初詣は御嶽神社まで

ここ数年、初詣は明治神宮や川崎大師などたくさん人の行くところに出かけたり、あるいは近場の深大寺にお参りをしていたのですが、今年はちょっと変わったところに初詣に行きました。

というのもハイキング好きの妹が来日しているので、少し遠出をして奥多摩にある御嶽神社まで行ってみることにしました。

そこには素晴らしい風景が広がり、そしておいしい食事と、気持ちの良い温泉が待っていたのでした。
新年早々、良いことづくめで、ラッキーなスタートとなりました。


御嶽は紅蓮さんのブログを見て、一度は行ってみたいと思っていました。

うちを朝９時ごろに出発してＪＲ立川まで行き、そして青梅まで行きました。

青梅からは青梅線というローカル電車に乗り換えます。この路線は中学生のころ、よく遠足で行ったところですが、最近は沿線には新しい家が立ち並び、昔の風景とはだいぶ変わっていました。

御嶽駅で降りると、急に周囲に山がそびえていました。

バスに乗り、ケーブル下の停留所まで行きます。

「滝本」からケーブルカーに乗ります。


このケーブルカーは勾配が２５度もあるという急斜面でした。


途中、下りのケーブルカーとすれ違います。お正月らしくお祝いの日の丸をつけています。


ここがケーブルカーの終点。


そして今度はリフトに乗り、そして徒歩で御岳神社まで２５分くらい歩きました。
新年早々、ハイキングです。

途中には茅葺の古いおうちもあったりします。


見晴らしの素晴らしいこと。


なんとあの東京スカイツリーが見えるのですよ。
写真でははっきりしませんが、目で見るととてもよく分かります。
筑波山や日光、江ノ島まで見えるそうです。


御嶽神社に到着しました。


ここはヤマトタケルノミコトの難を救ったといういわれがあるそうです。


たくさんの社がありました。


妹と二人で、
「日本人は生まれたらお宮参りに行き、結婚式はキリスト教でやって、死ぬときはお坊さんのお世話になる。
これっていくら外人に説明しても分からないのよね」とかいろいろとおしゃべりしながらお参りしてきました。


かつては徳川の将軍もここへお参りに来たそうで、江戸城から神社までの道中を描いた絵本もありましたが、山の上まで登るのは大変なことだったでしょうね。


散策の後は、「山香荘」（さんこうそう）という民芸食事どころに行きました。


ここは作家の浅田次郎さんのお母様のご実家だそうで、もう２００年以上前からのおうちだそうです。


お食事（刺身こんにゃくが最高でした！）＋　ビール　＋　温泉付きで１９９５円。
ものすごく得をした感じでした。


お店のインテリアもとても素敵。


いろいろなものが集められています。


お料理も良かったし、温泉も良かったし、最高でした。


さて、御嶽神社で引いた今年のおみくじ。
「吉」でしたが、なんとなく意味深長でした。

　よき手づるあれども今は行き届かず
　目上の人に用いられる事あるべし
　其の時正直をもって勤めなばますますよかるべし
　何時迄も此の通りなると思ふまじ
　幾末を思ふべし

うーむ、老後のことを考えろということでしょうか？