、大島でしょ」なんて言われたりして、まさかねー。

ちょっとこのところ散在してしまったので、しばらくお買い物はお休みにしなくっちゃね。

2011年1月17日月曜日

抹茶あんみつパフェ

娘が久しぶりにやってきました。
と言っても、お正月に来たばかりなんですけどね。

今回は、押し入れにしまってあるスノーボードのウェアを取りに来たのです。
ちょうど彼氏が出張だそうで、泊まりがけです。

こんなお土産を持ってきてくれました。


私の好きな抹茶、お餅、スポンジ、ゼリー、あんこなどが入っています。

さすがに母親の好みは良く分かっているわね。

あー、おいしかった!


でもよく見たら、330キロカロリーもありました。

まぁ、おいしかったからいいか~。

2011年1月16日日曜日

着物検定

毎日、寒くて良く晴れています。

寒いので、このところ通勤はパンツにブーツというスタイルになってしまいました。
一度このスタイルにしてしまうと、スカートを履くのには勇気がいります。
プラットホームで電車を待っているとき、スカートだと足元がスースーするのです。

その点、着物は暖かくていいですよ。

先日、あまりに寒いので背中にカイロを貼って出かけたら、ちょうど帯のところに当たったので、暑かったわ~。でも帯を解いて取り外すこともできず、ふーふー言っていました。

*******

「着物検定」というのがあるそうで、問題集を買ってみました。


5級から1級まであり、簡単な問題もありますが、地理や歴史の問題も多くて、面白そうです。
秋に試験があるようです。
この検定に受かったからといって何もメリットはないのですが、少しは着物の知識が増すかと思い、ちょっと勉強してみようかと思います。


夕方には富士山がきれいに見えます。
幸せなことです。

2011年1月15日土曜日

「帰ってきた江戸絵画」 その2

先週、「帰ってきた江戸絵画」の事前学習をしましたが、今日はその実践編ということで、朝から千葉まで出かけてきました。

こんなバスに40人が乗って出かけました。バスの横に市の名前が入っていてちょっと恥ずかったですけれど、中はきれいでしたよ。


着いたところは千葉市立美術館といって、今年で創立15年だそうで、その記念展示が「帰ってきた江戸絵画展」でした。


この美術館は千葉の中央区役所のある建物の7階と8階に入っているのですが、すごく素敵な建物でした。

というのもここはかつて昭和2年に建てられた川崎銀行千葉支店(昔はそういう銀行があったそうです)の建物だったそうです。


古い建物をそっくり包み込むようにして建てられたので、あちこちに昔の銀行の面影がありました。


こんな重厚な感じです。


昭和2年建築というと、先日出かけた「小笠原伯爵邸」とちょうど同じ年。
このころは西洋風の建築が流行ったのでしょうか?


ギッターさんのことは前にも書きましたが、ニューオリンズの眼医者さん(網膜の世界では有名な方だそうです)で、まだご存命の方でした。
彼が27歳のときに来日して、まず日本の「はにわ」に興味を持ち、そして焼き物、次に日本絵画に興味を持ち、たくさんの美術品をアメリカに持ち帰ったわけです。
それが今回、日本に戻ってきたので「帰ってきた」というタイトルが付きました。

どんな作品が展示されているかは前回の学習で画像を見て来たのですけれど、やはり実物を見るとまた違いますね。画像だと紙に描いたものと絹の布に描いたものの区別がつきにくいのですが、やはり実物はすぐに分かります。

行きのバスの中で、講師の先生が「どれが一番気に入ったか、その理由も帰りのバスで発表してもらいますので、そのつもりで見てください」とおっしゃるで、真剣になって見比べました。

植物の絵、動物(虎、龍、鶴、からすなどが多かったです)の絵、達磨の絵、水墨の風景画などいろいろありましたが、私は人物が描かれていものが気に入りました。というのも江戸時代の着物の柄や髪型などがじっくりと観察できるので、それで人物画が好きなのです。

こちらは「美人見立士農工商図」というもの。ちょっと面白いでしょう。


人物画の中で、私が一番印象に残ったのは、遊女が三味線を持って立っている絵。
絽の着物も素敵でした。高輪から海を眺めているポーズでした。
高輪は母の実家のあったところで、私も子どもの頃、高輪の家から東京湾を見たものです。

絵を見た後は千葉ポートタワーというところでランチ休憩をしましたが、曇っていたのでタワーに上ることもなく、ちょっとぱっとしないところでした。晴れていたら景色もよかったでしょうに。


それでも千葉の海を眺めてぼーっとしていました。家族連れもちらほら遊びに来ていました。


帰りのバスで、一人一人、好きな絵画を発表しましたが、いろんな感想や意見があって面白かったわ。
ご自分も絵を描くので専門的な感想を言う人もいましたけれど、人それぞれで、なるほどねーと思いました。
私の感想については先生は「個人的な経験とぴったりの絵があってよかったですね。きっといつまでも忘れない絵になるでしょう」とおっしゃってくださいました。

千葉に行ったのはかなり久しぶりでしたが、ここには県立美術館というのもあり、できればそちらも見てみたかったです。また千葉にはモノレールも走っていて、びっくりしました。

今回、残念だったのは天気予報で雨が降るかもしれないというので、着物で行けなかったこと。これは残念でしたね。

2011年1月14日金曜日

「日本のおしゃれ展」

銀座の松屋デパートで開催中の「日本のおしゃれ展」に行ってきました。


これは池田重子さんという日本を代表する、有名な着物コレクター兼デザイナーの方が集めた着物の展覧会です。

センスがよくて斬新なデザインの着物や、明治・大正・昭和の古い着物がた~くさん展示されていました。

さすがに着物姿の方が多かったですね。
水商売か、お茶の先生か、その道のプロという人がたくさんいて、会場は女性の熱気でムンムンでした。

今年の干支のウサギ柄の着物や、ニューヨークをイメージした着物もありましたね。

ため息が出るようなものばかりでしたが、でもあまりに素敵過ぎて手が届きませんね。

お土産に展示品のカタログを買ってきました。後でゆっくりと味わうことにしましょう。

同じフロアで着物や小物やかばんなどを売っていましたが、どれもいいお値段でした。
私はせめてもの記念にと、襦袢に使う襟芯を買ってきました。399円でした。

この日のよそおい。


「おしゃれ展」というので、白っぽいおしゃれな着物にしましたが、なんだか着付けがうまくいかなくて、鏡の前で何回もやりなおしをしてしまいました。裾の丈が長くなってしまい、外にいる間、ずっと気になって仕方ありませんでした。

鏡など見なくても一発できまる場合と、何度やりなおしてもうまくいかない場合があるのです。

それもまた着物の魅力かな。

2011年1月13日木曜日

スグレもの

ちょっとしたスグレものを通販で入手しました。

こんなきれいな包装に入っています。


中はこんなものが。


さて何でしょう?
といっても普通の人にはあまりご縁がないものかもしれません。

先ほどの包装の裏を見ると・・・・。


そう、帯締めの房カバーなのでした。薄いフィルムが巻いてあります。
これを房の先巻きにつけるのです。


帯締めの房はどうかするとすぐにボワボワになってしまい、広がってしまうのです。

着物のお手入れの本を読むと、「帯締めの手入れをするには、ヤカンの湯気をかけるとまっすぐになる」と書いてあるのですけれど、そんな面倒なことしたくないですよね。

このカバーならとても簡単。
おまけに10本セット(帯締め5本分)で500円以下ですし、繰り返し使えるので便利です。

お習字の筆にも使えそうなので、書道をされる方にもいかがでしょう?

世の中にはいろんなものがあるのですね~。